第十四回文学フリマのサークル配置 C-59(ジン太)

第十四回文学フリマのサークル配置が発表になりました。

われらSUMMER CAMPは[C-59]です。よろしくお願いします!

心の中のジュブナイルを探してる人、ありし日の一輪の花……もといショタと出会いにくる人、BLはむしろ食い物ですブロマンスは飲み物ですな人。ゲイ小説って読んでみたいよねーという人がいたら、文学フリマはC-59に来てみて!

※ 今日はSEO対策のためにキーワード多めでお送りしております。

今回も新刊を引っさげて(絶賛公正作業中)行きますので、待っててくださいねー☆

ジン太

『サマーキャンプ vol.4』収録作「空とコイン」(ジン太)

書くのが一番遅いジン太です。こんにちは。

今回、幽霊と少年の話を書きました。
僕が書く話は、いつもAIだのARだの、「人間のように見えるもの」が出てきます。きっと僕はそういうフェチを持っているに違いないのですが、その自己分析はまたの機会にするということで、収録作「空とコイン」のあらすじ紹介いきます。

「空とコイン」あらすじ
夏樹が目を覚ますと、幽霊の瑛太が目の前にいた。しかし夏樹は驚かない。持ち前の懐疑主義で、「実は幽霊じゃなくて俺の妄想じゃないのか?」と思い、幽霊か妄想かどうかを証明しようとする。そして、瑛太の家で弟くんから思い出の百円玉をもらったあと、夏樹と瑛太の共通の友達であるリョースケの家に行く。そこでリョースケから、実は瑛太と付き合っていたんだという秘密を聞かされて……

けっこうがっつりゲイの恋愛の話も出てくるっす。
晋太郎くんの話(具体的に言うとvol.2の「フェイクファー」)を読んでいて、「次こそはゲイがちゃんと出てくる話書くぞ……次こそは……」と思っていたので、今回書けて満足です。フフフ。

晋太郎くんがパブーで出してる「あかとみどり」にわりと世界観が近いのですが、同じ題材でも書く人によってテイストがぜんぜん変わるのが面白いねえ、とか晋太郎くんと話したりしていました。

SF担当としては、今回は「すこしふしぎ」なほうのSFですねえ。幽霊の証明はされていない懐疑派ネタとかもちょっと入れたりして楽しかったです。

僕は何のために書いてるかっていうと、中学生だった自分のために書いているので、中学生だったころ、ゲイだとか好きだとか悶々としていたころに読みたかったなー、と思って書きました。心はいつも15才っていうじゃないですか!

さて音楽ネタ。
最近出たSFで、『南極点のピアピア動画』(野尻抱介)ってのがあるんですが、これがおもしろかった。
ニコニコ動画コミュニティと、初音ミクの存在を下敷きにしたSFなんですが、その中で出て来た歌、「ハジメテノオト」にハマっちゃいました。最近は古いボカロの曲も聞き始めてます。

なんとなく、僕がAIに代表される「人間でないもの」に、人の心を投影してしまうのが、少しわかったような気がしました。『南極点のピアピア動画』おもしろかったですよー。ニコニコ動画のこと少ししかしらない僕でも(でも一応プレミアム会員)すげーって思いましたよ。超オススメ。

とまあ今日はこのへんで。
いままだ校正中なんですが、ちょこちょこ記事をアップできたらなーと思います。試し読みとか。ではまた!

(ジン太)