C79進撃報告。

30日は室内の大掃除。換気口、風呂場、あと窓廻りの掃除をして、午后は天候も回復したので、前日に引き続き局回りを目論んだが、さすがに家の近辺はあらかた制圧したうえに、家を出たのが15時だったため、今日は1局のみにとどまる。その代わり、市街中心部ではないので余裕であった。
しかし、夜になって新大阪新聞の解散公告を見たものだから寝るどころではない。
結局、今日はろくに寝れず6時過ぎに家を出て、東臨経由でC79へ向かう。国際展示場から東会場への待機所へ歩くが、海際なので風が吹いて体感温度は下がるものの、今年の中国東北部に比べれば屁でもない。自分はジーンズだから砂利敷に座っても何ともないが、ロングスカートの女性は大変。しゃがめないし。
待機所で2時間ほど待って(その間ピーナツを食べて空腹を凌ぐ)、10時半に列が動き出すので会場ヘ動く。まずは東2-P22bへ向かい、書籍の査収。次にP24bを回るが、誰が誰だかさっぱりわからなかった。そしてP07bへ向かい、書籍査収と共に挨拶に上がるが、雰囲気に気圧されてしまいキョドってしまいました。誰だこの怪しい男は、と言われてしまっても仕方のない状況で、あんな資料を渡してしまっていいのだろうかと自己嫌悪に陥りそうになる。
気分が落ち着かないので喫煙所で一服して、「鉄」関係のサークルを回るが、東6エリアがとんでもない混雑で、人混みに流されながらどうにか「鉄」「旅行」関係のブースへ辿りつく。一通り見た限りでは、「海外鉄」サークルは存在しないので、競合関係は生じないものの、自分のような「中国貨車研究」が果たして実績を挙げられるか少し不安になる。ましてや、「同人誌」というよりは「同人誌の体裁を取った論叢」なんて受けるかどうか見当もつかない。ただし、ブースをどういう形にすればいいかという参考にはなった。

昼食後、午后はコスプレ会場(2)と企業ブース。なかなかカオスな世界が広がっていて面白かった。特に「ガチャピンさん」「(本当に横になってリラックスしている)リラックマ」「GUNDAM:Made in China」が絶品。ぐるぐる回って、コスプレ会場(1)を軽く流して、また東会場ヘ戻る。あとは適当に流して回るだけで、15時半に帰宅の途につく。
今回の本来の目的は、C80参入前提の現地調査という点ではかなり得るものがあった。ただし「検証本Vol.4」を読んで、その質の高さに「ああこの才能には敵わない」と痛感するばかりであった。アプローチの違いはあれども、あそこまで読ませる文章は自分には書けない。なにぶん研究分野が特殊なだけに、どうやってとっかかりを持ってもらうかというのは最大の課題。どうしても一次資料を基とした論理展開で押さざるを得ないにしろ、元々がマイナーなネタなので、今の方向性では少々苦しいのかも知れない。

本日の査収案件(C79)

(1) 「脚本集」
(2) 「復刻本」
(3) 「検証本Vol.2」← 未査収だったので。
(4) 「検証本Vol.4」(おまけ付)
(5) 「残骸列島の旅2」
(6) 「2011廃墟暦」
(7) 「化成品コンテナ積荷目録」
(8) 「東方粉飾劇」

何気に8冊も調達していた。一応自分の守備範囲内のものということで。いや、さすがに18禁のブツを調達するのは家族持ちの身では危険だw

C79追記(出展者の印象)。

東2-P22b: 腰回りがだいぶ太いような気がした。
東2-P24b: 誰が誰やらさっぱりわからなかった。隣のブースが大人気。
東2-P07b: 申し訳ないですが、怖かった。お互いそう感じてたかもしれないですが。
東5(鉄エリア): おー懐かしや、RM元常連さんではないか。査収してはじめて気付く。

年末のご挨拶(明日は年始のご挨拶)

本年一年間、弊blogをご訪問いただきありがとうございました。
SY1698名義では5年以上もなんとなく続いてきてしまいましたが(それも軸足が非常に多岐にわたり、益々収拾がつかない)、来年は正直なところどうなるかさっぱりわかりません。
家庭の事情とか、海外再下放とか(考えたくもないけど)、あるいは斬首か(夏場は特に体調を崩しまくったので)、何があるのがわからないのがこの世の中、命あっての物種ですので体には気をつけます。
来年もよろしくお願いいたします。

「週刊ファイト」発行元の現況(清算手続開始)

http://d.hatena.ne.jp/SY1698/20101219/ の続き。
http://d.hatena.ne.jp/sfx76077/20101229/
藤岡真氏が本件について言及していたので、ふと調べてみたら、「週刊ファイト」の発行元である「新大阪新聞株式会社」が本年12月1日付で解散公告を行っていた。平成22年12月1日水曜日官報(号外第253号、86頁)より。

解散公告
当社は、平成二十二年十一月三十日開催の株主総会の決議により解散いたしましたので、当社に債権を有する方は、本公告掲載の翌日から二箇月以内にお申し出下さい。なお、右期間内にお申し出がないときは清算から除斥します。
平成二十二年十二月一日
大阪市西区川口一丁目四番二八号
新大阪新聞株式会社 代表清算人榎本康人

事実上「死んでいる」会社でも、そのまま何もしなければずっと休眠会社のままである(破産手続の予納金が積めないケースはよくある)。前代表者死後4年を経過して清算に移行したのは、復刊の見込みが絶たれたからだろう。そう考えると、「復刻」自体は非常に絶妙なタイミングである(国会図書館にも1980年以前のものは存在しない)。ただし、清算法人といえども著作権自体は有しているし、原作者・作画者の著作権も継続して存在するので、最低限、著作権継承者への公告は必要と考える。
(爾後更新)
一応、復刻本のまえがきには

「なお、原作の南郷清氏、絵の尾妻たかし氏、クレア企画という会社も、ネットなどで調べたが情報は皆無であった。ご存知の方があれば一報を求めたい。」

という記述がある。
ところが、実は当書籍には後付にも連絡先・メールアドレスが書かれていない。著作権継承者はどうやって連絡をとればいいのだろうか?また、清算会社新大阪新聞株式会社が著作権を主張してきた場合*1、どういう対処をするつもりなのだろうか。

*1:清算法人は新規に営業活動をすることはできないが、残余資産確定のための債権請求が可能なのは言うまでもない。