Hatena::ブログ(Diary)

唐沢俊一検証blog

2019-01-26

ファースト・フィナーレ。

14:32

「カラサワ5つの誓い」

一つ。体調の悪いままホッピーを飲まぬこと。

一つ。天気のいい日に帽子を干すこと。

一つ。ネットに書き込むときには検証者に気をつけること。

「次郎ちゃーん」

一つ。他人の文章を頼りにしないこと。

一つ。舞台の上で前説をしてトラウマを作らぬこと。

「聞こえるかい? 唐沢さーん!」

 

 最終回なのでね。『電脳なをさん』で「ウルトラ5つの誓い」をネタにした時もやっぱり「次郎ちゃーん」は入れてたのでオタクとしてそれに倣いました。「♪復讐の風〜」ときたら「飛鳥ァーッ!!」と入れたくなるのと同じで。…まあ、本気で唐沢さんと何かを誓おうとしたら5つじゃ済まないからなあ。次郎くん、ずっと砂浜を走らなきゃいけなくなる。初見では二代目ゼットンのゆるさが頭を占領していたけど、今になってみると「ああ、終わっちゃうんだなあ」という胸を締め付けられるような感じがあって、これもいい最終回だと思う。…という感じで、最後なのに特撮話で始めるというのが我ながらダメダメなのだが、あまりシリアスになるのもおかしいからこれでいいのかな。


 というわけで、2008年7月から10年以上にわたって続けてきた「唐沢俊一検証blog」、今回を持ちまして更新を終了させていただきます。長きにわたってご支援していただいた皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 …しかし、自分で言うのもなんだけど、長すぎですよね。もっと早く終わらせるべきでした。唐沢氏の本が最後に出たのが2012年12月で、このブログも2013年以降は更新がかなり飛び飛びになって惰性のように続けてしまっていました。だから、今回のはてなダイアリーのサービス終了は終わるいい切っ掛けになって本当によかったと思います。特に不自由することなく書かせてくれた、はてなダイアリーにも感謝します。引き続きはてなブログでもよろしくお願いします。

 そして、唐沢俊一氏にも感謝申し上げます。これまで何度も書いている通り、自分は唐沢氏が憎くて検証をしてきたわけではありませんし、検証を通じて多くを学べたと思っています。おかげさまで検証を始める前よりはいくらかマシな自分になれました。ですから、唐沢氏が演劇あるいは文筆業でまた華々しく活躍されることを心から祈るとともに、もしも新刊が出た暁には必ず新しいブログで取り上げることをここに誓います。及ばずながら全力で検証します。唐沢さん、本当にありがとうございました。


 それでは、今後の方針をいくつかご説明させていただきます。

1.新ブログについて

 これからは「ex検証ブログ」にて更新していきます。はてダがサービス終了と聞いた時に「はてブで続けるとして、そこでも唐沢検証をやるの?」と思って正直ウンザリしてしまったのですが、そこで「そうじゃない。これからは唐沢俊一以外のテーマを検証しよう」と思ったら目の前が明るくなったんですね。実際、旧ブログでも唐沢氏以外の人物を検証する機会もありましたし、興味のあるテーマはわりとあるので、これからはそれに取り組んでいこう、と決めた次第です。まだ準備中の段階ですが、第1回目を見てもらえれば新ブログ方向性は理解していただけるかと考えています。正直、対象が代わっただけであまりやることは変わらないので、これまで通り好きにやっていくつもりです。あまり頻繁に更新できないはずですが、最低でも月に1回は記事を上げていくつもりなので今後ともどうぞよろしくお願いします。

2.Twitterについて

 実はTwitterを始めていました。新ブログの告知用に作ったのですが、現状ではダラダラと無駄話をしている有様ですので、気軽にのぞいてもらえれば幸いです。…そういえば、Twitterの方で唐沢スレ@5ちゃん一般書籍板の人に一言書いたのだけど、どうも話が通じなかったようで「ムキになって反論するのはおかしい」などと逆に妄想をこじらせていく一方なので、自分としてはこれ以上説得するつもりはありません。まあ、唐沢スレやうちのブログのコメント欄で暴れる限りは世間に迷惑をかけはしないはずなので、「検証班は芦原太郎と同一人物だ」「検証班はプロのライターになろうとして失敗した」とか根拠ゼロの妄言をいくら言ってくれても構いません。妄想の人が心身ともに健やかであることを願います。

3.「検証本」完結編について

 出すことにしました。一応今年の冬コミに出すつもりでいますが、どうなるかはわかりません。委託オンリーになる可能性も無きにしもあらず。内容としては、完結編なので総括をすることになるはずですが、前回参加したのが8年前の夏コミなので、時間が経過してどのような変化が生じたのか、というのも考えるべき点かも知れません。あと、本を買った人だけにある「お知らせ」をするつもりなので、興味のある人は冬コミでぼくと握手!

4.やり残したことについて

 そう。これがあるから終わるに終われなかったわけで。具体的に言えば、「『フィギュア王』で唐沢氏が永山薫氏に謝罪した件」「唐沢氏による『テヅカ・イズ・デッド批判ですね。この2つは事情があったり書き方に苦労したりで旧ブログでは発表できなかったのですが、それでもなんとか「検証本」完結編で取り上げることにします。もしくは新ブログで取り上げることになるかも知れませんが、いずれにせよ、この2つは必ずなんとかします。それと、「『唐沢俊一検証blog』10年の歩み」も最終回までにやっておけばよかったかな、と思ったのですが、これも「検証本」完結編か新ブログでやることにします。

5.唐沢俊一氏について

 Twitterで氏の活動に触れることはあっても、新ブログではよほどのことがない限り取り上げないのではないかと思います。Twitterでちょこっと触るくらいがちょうどいいような気もするので。もちろん、新刊が出たら話は別です。


 とりあえずお伝えするのは以上です。

 最後にひとつだけ確実に言えるのは、このブログをやってよかった、ということですね。そりゃあ、訴訟や探偵をほのめかされたり、つらいこともいろいろありましたが、多くの人に読んでいただき、多くの励ましの言葉をいただき、応援してくれている人と直接お目に掛かれたり、普通に暮らしていれば会えない人にも会えたり、いいことの方が断然多かったですね。ふてくされてばかりの10代を過ぎ、ふてくされてばかりの20代を過ぎ、ふてくされてばかりの30代を過ぎ、ふてくされてばかりの40代になりましたが(分別はいつつくのやら)、新しいブログも今まで通り楽しみつつやれたらいいな、と思います。

 

 

 最後になりますが、「唐沢俊一検証blog」、これまで応援してくださって本当にありがとうございました。よろしければ「ex検証ブログ」もごらんになってください。それではごきげんよう


kensyouhan

ファースト・フィナーレ

ファースト・フィナーレ

ウルトラ5つの誓い

ウルトラ5つの誓い

地獄のズバット <怪傑ズバット>

地獄のズバット <怪傑ズバット>

愛し愛されて生きるのさ

愛し愛されて生きるのさ

知泉知泉 2019/01/26 15:30 お疲れ様です。P&G発覚から早12年、反面教師でもありつつ、
真実にたどり着くためのワクワクの冒険を準備してくれた氏に感謝しつつ、
検証という上質なエンタテインメントを本当に楽しませて貰いました。
12年前の僕らは頭をひねって”雨上がりの夜空”なんて聴いてた
ふぞろいな雑学はまだいまでも世間にはびこり悩ませるけど
自分も検証blogのお陰で雑学家として何をすべきか見えて来た気がします。
次のblogも期待しています。

村崎百一郎村崎百一郎 2019/01/26 16:36 長い間本当にお疲れ様でした。新しいブログも期待しております。
完結編、楽しみです!

古賀古賀 2019/01/26 17:26 長い間お疲れ様でした。そうか、もう10年以上になるんですね。

大袈裟ではなく唐沢俊一検証は1つの可能性を提示したと思います。

>これまで何度も書いている通り、自分は唐沢氏が憎くて検証を
>してきたわけではありませんし、検証を通じて多くを学べたと
>思っています

こういう検証や批判は、本当に対象が憎い人がやると短期的には
良くてもどうしても長期間になるとスタンスに無理が生じてくると
いう気がします。そういう意味でも唐沢俊一検証が長続きしたのは
批判対象との距離の取り方についての1つのお手本になると感じま
した。

まだ「検証本」完結編も残っていますので、お役に立てるかは
わかりませんが、何かありましたら遠慮なく言っていただけた
らと思います。新ブログも楽しみにしています。

NNTNNT 2019/01/26 17:33 お疲れ様でした
新しい船出も楽しみにしています

南無三南無三 2019/01/26 19:03 改めて長い間、お勤めお疲れ様でした。
冬コミ……C97になりますか。
以前お会いした時は白衣のお姿でしたが
もしサークルでまたお会いできるのなら
完結編本を含め楽しみにしております。

yonocoyonoco 2019/01/26 20:42 お疲れ様でした。結果としては、10年以上の長旅でしたねえ( ; ゜Д゜)
今後のことなんて誰にもわかりませんが、新ブログも楽しみですね〜

2019-01-24

新にして真にして神。

06:55

 シン・ゴジラには大してハマらなかった。劇場には3回しか行かなかったし(堀込高樹は4回観ている)、グッズもブルーレイと『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』しか買っていない。「21世紀の邦画暫定1位」と心中ひそかに考えていて、そう言うといかにも大仰だが、たかだかこの15年あまりで1位というだけで、それほど評価しているわけではない。ホラン千秋似のママさん(実在します)が『シン・ゴジラ』を観て、「日本の官僚って優秀なんだね!」と感激しているのも聞いたが、「現実とフィクションをごっちゃにすると唐沢俊一になるよ」と思っただけだった。しかしながら、残念なことに映画の見方がおかしかったのは美人ママさん(実在します)と唐沢氏だけでなく、あの町山智浩氏もそうだった、というのが「唐沢俊一検証blog実質最終回のテーマである。


 唐沢氏と町山氏が『シン・ゴジラ』をめぐってtwitterでバトったのは一昨年10月のことで、一連のやりとりはtogetterにまとめられている。個人的には、このやりとりの中で『新・UFO入門』盗用事件について語っているのが非常に興味深かったのだが、それについては過去記事でまとめているので参照されたい(その1その2

その3)。…唐沢氏は反省してないのか、できないのか。

 さて、このバトルについて取り上げる前に、唐沢氏がバトルに先立って『シン・ゴジラ』を批評しているのも紹介しておこう。週刊新潮2016年9月1日号特集記事に唐沢氏がコメントしている(現在は「デイリー新潮」で読める)。

ところで、今、なぜゴジラなのだろうか。評論家の唐沢俊一の回答はこうだ。

「最初の『ゴジラ』は、第五福竜丸事件の年に封切られました。日本人が水爆への漠たる恐怖を抱いたとき、水爆実験で怪獣が目覚めるという映画で恐怖が具現化されたのです。また、1954年は高度成長が始まった年で、見慣れた風景が次々と壊されていくイメージとリンクした」

 だが、高度成長が終わり、バブル景気から平成の時代には、「大気汚染食品添加物メタファーは、むしろホラー映画の幽霊などだった」が、近年、それが変わったという。

東日本大震災が起き、福島原発事故が発生し、人間の恐怖の対象として災害が改めて認識された。われわれは戦争以外の、新しい破壊の恐怖を体験したのです。この映画は明らかに災害映画で、内閣がどのように対応し、自衛隊への命令がどう出されるかということは、自然災害への対応を元にしています」(同)

こうして、庵野氏の情念があまりに強く押し出されたというこの映画。唐沢氏は、それはオタクならではのものだと、こう語る。

「『シン・ゴジラ』が今までのゴジラと大きく異なるのは、無駄がないこと。70年代、80年代のゴジラには色恋沙汰などの人間模様も入れ込まれていたけど、今回は恋愛も一切描かれていません。これはオタクにしかできない決断です」

 オタクであればこその思いきりが生み出した、純度の高さだというのである。

 前段はいいとしても、後段は明らかに妙だ。庵野監督は『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラグラウンドワークス)に収録されたロングインタビューで、人間ドラマを入れろという要求をかなり執拗にされたと語っているが、それを突っぱねた庵野監督の気力を称賛できても、オタクだからそれができた、という話にはならない。意気地のないオタクだっていくらでもいるだろう(唐沢検証を見ても分かる)。上で挙げたロングインタビューによると、

もともと僕は、どちらかというと粛々と変化する状況が客観的に描かれていて登場人物の主観的なドラマが少ない作品が好きなんですよ。(後略)

庵野監督は語っていて(P.494)、もともとの好みもあったのだろう。なお、「登場人物の主観的なドラマが少ない作品」の例の一つとして『日本のいちばん長い日』が挙げられている(『シン・ゴジラ』を観てしばらくしてから『日本のいちばん長い日』を観る機会があったが、思いのほか似ていて笑ってしまったので、興味のある人は観たらいいと思う)。あと、庵野監督のフェイバリット映画として知られている『激動の昭和史 沖縄決戦』も。どちらも岡本喜八作品。

 ただ、この記事の中で、唐沢氏より妙なコメントをしている人がいるので、一応紹介しておく。

さて、若いころから庵野総監督をよく知る評論家の岡田斗司夫は、庵野氏がリアリティにこだわったというこの映画に、また別の影を見ている。

ゴジラは最初、蒲田から品川へ向かいます。これは庵野くんの家から(自身のアニメ制作スタジオの)カラーへ向かう道のりだという指摘もある。うつ状態で1年ほど出社できなかったのが、ようやく行けるようになったという姿です。またラストに、石原さとみに向って長谷川博己が“辞めることで責任をとる”という発言をしたあと、一人になって“オレは辞めない”とつぶやく不自然なシーンがあります。辞めて責任をとるというのは宮崎駿監督のことを指していて、“オレは辞めない”というのは“エヴァンゲリオンの続編を作る覚悟ができた”という意思表明なんです」

 『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』によると、まず、ゴジラの上陸ルートは初期のプロットでは芝浦に上陸することになっていた(そのまま海には戻らない)。その後、アクアトンネル直上→羽田空港から京浜運河を北上→芝浦で上陸して品川まで移動して海中へ→鎌倉に再上陸という流れに変更されたのだが、結局、皆さんご存知の通り本編では芝浦ではなく蒲田に上陸することになる。「えっ蒲田に?」が「えっ芝浦に?」になっていたのかもしれないのか…。同書P.502より庵野監督のコメント。

確か3月中頃に樋口監督らがロケハンに行って「京浜運河は沿岸の画が面白くないから、海老取川から呑川にして、上陸は蒲田にしましょう」と。僕は台本の作業で春は籠りっぱなしだったので「まあ、そう言うなら。でも僕は場所をよく知らないから台本の柱はそちらで直して」という感じでした。(以下略)

 はいダメー(トム・ブラウン風に)。誰の指摘を聞いたんですかね…。その後で、岡田氏は「プライベートフィルムを大予算で作っている」とも評しているのだが、これを見る限り、岡田氏は『シン・ゴジラ』を『新世紀エヴァンゲリオン』と同じような作品として見ているのではないか。『エヴァ』を批判していた岡田氏が『エヴァ』の延長線上に『シン・ゴジラ』を見るのも奇妙な感じだが、過去の作品と関連付けるのであれば、モルモット吉田氏の批評の方が妥当だと個人的には思われる。あの音楽が何度もかかるからといって、あまり『エヴァ』に引き付けて考えるのもどうかな、と(あれがかかると条件反射で血が騒いでどうしようもない)。あと、ロングインタビューの中で庵野監督は「周囲のことも考えている」と何度も強調していたから、「プライベートフィルム」みたいに言われるのはすごく嫌がりそうだし、そもそも映画は基本的に一人で作れるものではとてもないから(アニメとはスタッフの数も違うだろう)、やはり岡田氏の見方には疑問がある。

 で、いよいよ本題の唐沢vs町山に入るわけだが、この件に関して自分が一番に感じるのはしょうもないという気持ちだ。いや、だって、過去記事でも指摘しているが、2人とも庵野監督の元の発言を確認しないままやりあっているんだもの。プロ同士が又聞きでやりあうなんて、目の前が暗くなる。というか、この件に関連して発言した人でソースを確認しようとした人がどれくらいいたのか。山本弘氏がデマによる大虐殺を心配するのも無理はないかもね。

 ほんでもって、肝心の発言も「どうか」という感じだ。まずは唐沢氏のツイート

国民はみんな、国政に頑張っている安倍首相の足を引っ張る野党の姿にストレスを感じていたのですね。なんか今の若い人の感覚に、すごく納得。

 「唐沢さんのツイートをいちいち取り上げないようにしてブログを休んでいたのは正解だわ」という感想しか出ない。雑すぎて話にならないもの。言うなれば「検証またぎ」。それでも気を取り直して一応やってみると、なんといっても「国民はみんな」というすごい出だし。「メロスは激怒した」とは別の意味でハートを鷲掴みにされるすごい出だし。もうここだけで「そんなわけねえだろ」と終わってもいいと思うのだが、そうもいかないのが検証者のつらいところだ。しかし、出だしを無視したとしてもやはり話にならないのには変わりない。だいたい、その年ヒットした1本の映画と国民性を関連付けて話をしている時点で粗雑極まりないし、『シン・ゴジラ』を観に行ったのは若い人に限らないだろう。それに、みなさんご記憶の通り、2016年には『シン・ゴジラ』以上にヒットした君の名はが存在している。こっちはどうなるの? という疑問が当然湧く。要は、唐沢氏が面白く感じたとはいえたった1本の映画を元に唐沢氏の都合のいいように世間を語っているだけなのだ。雑すぎて話にならない、ともう一度書いておく。

 はっきり言って、この唐沢氏のツイートに負ける方が難しい。自分でもこれくらい突っ込めるのだ。しかし、どういうことなのか、 町山氏のツイートはそれを下回ってしまう。

シンゴジラ」には足引っ張っる奴が出ている。大杉漣首相小池モドキ防衛大臣たちで、そいつらがいっぺんに死んだから仕事が楽になる。それとあのな、「シンゴジラ」と今回の選挙を強引に結び付けるないで消えてろ唐沢俊一

 なんといっても、このバトル全般に言えることだが、町山氏は感情的になりすぎである。「冷静に間違っている人」と「感情的な正しい人」がやりあっているのをみれば、観衆は前者に軍配を上げたくなるものだ。発言の内容よりも立居振舞いが評価される、ということは確かにあるので、自分も気をつけたい。まあ、唐沢氏はこれまでの論争でも外見上一応は冷静に振舞ってきた人だから通常運行なのだけど(自分は唐沢氏は多分に感情的な人だと思っている)。しかも、残念なことにこのバトルでの町山氏は「感情的な間違っている人」になってしまっている。誤字が二か所あるのもさることながら、大杉漣首相小池モドキ防衛大臣たちで、そいつらがいっぺんに死んだから仕事が楽になる」というのは『シン・ゴジラ』を観たほとんどの人は首を傾げるのではないか。いや、そんなことはなかったけどなあ…。あと、唐沢氏も町山氏も平泉成に触れていないのが不思議ではある。

 この後、延々とバトルが続くのだが、唐沢氏がシニカルに雑なことを言い、それに町山氏が激昂して反撃する、という流れは変わらず、精神衛生上よくないのでそれを逐一見ていきはしない。善男善女のみなさんならば、2人の最初のツイートを見ただけで「あ、これダメなやつだ」とお分かりになるかと思う。

 ただ、ひとつだけ町山氏のツイートを取り上げておきたい。

唐沢俊一、あんたはもう終わったんだ。事実を受け入れて消えてなさい。

 このツイートは自分も過去に取り上げているが、後になって「ああいう風に言ったらダメだとはっきり書いておくべきだった」と反省したので、今回あらためて指摘しておく。誰かが誰かに対して「終わった」などと言う権利はない。町山氏だって「終わった」と言われたら嫌だろうに。唐沢氏は終わってなどいない。むしろ今からが始まりかも知れないではないか。自分はそう期待している。

 ついでに唐沢氏のツイートもひとつだけとりあげておこうか。これとか。

自民勝利選挙後でイラついてるんでしょうwシンゴジラへの批判に、政府の人間である主人公が日本を救う大政翼賛映画だというのがあり、監督がそんな映画を作った理由が「頭の悪い足引っぱり役を置かない」ということで、なんで若者が安倍支持に回るかの理由のひとつとして納得するものがありました。

 これを見ればよくわかるんだけど、唐沢氏は別に自民党安倍政権を積極的に支持しているわけじゃなくて、自分の嫌いなリベラルな人が自民党安倍政権批判的だから敵の敵は味方で持ち上げているに過ぎないのではないかなあ、と思う。で、何故リベラルが嫌いなのかというと、自分が生活しているこの社会が平穏無事なものだと思いたいのに、リベラルな人が殊更に問題点をあげつらっている(ように見える)から、なのではないかなあ。過去にこのブログで唐沢氏を「現状維持」の人だと論じたけど、これもその一環。でも、まあ、Twitterで見る限り明らかに体調に異変をきたしているのに、それでも病院に行かないあたり、唐沢氏の「現状維持」精神はかなりの代物なのではないか。自分はもう唐沢氏に病院に行けとは言うつもりはないんだけど。

 結局のところ、このバトル、唐沢氏の勝ち、と判定されている方もいるようだが、個人的には「唐沢氏の負け、町山氏の大負け」くらいが妥当な評価だと思う。スポーツならば勝ち負けがはっきりつくが、ケンカでは「どちらも負け」ということも有り得る。あと、唐沢氏に比べて町山氏には評価を落とす余地があった、というのもあったと思う。少なくとも「国民はみんな」というのを勝たせるのはまずい。ただ、盗用の件について唐沢氏から発言を引き出した点は町山氏の功績である、と一応記しておく。

 

 これだけではどうか、と思ったので、町山氏の『映画ムダ話』の『シン・ゴジラ』の回も聴いてみた(収録は2016年9月)。出だしで『シン・ゴジラ』と『下町ロケット』が似ている、という話になるのだが、「国民全員が、日本人全員があのドラマによって高揚する感じ」と言っていたのでひっくり返ってしまった。…こっちもか〜。こっちも「国民全員」か〜。言いたくなっちゃうのかな〜。

 それと、庵野秀明矢口蘭堂みたいな話になって、『シン・ゴジラ』という作品をコントロールしていた庵野監督と、いわゆる「内閣総辞職ビーム」によって上の地位にいた政治家が死んでしまったことによって、そこから自分の思い通りに話を進められるようになった矢口がダブっている、という見立てを町山氏は披露しているのだが、ここを聴いて「あ、なるほど」と納得がいった。つまり、そのような見立てがあったから上に引用したツイートをしたわけだ。岡田氏の「プライベートフィルム」説とも近い見立てだけど。…しかし、矢口の思い通りに話が進んでるか、というとこれも疑問で、町山氏が自らの見立てに都合のいい解釈をしている感は否めない。やぐちひとりではヤシオリ作戦の成功は覚束なかっただろう。

 ただ、そうは言っても、やはり聴くべきところはあって、『妖星ゴラス』をはじめとした東宝特撮映画が戦後日本のナショナリズムをある意味で象徴していたとするくだりなどは、かつて『怪獣学・入門!』(JICC出版局)を編集した人らしいものだったし、『春と修羅』にからめた読み解きなどは当たっているかどうかは別にしてもつい引き込まれてしまいそうになった。町山氏は『シン・ゴジラ』に似ている作品を次々と挙げていっているのだが、ロングインタビューを読む限りでは、今回の庵野監督はその手のモトネタについてはかなりあっさりしていて、樋口監督から「グドンツインテールの回に似てるね」と指摘されても「そういえばそうかな」くらいのそっけないリアクションしかしていない(グドンツインテールは町山氏も指摘している)。本当に無意識だったのか、とぼけているのかは不明だけど。

 もうひとつ思ったのは、トークを聞くと文章に比べるとずいぶんと隙が多いように感じる、ということだ。「え?」「そうかな?」と聴きながら戸惑うことがしばしばあって、「町山さん、文章はしっかりしていると思うんだけどなあ」と少し考え込んでしまった。最近でも町山氏は『ボヘミアン・ラプソディ』について間違いを指摘されていたが(togetter)、あれもラジオでしゃべった内容を突っ込まれていたから、やはりトークだと隙が多くなって危険なのだろう(しかも最近では音源が残って動画サイトにアップされたり文章に起こされたりして検証しやすくなっている)。


 結論としては、唐沢氏も町山氏も自分の見たいように見ているせいでどちらも話がおかしくなっている、ということは言える。批評なのだから、独自の見立てやある種の偏りはあってもいいのだろうが、それも程度問題であまりに行きすぎると単にズレた話になってしまう。プロでもそうなるんだなあ、というのが驚きである。あとは、『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』は読んでおいた方がいい、というのと、「国民みんな」「国民全員」というワードは使わない方がいい、というところだろうか。主語がでかいにも程がある。


 …以上をもちまして、「唐沢俊一検証blog」における検証は終了いたしました。次回、最終回では皆さまへのご挨拶と新ブログへのご案内をする予定です。遅くても1月27日までに更新しますのでどうぞよろしく。

シン・ゴジラ Blu-ray特別版3枚組

シン・ゴジラ Blu-ray特別版3枚組

町山智浩の「アメリカ流れ者」

町山智浩の「アメリカ流れ者」

愛をあるだけ、すべて(初回限定盤)(DVD付)

愛をあるだけ、すべて(初回限定盤)(DVD付)

魔法戦隊マジレンジャー VOL.1 [DVD]

魔法戦隊マジレンジャー VOL.1 [DVD]

走れメロス (新潮文庫)

走れメロス (新潮文庫)

君の名は。

君の名は。

やぐちひとりDVD Vol.1&2 BOX

やぐちひとりDVD Vol.1&2 BOX

南無三南無三 2019/01/24 08:27 本当に、本当にお疲れ様でした。
新ブログの方も楽しみにしております。
(すぐに次のやりたいことができるのは素晴らしいことです)

NNTNNT 2019/01/24 09:58 お疲れ様でした。
唐沢氏以上にアレな立場をゲットしちゃった町山氏でしたね。
20年前のパイ投げ騒動の動画が公開され続けてるのとかも、
映画評論家として比較的最近認識した人には良い印象を与えないですよね。
仕事を雑に扱う、やっつけをしだした時に人はガセで埋め合わせしようとする法則があるんでしょうか。
即時性っていう事でポッドキャスト配信等にいち早く可能性を見た町山氏だったけど、
書く仕事と喋る仕事のクオリティを同じに保てなかったのかな?と本当に近年は残念な気持ちです。
唐沢氏はまだ終わらないと思うし、町山氏もテレビに出る事増えたし、
色々見所は尽きないですよね。
新ブログ楽しみにしています。

こちらのブログでは、主語の大きな人の言動はよく観察すべきだという事を学びましたw。
唐沢氏がよく『我々』を使ってたのを思い出します。

諸葛 均諸葛 均 2019/01/24 17:07 検証ご苦労様でした。町山さん、トークだと盛り癖が発揮されるんですよね。事実よりも面白い方を優先してしまう誘惑に勝てない。

古賀古賀 2019/01/24 21:56 >という見立てを町山氏は披露しているのだが、ここを聴いて
>「あ、なるほど」と納得がいった。つまり、そのような見立
>てがあったから上に引用したツイートをしたわけだ。

「「シンゴジラ」には足引っ張っる奴が出ている。大杉漣首相と
小池モドキ防衛大臣たちで、そいつらがいっぺんに死んだから
仕事が楽になる。」という町山さんの断言的なツイートに「あれ、
映画ではそんな風に表現されていたっけ?」と違和感があった
のですが、見立てが先行しての話だったとすれば、わりと納得は
できます。

>町山氏が自らの見立てに都合のいい解釈をしている感は否めない。

というのは賛同するのですが、それでも「唐沢俊一、あんたはもう
終わったんだ。」とか言い出さずに、終始映画評論家としての解釈
スタンスに徹すれば、それなりに唐沢さんとのやりとりを有利に
展開できたとは思えます。

>結論としては、唐沢氏も町山氏も自分の見たいように見ている
>せいでどちらも話がおかしくなっている、ということは言える。

実のところ「自分の見たいように見ている」同士で感情とレト
リックだけで正面からやり合うと、意外と唐沢さんは強い(しぶ
といと言うべきか)気はしてます。

abab 2019/01/24 22:04 山本、君の名はで彗星の軌道がおかしいと騒いだこと、当時のスタッフから恨まれてたわ。
ツイッターで「そこそこ名の知れたSF作家が、彗星の軌道がどうのとうるさくて」なんて。

ミスを指摘するだけならいいんだけど、「彗星が重要な要素の映画なのに、監督は天文学も知らないで作ってんのか」とか言い出すし。
つーか、あいつは他人の作品を褒める時も貶す時も、古典名作を山ほど挙げて「あの作品は何十年も昔にもっと凄いことやってたんだ」とか知識をひけらかしたがるんだよなー。
要するに自分が頭良いと見せ付けたいんだよ。

そのくせ自分は「所得税払わない革命」だし。

あとリハビリ記で、戦場ジャーナリストの安田さん叩きに対して反論してるけど、なぜか山本美香さんのフォローばっかで、タイトルになってる安田さんをなぜ擁護するのかが書かれてない。
そもそも美香さんをフォローしたかったら、彼女を「魔の魅力がどうの」と意味不明にディスってた唐沢に文句言うべきだろうに。
その辺の一般人よりは、まだ影響力あるんだから、唐沢は。

gurenekogureneko 2019/01/25 06:23 長い間、お疲れさまでした。
書ききれない程、様々な点で勉強させて頂きました。
新ブログも楽しみです。

諸葛 均諸葛 均 2019/01/25 12:48 まあ確かに映画評論家の方がダメージ大きいですよね。

SY1698SY1698 2019/01/26 01:03 お疲れ様でした。コミケに参加されたのもずいぶん前のこととなってしまいましたね・・
はてなブログで更新をお待ちしております

kensyouhankensyouhan 2019/01/26 05:07 コメントありがとうございます。

>南無三さん
やりたいことはたくさんあります。

>NNTさん
>パイ投げ
本当だ。動画がある…。それで思い出しましたが、町山さんのキネ旬襲撃を知って「俺もパイ投げやってみたいなあ」と思って知り合いとやったことがあります。完全にバカなんですけど、ぶつけたりぶつけられたりで、なかなか楽しかった覚えがあります。町山さんはぶつける一方でぶつけられなかったのがよくなかったのかもしれません。

>諸葛 均さん
サービス精神なんでしょうけど、それでリスナーを怒らせたらいけません。

>古賀さん
唐沢さんより伊藤剛さんの方が悪いように思った人がいる、というのもこれと同じことなのか、と思いました。唐沢さん、うわべは冷静そうに見えますから。でも、昨日あたり町山さんの悪口みたいなのをつぶいてましたから、本心はそうでもないんじゃないかなあ、と人の悪いことを考えてニヤニヤしています。

>abさん
山本さんも好きな映画が観れなくてお気の毒なのであまりいじめないであげてください。

>gurenekoさん
こちらこそ勉強させていただきました。これまでのご指摘に感謝します。

>SY1698さん
その節はお世話になりました、と書いてから、「この節」も「あの節」もお世話になっていたじゃないか、とあらためて思いました。お世話になり通しで本当にありがとうございました。はてブでも頑張ります。

村崎百一郎村崎百一郎 2019/01/26 16:46 町山氏のトークといえば、スコット・ピルグリムの上映記念の時が印象的ですね。ゲーム関連になると妙にアヤフヤで最前列のファン?スタッフ?に色々助言されてなんとかこなしていました。
今回のエントリーと直接関係が有ることではないのですが、読んでるうちに思い出したので。

2019-01-12

Ain't No Mounting High Enough.

12:47

「山本弘のリハビリ日記」を読んでいたら気になる記述があった。山本氏の著書からの孫引きになってしまうが、著者本人がした引用なので間違いのないものだろう。

 2016年4月、熊本で大きな地震が起きた直後、「熊本朝鮮人井戸に毒を投げ込んだぞ」というデマが流した奴がいた。それも1人や2人ではなく、ものすごくたくさん! 8月の広島土砂災害でも「広島被災地在日韓国人火事場泥棒開始」というデマが拡散した(広島県警が正式に否定)。関東大震災から80年以上経った今も、デマを流してあわよくばまた大虐殺を起こしてやろうと狙っている者が大勢いるのだ。

 ここで「?」となった。「大虐殺を起こしてやろう」? 「大虐殺をしてやろう」じゃなくて?

 いや、特定の人々を「大虐殺」しようと企む悪(としか言いようがない)の集団がいるというならまだ理解できる。しかし、「起こしてやろう」というのは他人まかせでまわりくどい。それに、デマに煽られて「大虐殺」をしてしまうくらい今の日本国民民度は低いと山本氏はお思いなのだろうか。もしくは、「自分なら煽られたらそれくらいやりかねない」と山本氏は自己分析されているのか。

 もしかすると、流言蜚語に乗じて大虐殺の実行を目論む集団あるいは個人の存在を山本氏は実際に把握されているのかもしれないが、それなら今すぐにでも警察に通報すべきで、ネットや著書を通じて批判するなどあまりにも悠長すぎる。逆に集団の存在を把握しないままこのような話をしているのであれば、それはいわゆる陰謀論で、トンデモの一典型になってしまう。右でも左でも政治的な立ち位置を問わず、仮想敵を設定して論を進めていくのは知的衰弱の表れでしかない、と自分は考えている。「どこかで悪いことを企み実行している連中がいる」と考えて、話を分かりやすくしたいという願望に屈してしまっているのだ。


※ 上記の太字部分を一部修正しました(1月17日)


 一言で言ってしまえば、山本氏はデマを流す理由を見誤っている。もっとも、日記の中で山本氏が「善意」でデマを流す人がいる、と書いているのは当たっている。昨年9月に発生した北海道地震では「もうすぐ余震が来る」というデマがネット上で流れたが、あれだってデマを流した人は早めの避難を呼びかけるつもりでやったのであって悪気があったわけではないはずだ(いつどこに地震が来るか分かればどんなにかよかったか…)。

 外国人がよからぬことを企んでいる、といったデマを流す、あるいは外国人に対して差別的言動を取る人たちの多くは本気でやっているわけではなく、「ネタ」として消費しているだけ、というのが本当のところだろう。そう言っている人たちが本気で外国人排斥に動いていたら、もっと大変なことになっているはずだ。あくまで口だけの、何ら真剣味の伴わない行為なのだ。

 一例を挙げてみると、百田尚樹氏がTwitterで、

はっきり言います!

韓国という国はクズ中のクズです!

もちろん国民も!

と呟いた後で、韓国人の母親を持つ人から反論されて、

誤解しないで貰いたいのですが、私の韓国非難ツイートは、レーダー照射に関する私自身のツイートに対して追加したものです。

軍も政府メディアも一丸となって嘘をつき、逆ギレする様を見て、それらを支える韓国国民もクズと言ったのです。

一般論として、人種差別をしたわけではありません!

と返事している(Twitter)。…いや、それで「誤解するな」と言うのは無理だよ、とか、作家なのに言葉軽いなあ、とか何重にも呆れる。百田氏が「韓国国民はクズ」と本気で考えていたとしたら、「あなたのお母さんもクズです」と反論してきた人に返事しなければいけないはずなのだが、弁解しているところをみるとよく考えもせずに発言していたのが見て取れる。百田氏はつくづく隙の多い人なのだが、そういう隙の多さを改めるどころか逆に自らのチャームポイントのように考えているようにも思われる(こういう人を相手にした検証は難しい、というのは『日本国紀』騒動を見てもわかる)。困った人である。

 百田氏をはじめ、この手の発言をしている人の本気度はきわめて疑わしい。だからといって、自分はその手の発言およびデマは大したことはない、と言いたいわけではなく、それはそれで悪質だと言いたい。同級生をからかっているうちに、その子が泣いたり怒ったりしたら、「冗談なんだから本気になるなよ」とヘラヘラ笑ってごまかすようなタチの悪さ、とでも言うべきだろうか。まあ、この問題に限らず、政治や社会についてSNS過激な発言をする人は大勢いるけど、自分の発言が実現したらどうなるのか考えて発言しているのか、というときわめて怪しいところだし、ある問題について調べて考えていくとおのずと口は重くなっていくものだし、自分と関わりのある問題であれば尚更口は重くなる。よく知らないからこそ好きなことを言える、というのは確実にあるし、逆に言えば、好きなことを言うためにあえて知ろうともしない、ということすらあるのではないか。

 山本氏に話を戻すと、氏には「デマを流す少数の悪質な人間」より「デマに流されない大多数の普通の人間」を信じた方がいい、と言っておきたい。何より思い詰めるのは身体に毒である。


・本題。みなさんは、何気なく本を読んでいたら自分のことが書かれていて驚いた、という経験がおありでしょうか? 自分はあります。2016年11月に発行されたロマン優光『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』(コア新書)で、唐沢俊一氏に言及した部分があるので、まずそこを引用してみる。同書P.175〜176より。

 そういえば、唐沢さんが数々の盗作・盗用疑惑で追及されていた時期があるじゃないですか。それは自業自得なんですが、中には追及するのは微妙なのではないかというケースもあったんですよね。先人の書いた雑学本やエピソード集みたいなやつからネタをもらってくるというのは、昔は色んな人がやっていたことなんですよね。そこは時代による感覚の違いみたいなもので。

 唐沢さんの場合、この著作権意識が発達した現代において、同時代の人、しかもアマチュアの人相手にそれをやってしまったことが大問題で絶対に悪いのですが、あまりにも細かい所や過去すぎること、グレーゾーンの中でも白寄りのあたりまで追及されたのは、さすがに気の毒かなとは思いました。状況証拠だけで黒だと決めつけることは、検証と言う場では許されないとは思うのですが、そういうレベルのこともありましたしね。

 「ああ、なんか言われてるなあ」というのが最初に読んだ感想。つまり、ロマン氏は、唐沢氏を検証している人は細かいところまで追及しすぎなんじゃないの? と疑問を呈しているようなのだが、それはその通りだと思う。今になってみれば、自分でも些末な点を取り上げたこともあったかもしれない、と思うことはある。ただし、それにはそれなりの理由もあって、あえて重箱の隅までつつくような真似をしたのは、あくまで検証を厳密なものにしたかったからで、つまり隙のある検証よりは細かすぎる検証を選んだのだ。だから、「細かすぎる」というお叱りについては甘んじて受けるしかない。それに、「グレーゾーン」の事柄を取り上げたこともあったと思うが、その際には間違いだとか盗用だとか直ちに決めつけることはせずに、留保付きで取り上げるようにしたつもりだが、もしも配慮を欠いて決めつけたことがあったとすれば、それは自分としても望ましいことではなく修正しておきたいので、お気づきになられた人がいれば、どうか具体的に指摘してほしい。

 ここまでは唐沢検証一般についての指摘だと思っている。別に自分だけが検証をやっていたわけでもないので、もしかすると他の方への指摘だったのかもしれない。だが、これに続くくだりは明らかに自分を指している。同書P.176〜177より。

 唐沢さんを追及していた人たちの一人が、私が昔書いた唐沢さんに関する雑文の中のネタと内容的にかぶることを書いていたことがありました。その人は、以前にその雑文の感想を書いていたことがあります。私がパクリではないかと指摘したところ、彼は「その文章のことは存在を忘れていたのでパクったわけではないし、語句が少し違うのでパクリとは言えない。」という弁明をしました。しかし、彼は唐沢さんに関しては、より状況が不明瞭な場合でもパクリ認定していたのですよね。

 いや、読んだものを忘れていて、何かの拍子に内容だけ思い出した場合、自分の中から出てきたことだと思ってしまうことは誰にだってあります。自分の中にある情報がどこから来たものなのか全て把握するのは不可能だからです。私だって、気づかないうちにやってしまっていると思います。だから、「意図的にパクったわけではない」という彼の弁明は嘘ではないと思います。ただ、唐沢さんに対してはより厳しい基準でパクリ認定を行っていた人の発言としてはどうかとも思います。彼の振りかざしていた基準でいうならば、彼は私の文章を間違いなく盗んだことになるのだから。

 私は、唐沢さんは職業上許されないことをしたと思いますし、全く好感は持っていません。ただ、追及する側にフェアな精神とバランス感覚がなければ、やり過ぎてしまうことで、自分たちの評判を下げるようなことになり、かえって相手を利することにもなりかねないのです。自分も、他人を批判してしまう時にはそういうところを気にかけてやっていきたいと思っていますが、できているかどうかは自信がないのです……。

 はい。これは自分のことですね。詳しくは過去記事を参照されたい。

 一言で言えば、ビックリした。そうとしか言えない。いや、だって、商業出版された本でわざわざ素人アマチュアブロガーのことを触れるなんてなかなかあるものじゃない。だから、驚いたその後で「ありがたいな」とも思ったし、その点ではロマン氏に感謝しています。

 ただ、文章の内容については首を捻らざるを得ない。まず、自分は「語句が少し違うのでパクリとは言えない」とは弁明していません。それは上でリンクを貼った過去記事を読んでもらえればわかるかと思う。でも、これってなんだろう。それこそロマン氏が記憶に頼って書いているのか、意地の悪い見方をすれば、自分を卑怯者に見せかけようとしているのか。何も知らない人が読めば、いかにもズルイ奴にしか思えないもの。

 ただ、それは細かいことだから別にいい。一番気になるのは「唐沢さんに関しては、より状況が不明瞭な場合でもパクリ認定していた」「唐沢さんに対してはより厳しい基準でパクリ認定を行っていた」。この部分。ここは読んでいて「え?」と目が点になってしまった。

 え? いつ? どこで? 一体どのケースで自分が唐沢さんに対して厳しいパクリ認定を行っていたのか、本気でわからない。上に書いたことの繰り返しになってしまうけれど、これに関しても具体的に指摘してほしい、と本気で思っている。もしそんなことがあったなら直さなくてはいけない。

 自分としては軽はずみにパクリ認定をしないように気をつけていたつもりだったので、この指摘は本当に意外だった。たとえば、ワンフレーズが同じだったくらいですぐに「パクリ」と認定するようなことはしないように心掛けていた。唐沢氏の文章とネタ元とされる文章を比較して、複数にわたって重複が見られるか、重複した部分の分量が長いか、または同じ箇所で同じ間違いをしている、とか、そういう件について取り上げてきたつもりだが(それこそ何度も比較対照表を作ったくらいだ)、そうでないケースもあったのだろうか。不安になる。…いや、もうブログの更新も終わるから言ってしまうけど、実は他にも怪しいケースはあったんですよ。「これってパクリなんじゃないの?」という。ただ、上にあげた基準から外れていたのでやめにしたわけで。「細かすぎる検証を選んだ」と言っておきながら矛盾しているけど、ライターにとって盗用の疑惑をかけられるのは重大なことだというのは自分でも理解しているつもりなので、その辺を考慮して自重したわけだ。そのあたり、自分に「フェアな精神とバランス感覚」があったかはみなさんに判断していただきたい。

 あと、唐沢氏に関しては青山学院大学を卒業したのか、という問題もあるけど、これに関しても自分は「卒業していない」と決めつけたことはないはずだし、いや、ガセにしろパクリにしろ、決めつけはしないように気をつけているつもりだったんだけど、そうでないこともあったのかなあ、と困惑している。長く続けてきたせいで記憶も曖昧だ。まあ、たまに過去の記事をチェックしているうちに唐沢氏に対して過度に感情的だったり攻撃的なくだりを見つけては、「なっちゃいないな、俺」と訂正することはあるので(その場合は断り書きをしたうえで直しています)、全く問題はないとは言い切れないのが情けないんだけど。別に唐沢さんが憎くてやっているわけじゃないし、悪口を言って気持ち良くなりたいからやっているわけでもないので、あくまで冷静にやるべきだし、感情的な文章を書けば後でつらくなるのは他でもない自分自身なのだ。

 ついでに書いておくと、さらにこの後で、

 あと、唐沢さんのところはプロダクションの形をとっていたし、スタッフが資料集めとか編纂をしていたんだと思うんですよ。

 とあるが(P.177)、そうだったのだろうか。


 この本は発売直後に読んでいたのに、何故2年半も抛っておいたかというと、自分でも思いも寄らないことを言われたのでどう対応していいかわからなかった、ということもあるし、それと同時に思いも寄らないことなら別に反論しなくてもいいんじゃない? という怠け者・インサイド・ミーの囁きがあったせいもあるが、いずれにしても早めに反応した方が良かったのは確かなので、その点はロマン優光さんには申し訳なく思っている。

 ただ、この本は別の箇所で当事者から事実誤認の指摘を受けていたりする(Togetter)。「業界の人って大変だなあ」という感想しかないが、そもそもロマン氏がこの本の中で「映画秘宝まつり」の件にこだわっているのも正直よくわからない。町山智浩氏がイベントではしゃいだのだとしても、それはサービスの意味合いもあっただろうし(過去にはもっとすごいこともしていた覚えがある)、場の空気を読めずにはしゃいだおじさんが顰蹙を買う、というのは自分を含めた世間一般のおじさんたちが自戒すべき事柄であって、別にサブカル関係者に限った話ではない。ロマン氏は町山氏に思い入れがあるがゆえに「もっとちゃんとしてほしい」と思っているのだろうけど。

 個人的な話をすると、少し前に実家に戻った時に、父が「町山智浩は面白いな」と言い出したので驚いたことがある。サブカルにはまるで興味のない人なので、WOWOWか『週刊文春』で話を見聞きしたのだろう。それ以来、町山氏の本を父によくすすめるようになったし、「俺、町山さんに“文章が上手い”って言われたことあるよ」などと言ったりしている。父親にマウンティングするな、という話だが。それはさておき、つまり、父の事例は町山氏がサブカル以外の人にも届くような手堅い仕事をするようになったというひとつの証明でもあって、ロマン氏の「後進に道を譲らない」云々の指摘は少しずれているように自分には思われる。ロマン氏とは逆に、今の町山氏を「丸くなった」と不満に思っている人もいるだろうし、どっちにしても批判は避けられないのがつらいところだ。まあ、町山氏が連載を持っている『週刊文春』がサブカルで活躍した人を多く起用しているのも興味深いところではあるが(なにしろ桜玉吉氏までいる)。ちなみに、次回は実質最終回になるが、そんな(?)町山氏を取り上げる内容になる予定。もちろん唐沢氏も。

 『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』という本自体に関しては、ロマン氏の個人的な思いを吐露したエッセイに近い内容で、分かる部分もあればそうでない部分もある、という感想を個人的には持った(岡田あーみん氏に言及していたのは面白かった)。とはいえ、くりかえしになってしまうが、商業出版された本で自分のような素人アマチュアブロガーのことを触れてもらってありがたい、というのが一番の思いだ。

D

イントロだけで名曲だとわかる。



世にも不思議な怪奇ドラマの世界

世にも不思議な怪奇ドラマの世界

今こそ、韓国に謝ろう

今こそ、韓国に謝ろう

おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)

おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)

古賀古賀 2019/01/12 19:27 >百田氏はつくづく隙の多い人なのだが、そういう隙の多さを改めるどころ
>か逆に自らのチャームポイントのように考えているようにも思われる

読者に完全に盲信してくれる人と単にある政治的スタンスの大物だから方向
性や意見が一致している時に限り大事にしてくれる人とそれに加えてある程
度は行動に整合性や倫理性を求める人と色々入り混じっているので、どの方
向に影響力を振るかについて完全に考えがまとまっておらず振舞いが混乱し
ている気はします。
完全に盲信タイプにのみ影響力を振ればいいと考えていたら、「誤解しない
で貰いたい」とか言い訳しないでしょうね。

山田一郎山田一郎 2019/01/12 19:41 「してやろう」ではなく「起こしてやろう」というのは自分自身は一切手を汚さず他人にやらせるという意味なんでしょうけど
(当然自分が批判されたら逃げの一手)
山本氏自身のツイッターアカウントで菊池誠、森奈津子(一応SF作家)、松崎いたる(共産党を除籍され、自身のアカウントで共産党の誹謗中傷と自己宣伝ばかりツイートしている板橋市議)他、百田尚樹と大差ない「起こさせたい」連中のツイートばかりRTしているのはどうなんですかね。

「オタクの表現の自由」とかの党派性が絡むと倫理も歪み常識も吹っ飛ぶということですか。

yonocoyonoco 2019/01/12 20:23 『唐沢俊一さんが悪いことしたのはたしかだけど、だからといって徹底的に追及するのはやりすぎだ』という意見は、一定数いるだろうし、今回取り上げたロマン優光さんのもそんな感じですね

abab 2019/01/13 01:23 山本が「デマを流すな」と言い出したら、皆で「JKハル」って連呼してやりゃいい…
と思ったけど、「あの騒動の後に、ちゃんと最後まで読みましたよ」なんて他人事のようにシレッと言うぐらいだから、効かないか。
なにせ「読む前に騒動を起こしたのが問題視されてるんだ」「読んだのならまとめであんたに質問した奴らに答えろ」と言われてもダンマリだし。

オヨよオヨよ 2019/01/13 07:28 山本弘は陰謀論を批判しながら陰謀論に傾斜しやすい人だし、
レイシストの志水一夫を擁護して自分やと学会に対する批判を回避したり、
上に名前が挙がっている百田と大差ない連中とつるんでいたり、
「表現の自由」を人質にとって「差別の正当化」を図る人達をRTしたり、
またダブルスタンダードやってるな(笑)。
と山本弘には否定的な私ですが、

>外国人がよからぬことを企んでいる、といったデマを流す、
>あるいは外国人に対して差別的な言動を取る人たちの多くは本気でやっているわけではなく、
>「ネタ」として消費しているだけ、というのが本当のところだろう。
>そう言っている人たちが本気で外国人排斥に動いていたら、もっと大変なことになっているはずだ。
>あくまで口だけの、何ら真剣味の伴わない行為なのだ。

これは聞き捨てならない。
ネタなら何を言ってもいいのか?
他民族に暴言や罵声を浴びせてもそれが口だけの、何ら真剣味の伴わない行為だから相手は傷つかないのか?
傷つけられた人達に「あの人達は本気でやってるわけではありません」と言えばそれですむのか?
大変なことになってないのは差別主義者達はそれを実行する力を持ってないだけなのでは?
そして彼らはそれを(自分の手を汚さずに)実行できる力を欲しているのでは?
そもそも差別的言論がネットや路上に溢れ公僕である警官がデモに参加した沖縄県民に差別的な罵倒をした現状は結構大変なことなのでは?
「民度」という言葉が今までどういう使われ方をしてきたかに無関心なのでは?
検証班氏のこの発言に関するもうれつ先生の意見を聞きたい。

古賀古賀 2019/01/13 09:07 >ここで「?」となった。「大虐殺を起こしてやろう」? 
>「大虐殺をしてやろう」じゃなくて?
> いや、特定の人々を「大虐殺」しようと企む悪(としか言いよう
>がない)の集団がいるというならまだ理解できる。しかし、「起こ
>してやろう」というのは他人まかせでまわりくどい。

本来の目的は悪意のある噂が広がるのを面白がる程度だけれど、
「その噂が元で人が死ぬような事態になってもそれはそれでかまわ
ない」というタイプの扇動者を想定しているんじゃないかと。
「大虐殺をしてやろう」だと必ず結果発生させるぐらいの強力
な意思がある扇動者を指す感じなので「大虐殺を起こしてやろ
う」という表現を選んだんじゃないかと思います。
「あわよくば」という言葉を使っているし。

古賀古賀 2019/01/13 09:58 >デマに煽られて「大虐殺」をしてしまうくらい今の日本国民の
>民度は低いと山本氏はお思いなのだろうか。

「なんの根拠もない都市伝説を平気で信じることがどれほど危険な
ことなのか、わかっているのか?」という文章の続きとして関東大
震災の事例を出しているので、民度はともかく「デマに煽られて「
大虐殺」をしてしまう人間(日本国民)は現在もいる」という前提
に立っていると思います。

震災時に流れたデマによる虐殺事件、とりあえず日本史上、前例のある
ケースなので、デマに煽られた殺人が偶発的に発生するケースまで否定
するには当時と全く状況が異なるという材料を出す必要がある気が
しますので、私としては山本弘さんの意見にも一理あるかなと思っ
てます。私だったら「大虐殺を起こしてやろうと狙っている」という
表現は使わないとは思いますが。

オヨよオヨよ 2019/01/13 10:04 >外国人がよからぬことを企んでいる、といったデマを流す、
>あるいは外国人に対して差別的な言動を取る人たちの多くは本気でやっているわけではなく、

「口で言ってるだけで実際に行動に移してないから問題ない」って言いたいんでしょうか?
「行動に移してない」からといって本気で差別しているわけではないと言えるでしょうか?

ヘイト街宣している人達は本気でやっているけど検証班氏が考える「大変なこと」を起こすまでの力が無いだけなのでは?
差別主義者は検証班氏が考える「大変なこと」を起こすまでの力が欲しいと考えたことはないのでしょうか?
入管で収容された外国人が酷い待遇を受けその挙句死亡したり、外国人研修生が多数不審死を遂げているのはそれこそ差別主義者の望む「大変なこと」と地続きなのでは?

>しかし、「起こしてやろう」というのは他人まかせでまわりくどい。

ルアンダの虐殺って知ってる?
自分の手を汚さず罪に問われないなら他人まかせでまわりくどくてもやりたい人はいるのでは?
「他人まかせでまわりくどいから自分が表に立って虐殺してやろう」と思う考える人の方が珍しいのでは?

>仮想敵を設定して論を進めていくのは知的衰弱の表れでしかない、と自分は考えている。

「在特会」や「日本第一党」やその支持者は仮想なのですか?

>あれだってデマを流した人は早めの避難を呼びかけるつもりでやったのであって悪気があったわけではないはずだ

悪気が無いデマでもそれが原因で被害が出るということを考えないのか?
それが安全デマであっても危険デマであっても。

>もしくは、「自分なら煽られたらそれくらいやりかねない」と山本氏は自己分析されているのか。

これは完全に山本弘に対する揚げ足取り。

>氏にはより「デマに流されない大多数の普通の人間」を信じた方がいい、と言っておきたい。

どう考えても「デマを流す少数の悪質な人間」に対比するなら「デマに流されない大多数の普通の人間」より「デマを真に受けない大多数の普通の人間」の方がいい。
ただ「大多数の普通の人間」が本当に「デマを真に受けない」のか疑問。
「大多数の普通の人間」の中に「デマを真に受けない」人もいれば「デマを真に受けない」人がいるのでは?

山本弘の味方をしたいと思ったのなんて何年ぶりだろうな(笑)

古賀古賀 2019/01/13 11:13 >それに、「グレーゾーン」の事柄を取り上げたこともあったと
>思うが、その際には間違いだとか盗用だとか直ちに決めつけ
>ることはせずに、留保付きで取り上げるようにしたつもり
>だが、もしも配慮を欠いて決めつけたことがあったとす
>れば、それは自分としても望ましいことではなく修正して
>おきたいので、お気づきになられた人がいれば、どうか
>具体的に指摘してほしい。

ロマン優光さんの批判に対する見解としては、それでいい
んじゃないかと思います。
ネットでは最初にレッテルを貼って叩きはじめてから具体的
問題点さがしはじめる批判方法良く見ますが、あれ意外と
「実際にさがしてみるとあまり無い」ということがあるん
ですよね。

オヨよオヨよ 2019/01/13 11:16 検証班氏が引用した山本弘の文章の前にあった文章です。

>「疑惑」のようなことは、かつて日本で実際にあった。
>これからだって起きないとも言い切れない。
>僕らが普段、虐殺などしないのは、単に周囲の日常が平穏だからにすぎない。
>その平和が乱された時に何が起きる?

ちゃんとタガの外れた「非常事態」を想定しているので続けて読むと山本弘の危惧にも一理あるなと思いました。
(前例があるし)。

>そう言っている人たちが本気で外国人排斥に動いていたら、もっと大変なことになっているはずだ。
>あくまで口だけの、何ら真剣味の伴わない行為なのだ。

本気で外国人排斥したくてもそれを実行する力が無いから結果的にあくまで口だけになりそれが検証班氏には真剣味の伴わない行為に見えるだけです。
口先だけなら問題ないという感覚もどうかと思いますが、
差別主義者が外国人を排斥できる実力を持ったらどうなるか考えないなんて危機感無さ過ぎです。

なんで私は嫌いな「表現の自由戦死」の祖で「オタク差別」で大騒ぎした「オタクエリート」論者の山本弘を擁護してんだろ(笑)。

オヨよオヨよ 2019/01/13 12:17 指摘があったんで訂正
「大多数の普通の人間」の中に「デマを真に受けない」人もいれば「デマを真に受ける」人がいるのでは?
「デマを流す人間」は少数でも「デマを真に受ける」人は多数派の大半とは限らない。
山本弘が徒労感を口にするほどに世間一般の人達はデマを真に受けています。
もしそれが差別扇動デマだったら?と考えると怖くなります。

ロマン優光ロマン優光 2019/01/14 00:53 2009年2月12日の記事のコメント欄の「そういえば、ロマン優光もそんなことを言ってましたね。今チェックしたら「ブログ・ミューテーション」って書いてましたけど。」という記述を、語句が違うから盗作したのではないという弁明を世間にしてるように解釈したのですが、違ってたらすいません。
申し訳ないです。
ご指摘の当該著書の事実誤認部分に関してですが、まさかプロの芸能人である博士が、常識的に考えて、事前に打ち合わせもないとは思わず、普通の感覚でかいてしまいました。ご本人に謝罪済みです。お恥ずかしい。
後進問題については、イベントなどでのことだとわかるように別の個所でわかるように指摘したつもりだったのですが、わかりにくかったら自分の文章のせいですね。あと、当時の状況もあるので現在の状況をもとに語られるのは、フェアではないと思います。

ロマン優光ロマン優光 2019/01/14 00:58 最初の引用部分に関しては、あなた個人のことではなく、当時盛り上がってた人達全体に関してのものです。

札幌のドン・ファン札幌のドン・ファン 2019/01/14 01:18 「どこの、何という、どんな組織が、どうやって、なぜ、こうする」という5W1Hが揃っていれば間違いなく陰謀論と言えましょうが、この文章だけだと何とも言えませんね。
(個人的には山本氏のこの一文はkensyouhan氏の言うような「悪の集団」の類ではなく、いわゆる「未必の故意」と「認識ある過失」を混同した発言なのではないかと思っています)

ロマン優光ロマン優光 2019/01/14 01:31 なにぶん、だいぶ前のことなので、なかなか具体的な記事を思い出せないのですが、2008-10-31の記事の何か所かは、雑な資料扱いだとは思うのですが、パクリとまで言うのは微妙だとおもった記憶があります。
話が戻りますが、当時言い訳だと判断してたとはいえ、別の日時のものを一つにまとめて書いてしまったのは、自分のミスだったと思います。「意地の悪い見方をすれば、自分を卑怯者に見せかけようとしているのか。」という部分に関しては、そういう意図はありませんでしたよ。
別にあなたに対して感情的になっていたわけでもないし、アマチュアの人のことですから、非難が集中したりしないように名前をださないようにしたのですが、いろいろすいません。

オヨよオヨよ 2019/01/15 04:27 ロマン優光さん
勝手に替え歌作ってしまって申し訳ございません。

そういえばロマンさんの著書の中でオウム真理教について触れていましたが、
かつてオウム真理教は世間の人から見たら「本人達はいたって真面目だけどバカなことやっている面白ネタ集団」だったんです。
あの事件が起きるまでは。
やってる本人達は本気でもこちらからは「ネタ」にしか見えなかったオウム真理教が数々の凶悪犯罪を起こしそして起こそうとしていたのか知った時の衝撃を覚えている身としては、

>本気でやっているわけではなく、「ネタ」として消費しているだけ、

などというのは蜂蜜入り汁粉みたいに甘すぎる認識にしか思いません。

>しかし、「起こしてやろう」というのは他人まかせでまわりくどい。

扇動家(アジテーター或いはデマゴーグ)が存在することを知っていればそんなの「やらない」理由にはなりませんよ(笑)。

>氏には「デマを流す少数の悪質な人間」より「デマに流されない大多数の普通の人間」を信じた方がいい、と言っておきたい。

「人はいかにたやすくデマを信じるか」をニセ科学、陰謀論、カルトの研究を通して知っている山本弘は「デマに流されない大多数の普通の人間」(私風の言い回しだと「デマを真に受けない大多数の普通の人間」)が存在するとは考えていませんよ。
存在しないものをどう信じるんですか?。
検証班氏には「山本の話を聞け、二分だけでもいい」と言いたい。

>もしかすると、流言蜚語に乗じて大虐殺の実行を目論む集団あるいは個人の存在を山本氏は実際に把握されているのかもしれないが、それなら今すぐにでも警察に通報すべきで、
>ネットや著書を通じて批判するなどあまりにも悠長すぎる。

地下鉄サリン事件が起きる前に「オウム真理教が良からぬことを計画している」と通報したら警察は動きましたかね?。
オウム真理教の危険性を活字メディアで主張している人はいましたが検証班氏は「悠長なことやってないでさっさと通報しろ」って思ってましたか?。

>知的衰弱の表れでしかない、

知性と知能は違うことを重々承知の上で言わせていただくが、
脳血管性認知症を引き起こす可能性のある病気にかかって自分の知能が低下したと悩む人に向かって使ったらダメな言葉だろ。

kensyouhankensyouhan 2019/01/15 13:46 コメントありがとうございます。

>古賀さん
>私だったら「大虐殺を起こしてやろうと狙っている」という表現は使わないとは思いますが。
「ヘイトクライムを誘発する恐れがある」とかだったら自分も同意していました。悪辣さを強調するためにオーバーな表現をするのはいただけません。
>最初にレッテルを貼って叩きはじめてから具体的問題点さがしはじめる批判方法
そんな見切り発車、怖くてできない…。

>山田一郎さん
その手のRTばかりなので山本さんのTwitterを見るのやめちゃったんですよね。山本さんに限らず、政治や社会に憤ってばかりのアカウントをよく見かけるので、そうはなるまい、というのが先日Twitterを始めた自分の第一の決意です。

>yonocoさん
ネットで著名人にバーバー言う輩は嫌われるんですよ。

>abさん
異世界シャワーは楽しかったから山本さんにはまたああいう話をしてほしい。

>オヨよさん
>ネタなら何を言ってもいいのか?
その後で「それはそれで悪質」と書き、その手の行為のタチの悪さを例を挙げて説明しているので、何を言ってもいいわけではない、というのは明確なはずです。
差別的な言動をしても、いざ反論されるとあれは洒落だった冗談だった誤解しないでくれ、と逃げてしまう無責任さと軽さを問題視しているのであって、その点に関しては以下の「琉球新報」の記事も参考にしていただきたいところです。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-860313.html
>大変なことになってないのは差別主義者達はそれを実行する力を持ってないだけなのでは?
差別主義者が「大変なこと」をするための力を現実に備えようとしているのであれば、それは直ちに対処する必要がありますが、その証拠がない以上は残念ながら憶測にすぎません。力を持つ可能性だけで非難に値するのであれば、全ての人がその非難の対象になってしまいます。
なお、あなたはこのエントリーだけで5回にわたって反論を投稿していますが、できれば考えをよくまとめてから簡潔に表現していただくようお願いいたします。

>ロマン優光さん
ご返事ありがとうございます。自分がもっと早く反応すべきだったのに申し訳なく思っています。自分の活動を振り返る機会を与えてくださったことに感謝しています。以下、いくつか具体的な点について説明させていただきます。
>後進問題
本文中に「少し前」とあるように、今回紹介したエピソードは「現在」の話ではありません。明確に覚えているわけではありませんが、『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』の発行からさほど離れた時期の話ではないはずです。
>2008-10-31の記事
確認しましたが、この記事に関しても今回のエントリーで挙げた基準には反してはいないと思います。それに「雑な資料扱い」とありますが、厳密に言えば、引用の要件を満たしていない文章はそれだけで盗用と見做されても仕方がないのです。
>意地の悪い見方
もちろん自分は「普通の見方」をしているので、意地悪な解釈をしているわけではありません。

>札幌のドン・ファンさん
山本さんが「たくさん」「大勢」と書いてますし、「集団」のように読めてしまうんですよね。

discussaodiscussao 2019/01/15 20:47 およヨさんのコメントについては、「ネタなら何を言ってもいい」と言いたいわけではないだろう、とブログ主のコメントと似た感想を数日前にツイッターに書いたけど、差別的デマを糾弾する山本弘さんへのアドバイスが、「少数の悪質な人間ではなく大多数の普通の人間を信じよう」という結論なのはどうかなぁ?
まぁ、山本さんの書き方も雑な印象はあるし、ブログ主も山本さんの体を気遣ってのアドバイスではあろうことは推察するけど、悪質な人間の差別的言動について糾弾している山本さんの記述に「大多数の普通の人間(の善性)を信じよう」と結論されても……という意味ですが。
あと、「大虐殺」が行なわなければヘイト・クライムは無問題、というつもりもないんだろうとは思うけど、やっぱ先の通り結論が「大多数の普通の人間を信じよう」になっちゃってるから、少数の悪意ある人間による(本気ではない)ネタとしてのヘイト・クライムへの糾弾は「筋違いの悪手」みたいな書き方だよね。

オヨよ改め大魔神オヨよ改め大魔神 2019/01/15 22:47 検証班氏が何か言ってるようですけどそれはこの際無視して言わせてもらいますが、検証班氏は山本弘の書いた文章を根本的に誤読しているだけです(笑)。
恥ずかしながらようやく気付きましたが
山本弘の「デマを流してあわよくばまた大虐殺を起こしてやろうと狙っている者が大勢いるのだ。」
というのはその前振りの、「「熊本の朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだぞ」というデマが流した奴がいた。それも1人や2人ではなく、ものすごくたくさん!」にかかっているのです。
つまり山本弘はデマを流した人が沢山いるという事実をもとに「大勢いるのだ。」と言っているだけです。
山本弘は一言も「誰かが裏で糸を引いている」とも「それぞれが繋がっている」とも言っていないわけでそれを陰謀論扱いって雑ですなあ。
それを「流言蜚語に乗じて大虐殺の実行を目論む集団あるいは個人の存在」を山本が主張しているという自身の勘違いを根拠に検証班氏は山本に対し「陰謀論」だの「知性の衰弱」だのと理不尽な非難をしているわけで(笑)。
いくら相手が山本弘とはいえ誤読を元にした理不尽な非難を認めるわけにはいきませんね。
それ以前にヘイトスピーチを「ネタ」扱いしている時点で反差別陣営を「ネタをネタと見抜けない人達」「ネタにマジレスする人達」と侮蔑してるのが見え見えでしたが(笑)。

オヨよオヨよ 2019/01/15 23:05 >差別主義者が「大変なこと」をするための力を現実に備えようとしているのであれば、それは直ちに対処する必要がありますが、その証拠がない以上は残念ながら憶測にすぎません。
>力を持つ可能性だけで非難に値するのであれば全ての人がその非難の対象になってしまいます。

被差別者に対する差別感情と加害欲求を四六時中表明する人達を見てこんなこと言えるなんて呑気ですね。
検証班氏の言い分を差別感情と加害欲求を浴びせられた在日コリアンが聞いたらどう思うかな?。

>全ての人がその非難の対象になってしまいます。

差別感情と加害欲求を露わにしてなければ非難の対象にはなりません。
誤魔化すな!

オヨよオヨよ 2019/01/15 23:29 >なお、あなたはこのエントリーだけで5回にわたって反論を投稿していますが、
>できれば考えをよくまとめてから簡潔に表現していただくようお願いいたします。

読むたびに新しいツッコミどころが見つかるんで思わず何度もコメントしてしまいます。
噛めば噛むほど味が出るスルメみたいな記事ですね。
流石です。

オヨよオヨよ 2019/01/16 06:21 また新しいツッコミどころが見つかったので一言。

>力を持つ可能性だけで非難に値するのであれば全ての人がその非難の対象になってしまいます。

一体何をどう読んでんだか…。
差別主義者が非難される理由は差別感情と加害欲求の持ち主だからであって力を持つ可能性があるからではありません。
差別感情と加害欲求を持たない人や自分の中にある差別感情や加害欲求を抑え込める人はそんな力を求めませんし。
そして差別主義者の多くは差別感情や加害欲求を表に出すことに対しての心理的障壁が低い。
だから私は彼らが力を持つことを恐れるのです。
街頭で「殺してやるー」と叫んでる人を見て「口先ばかりで実行しないだろう」と思うバカはいないし、
その人が殺傷力のある何かを持っていたらそれを恐れないバカもいません。
簡単に言えばそういう話です。

それから前コメントの補足になりますが山本弘はデマが流した奴が複数いたという事実をもって
「デマを流してあわよくばまた大虐殺を起こしてやろうと狙っている者が大勢いるのだ。」
と言っているのであって別にそれらが「組織化された集団」によるものとは言ってないので、
陰謀論を信じてるというレッテル貼りは不当です。
そしてそれらのデマを流す目的を山本弘は「デマを真に受けたバカが朝鮮人に加害行為を起こすことを期待して」と考えているようですが私は山本に同意します。
何も起きなかったのは「真に受けるバカ」がいるほど世間は腐っていなかったからです。

しかし今まで山本弘にはたまに辛辣なことを言っても好意的だった検証班氏が山本が差別目的デマとそれを流す奴を糾弾をした途端に「陰謀論」だの「知的衰弱」と言い出すのってどういうことですかね?
ネットや路上でのヘイトスピーチを「本気でない」「ネタ」と言い切って差別問題を矮小化しているあたりなんか色々見えて来たなあ。

南無三南無三 2019/01/16 09:00 オヨよさん落ち着いてください、
書かれてもいないことを前提としたコメントは反論ではなく藁人形論法ですよ……
これではスルメというより、ガムです。

話は変わりますが『うそつきお扇』、観劇してきました。
幕末を題材とした劇で史実通りに話が進んでいきましたが、
内ゲバや戦や病気で散っていく新撰組を見守る
主人公の女性のしたたかさが題材だったようです。
唐沢氏本人は役として登場せず、ゲストとしてメタキャラとして
登場し、劇場である浅草にまつわる「諸説ある」トリビア・
『浅草はチベット語のアーシャ・クシャ(聖なる地)に由来』を
披露なされました。因みに他のゲストとして堀井雄二さんは
スライムの絵を披露なされました。
簡単ながらレポート紛いのものを失礼しました。

諸葛 均諸葛 均 2019/01/16 10:34 自分も町山さんを周囲に勧めまくったので、今批判しているのはつらいところです。でも「トランプ支持のオルタナ右翼は萌えアニメの美少女が好き」発言は見過ごせなかったしなあ。

kensyouhankensyouhan 2019/01/16 13:08 コメントありがとうございます。

>discussaoさん
でも、自分としてはそうとしか言えない、という気がします。かつて岡田斗司夫氏が「宣教師」と評した山本氏と自分とでは考え方に違いがあるのはわかったうえで、「あまり極端なことを言わないでほしい」と言いたかっただけなのですが。

>オヨよさん
連投を控えるよう親切心で注意したところ皮肉で返されたのが残念でなりません。

>南無三さん
いったいどんな舞台なのか>うそつきお扇

>諸葛 均さん
自分も次回町山氏を批判(?)する予定ですが、だからといって町山氏を全否定するわけではなく是々非々というか「それはそれ、これはこれ」という感じですね。唐沢氏だって別に全否定はしてませんし。

諸葛 均諸葛 均 2019/01/16 15:44 唐沢俊一先生と横田順彌先生の写真取り違え事件があった事をお伝えしておきます。

discussaodiscussao 2019/01/16 19:08 >「あまり極端なことを言わないでほしい」と言いたかっただけ

↑という主張だとして、その結語が、少数の悪意ある人間を糾弾している山本さんへの「大多数の普通の人間を信じましょう」というアドバイスなら、「寝た子を起こすな」態の論点ズラしに読めるよね、というのが先のコメントの指摘ですね。
山本さんの“デマを流してあわよくばまた大虐殺を起こしてやろうと狙っている者が大勢いるのだ”という記述は確かに雑で、“デマを流してあわよくばそれが拡散し大騒動(これは「大虐殺」やら「抹殺」といった事象をも含む)となり、建前だけのクソったれな戦後民主主義信奉者に一泡吹かせたいと考えている者が大勢いるのだ”くらいのことだと読解したのですが、ヘイト・クライム、ヘイト・スピーチの本質が本気でないネタ的なスタンス(大澤真幸云うところの「アイロニカルな没入」)であるのと同様に(現実的に直接行動に訴えていない)山本さんの記述もレトリック上のものと考えるかぎり、上記2種(山本さんの原文と私の「読解」)に大した違いはないように思います。ヘイト・スピーチの読み込みにはかなり柔軟さがある一方、山本さんのには字義通りの厳密性を発揮させ「陰謀論」認定を成立させているんじゃない?といったバランスの悪さを感じます。

札幌のドン・ファン札幌のドン・ファン 2019/01/16 23:06 自分の書いたコメントに足りない部分があったので追記します。
要するに自分が言いたいのは、「知的衰弱」というのは人格の否定に近い表現であり、そこまで厳しい評価を下すには根拠が薄いのではないか、と思ったということです。
全体の論は個人の見解としていいとは思うんですが、この部分がちょっと引っかかりました。
生意気ですいません。

オヨよオヨよ 2019/01/17 05:17 検証班氏がここまで山本弘さんが憎いあまり視野狭窄を起こしているとは思わなかった(笑)。
出来るだけわかりやすく説明しますけど、、

「「熊本の朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだぞ」というデマが流した奴がいた。それも1人や2人ではなく、ものすごくたくさん! 8月の広島の土砂災害でも「広島の被災地で在日韓国人が火事場泥棒開始」というデマが拡散した(広島県警が正式に否定)。関東大震災から80年以上経った今も、デマを流してあわよくばまた大虐殺を起こしてやろうと狙っている者が大勢いるのだ。」

この文章の中に「誰かが糸を引いている」「背後に何者かがいる」「何等かの集団が関わっている」などといった「陰謀」を示唆する言葉は含まれていますか?
本当に山本さんが陰謀論を唱えているのならそういった言葉が含まれているはずです。
違いますか?
山本さんはデマを流した人が多数いたから「大勢」という言葉を使っただけです。
人が多数いたら「大勢」と表現するのは別におかしいことではないことは小学生にも分かります。
それを「大勢=何等かの集団」と曲解するのは宇宙広しといえども検証班氏だけです。
山本さんの言う「大勢」とは(災害時に流れるデマの多さで存在することが可視化された)「大勢のそして組織化されていないバラバラの差別主義者達」のことなのですよ。
それを検証班氏は(災害時にデマを流しているのは)「大勢の組織化された差別主義者の集団」と曲解してそれをもとに山本さんが陰謀論に傾斜していると騒いでいるのです。
山本さんは他にも紛争地で命を落としたり誘拐されたジャーナリストをネット上で攻撃している人達を非難していますが、
攻撃している人達は個々にジャーナリストさんを攻撃しているのであって誰かの指示を受けた集団のメンバーが攻撃しているのではないということくらい検証班氏にも分かりますよね?
分かってくれるかなあ?
これでも山本さんが陰謀論を唱えているというのなら山本さんの文章に「陰謀」を示唆する言葉が一切入ってないのか説明していただきたいです。
それから関心が無いのならば無理に差別について語っていただかなくて結構です。

もAqうれつ先生さん、巻き込んでしまって申し訳ございません。

それから

オヨよオヨよ 2019/01/17 05:24 訂正
何故山本さんの文章に「陰謀」を示唆する言葉が一切入ってないのか説明していただきたいです。

これで検証班氏が自分が山本さんの文章を誤った解釈をしていたことに気付いてくれますように。
そして山本さんが全快しますように。

キュアップラパパ!

オヨよオヨよ 2019/01/17 05:39 でも「たくさん」や「大勢」を「何らかの目的を持った集団」のことだと解釈する人に何言っても無駄ではという徒労感がどっと押し寄せてきた。
何故「たくさん」や「大勢」を「人数が多いこと」だと素直に解釈できないのか?

「狭い範囲で持ち上げられて視野狭窄を起こした人」になっていなければいいけど。

古賀古賀 2019/01/17 06:29 なんか文脈があるんだろうけれど、唐沢俊一さんが「自分
の自由と人権のために他者のそれを侵害することまで当然
と考える異常者が出てくる。これは明らかに病的な思想ゆえ
に、入院・検査・治療が必要。」とものすごいことをツイート
しているのを見てちょっとびっくりした。

https://twitter.com/cxp02120/status/1085592926565031936

かずおかずお 2019/01/17 09:43 >オヨよさん
検証班さんはネタだとしても「それはそれで悪質」と書いているのだから、以下のような反論は完全に藁人形論法です。

>ネタなら何を言ってもいいのか?
>他民族に暴言や罵声を浴びせてもそれが口だけの、何ら真剣味の伴わない行為だから相手は傷つかないのか?
>傷つけられた人達に「あの人達は本気でやってるわけではありません」と言えばそれですむのか?

>ネットや路上でのヘイトスピーチを「本気でない」「ネタ」と言い切って差別問題を矮小化している

他人を批判するなら自らの間違いは素直に認め訂正すべきでは?


>山本さんはデマを流した人が多数いたから「大勢」という言葉を使っただけです。
>人が多数いたら「大勢」と表現するのは別におかしいことではないことは小学生にも分かります。

「朝鮮人が〜」というデマを拡散した人は確かに大勢いたようですが、その人たちが「あわよくばまた大虐殺を起こしてやろうと狙っている」というのは山本弘氏の思い込みでしょう。
検証班さんはそこを問題にしているのではないでしょうか?
中には本当にそういう事件が起きていると信じてRTしてしまった人もいるでしょうし、愉快犯的に騒ぎを起こすのが楽しいという動機でデマを流した人もいると思います。
そいう可能性を無視して「大虐殺を起こしてやろうと狙っている」者の謀略だと考えるのは陰謀論と言って問題ないでしょう。

kensyouhankensyouhan 2019/01/17 13:48 コメントありがとうございます。

>諸葛 均さん
Twitterで触れておきました。

>discussao さん
「寝た子を起こすな」と言うつもりはありません。個人的に山本氏の手法に疑問はありますが、差別を見逃がさない姿勢には大いに敬意を持っているので、今後も続けてほしいと思います。
「大多数の普通の人間」を信じよう、というのは、あくまで心構えの話です。リンクを貼った山本氏の日記で氏が「もう疲れた」と嘆いていたので、励ますつもりで書きました。実際、自分はそういう考えでやってきましたし、「この世からすべてのガセとパクリを消してやる」とか「唐沢俊一を全否定してやる」とかそんな風に思い詰めていたらとてももたなかったでしょうから。まあ、山本氏からしたら大きなお世話でしかないでしょうし、こんな風に炎上した今となっては余計なことをした気もしますが、自分としては言いたいことを言ったまでなので仕方ないですね。

>札幌のドン・ファンさん
自分としては、その後に続く
>「どこかで悪いことを企み実行している連中がいる」と考えて、
>話を分かりやすくしたいという願望に屈してしまっているのだ。
こっちの方が主眼だと思っているので、「知的衰弱」という単語に特にこだわりはありませんが、刺激的に受け取られてしまったようなので、以後は使わないようにします。ご指摘に感謝します。

>古賀さん
そんなことより唐沢さんの方が病院に行ってほしい。

discussaodiscussao 2019/01/17 19:36 >「寝た子を起こすな」と言うつもりはありません

↑“「寝た子を起こすな」と言っている”じゃなくて“「寝た子を起こすな」態の論点ズラしに読める”ですね。私は一貫して「記述」を問題にしているので、山本さんの発言に(扇動者のそれに対する柔軟性のある読解と異なり)厳密性を発揮して望まれるブログ主であれば、ここでもそれをお願いしたい。
「言いたいことを言ったまで」とのことですが、コメント欄で新たに説明された意図(“「あまり極端なことを言わないでほしい」と言いたかった”とか“あくまで心構えの話”、“励ますつもり”等)よりも「既に書かれた文言(=「記述」)を問題としているのであり、オヨよさん(は一人合点がキツいと私も思いますが…)や札幌のドン・ファンさんらもその辺にカリカリしてるのではないかといった印象です。

オヨよオヨよ 2019/01/17 20:40 折角分かりやすいように丁寧に説明してあげたのに検証班氏ったら逃げたわ(笑)
まともな人間なら反論すると思うけど。
しかも唐突に検証班氏のペットまで現れるし。
検証班氏は日本の汚点を晒す山本弘さんが本当にお嫌いなんですね(笑)
分かりやすいなあ。
で検証班氏が主張する「山本弘陰謀論者説」を支持する※欄住人っていますか?
「根拠が薄い」とまで言われてるんですけど(笑)

オヨよオヨよ 2019/01/17 20:56 >励ますつもりで書きました。
励ますつもりだったら重病を患っている人に向かって「知的衰弱」という人格攻撃じみたことを言うか(笑)
恥ずかしいにもほどがある言い訳。
検証班氏のおかげで山本弘さんもいいこと言うなあと思えたのが今回の収穫です。
「狭い範囲で持ち上げられて視野狭窄を起こした人」が「引っ込みがつかなくなってなりふり構わなくなった」状態を見せていただきました(笑)
もう検証班氏は「間違いを認めたら負け」の世界の住人になってしまわれたのですね(遠い目)
「ネット限定論客」としての成功を祈っています(笑)

オヨよオヨよ 2019/01/17 21:09 discussaoさん
申し訳ない
でも検証班氏のおかしすぎる曲解を指摘したコメントは一人合点とは思いません。
実際検証班氏は反論出来ずに逃げているわけだし。
検証班氏の「大勢=集団」という無理筋なエクストリーム解釈が炎上の原因だと気付いてほしいけどもう無理か、と思います。

オヨよオヨよ 2019/01/17 21:22 >こんな風に炎上した今となっては
炎上っていくらなんでも検証班氏は自分を過大評価しています。
ボヤでしょボヤ(笑)

古賀古賀 2019/01/17 22:37 >ちなみに、次回は実質最終回になるが、そんな(?)町山氏
>を取り上げる内容になる予定。

以前メールをいただいた時、私は唐沢さんと町山さんとのやり
とりについては、町山さんはむしろ不必要な悪口を言わず徹底
的にオーソドックスに攻めた方が聴衆の受けが良かったんじゃ
ないかと思いそういう趣旨で「わざわざ自分の不利な方に土俵
を移した印象」と書いたのですが、たぶん検証班さんはまた
別の観点から町山さんを批判されるおつもりだと思うので
楽しみにしています。

かずおかずお 2019/01/18 00:42 >唐突に検証班氏のペットまで現れるし。

この人、差別やヘイトを問題視しているのに自分はこういう他人を馬鹿にした発言を平気でするんですね。
他人の暴力は許さないが、自分は何をしても許される特別な存在だとでも思い上がっているのでしょうか?

オヨよオヨよ 2019/01/18 04:24 >この人、差別やヘイトを問題視しているのに自分はこういう他人を馬鹿にした発言を平気でするんですね。
出た(笑)
こういう人が「日本人差別」「男性差別」と言うわけだ(笑)

>そいう可能性を無視して「大虐殺を起こしてやろうと狙っている」者の謀略だと考えるのは陰謀論と言って問題ないでしょう。

山本さんは陰謀があると仄めかしてもいなければ断言もしていない。
「良からぬことを企む集団」があるとも思ってない。
ただ災害時にネットに流れるデマが多いから事実を言っただけ。
ただ表現が大袈裟に見えるだけ。
陰謀論の条件に当てはまってないものを「山本弘は陰謀論者」という思い込みで陰謀論者にしたがる人は検証班氏以外にもいるようで。
で検証班氏は曲解を指摘されて逃走中ですか?

オヨよオヨよ 2019/01/18 04:37 「関東大震災から80年以上経った今も、デマを流してあわよくばまた大虐殺を起こしてやろうと狙っている者が大勢いるのだ。」

これ山本氏はミステリーでいう「蓋然性の犯罪」を企むネトウヨを兼ねたネットイナゴを想定していると思われますね。
そしてツイートや書き込みの多さから「たくさん」「大勢」と言ってるだけなのに。
本当に山本さんが「良からぬ陰謀の存在」を信じていたら

「関東大震災から80年以上経った今も、デマを流してあわよくばまた大虐殺を起こしてやろうと狙っている集団がいるのだ。」
とハッキリ書きますよ。

kensyouhankensyouhan 2019/01/18 05:17 ※一度書き込んだコメントを修正したうえで投稿しています。

コメントありがとうございます。

>discussaoさん
今のままコメント欄で対応していくと、誰かしらをかえってカリカリさせるだけの結果に終わってしまいそうなので、自分としては新しいブログでこの問題について取り上げてみるつもりです。そこでもう少し掘り下げて説明するつもりなので、その方が分かりいいかとも思います。

>古賀さん
そういえばそっちもあった。というかむしろそっちが本分だよ。

discussaodiscussao 2019/01/18 05:19 >「扇動者」に対する厳密な検証を希望されている

↑記事本文のコンテクストを問題としている(だから「バランスの悪さ云々」と書いている)ので、全方位的な厳密性を希望しているかのような書かれ方をされても困惑するだけです。今後の展望を期待しないものでもないですが、今後は今後、現記事は現記事で、未来のもので現コンテクスト問題が解決するということもないのではないでしょうか。

あと話が変わりますが、最初の方の山田さんのコメントについて。菊池さん検証みたいな記事を自分のブログでもいくつかやってたりするので言うのですが、私は菊池さんを「“百田尚樹と大差ない「起こさせたい」連中”のひとり」とは見ていません(そんな「絶対悪」のような捉え方はしていない)。後々、この辺のことが揚げ足取りとなって「賛同していた」と見られるのも厄介なので、蛇足させて頂きます。

discussaodiscussao 2019/01/18 05:26 ブログ主コメント、修正が入ったので、私の上記コメント前半は撤回します。失礼しました。

kensyouhankensyouhan 2019/01/18 05:42 >discussaoさん
いえいえ。こちらこそご迷惑をおかけしました。お互い朝が早いのが災いしました。

古賀古賀 2019/01/18 06:41 昨日こちらでお伝えした唐沢さんのツイート、どうやら
週刊新潮のコメントがらみみたいですね。

https://www.dailyshincho.jp/article/2019/01170801/?all=1&page=2

かずおかずお 2019/01/18 09:25 >オヨよさん

>出た(笑)

こう書けば他人を馬鹿にした発言が免罪されるのでしょうか?

>こういう人が「日本人差別」「男性差別」と言うわけだ(笑)

私の藁人形を叩いたらご自身の発言が免罪されるのでしょうか?
あなた自身の発言の問題です。
どうして他人のヘイトや差別は問題なのに、ご自身が他人を「ペット」と馬鹿にするのは問題ないのでしょうか?
逃げずにご説明ください。

>山本さんは陰謀があると仄めかしてもいなければ断言もしていない。

デマを流して大虐殺を起こそうとするのは陰謀以外の何物でもないです。
陰謀の意味を知らないのでしょうか?


それと、検証班さんが差別的な言動についてネタだとしても「それはそれで悪質」と書いているのに
>ネタなら何を言ってもいいのか?
>他民族に暴言や罵声を浴びせてもそれが口だけの、何ら真剣味の伴わない行為だから相手は傷つかないのか?
>傷つけられた人達に「あの人達は本気でやってるわけではありません」と言えばそれですむのか?
とお門違いの批判をしていたことについて指摘されてもスルーしているのは何故でしょうか?
「逃走中ですか?」

NNTNNT 2019/01/24 00:57 あと一回のこちらでの更新、楽しみに待ってます!
それにしても月日が流れるの早すぎですよ!
なのに相変わらずのあの出版社!なのがビックリですw

kensyouhankensyouhan 2019/01/24 07:14 コメントありがとうございます。

>NNTさん
いや、本当に早かったですね。「え? あれってそんな前のことだったっけ?」というのが多すぎる。

2018-12-29

最後から四番目くらいの真実。

05:20

 今回を含めてあと4回で終了の予定だけど、何かニュースが飛び込んでくるかもしれないので、「四番目」ではなく「四番目くらい」。


唐沢俊一氏の「鬱アピールについては、いちいち取り合わない方が氏のためになるとも思うが(「かまってちゃん」になられても困る)、それでもいくつか紹介しておく。

その1

背中から左の股関節にかけて、呻き声あげるほどの痛み。鬱で身体が痛くなることってあるのか?

その2

昨夜から「やたらな尿意」「腰のあたりの痛み」に悩まされていた。今日になっても同様で、歩行困難にまでなり、どうも風邪っ気が膀胱に潜ったのではとあたりをつけた。膀胱が腫れて周囲の神経を圧迫し、容量が少なくなって頻尿になるのである。薬局でロキソニン買って服用したら果たしてかなり回復

その3

劇団『虹色くれよん』の小堀座長と年末飲み。単なる儀礼的飲みで、ということだったんだけど、いや、座組の話、役者の話、脚本の話とそれからそれ、あれからあれと盛り上がり弾みまくり。ふと気がつくと、もちろんロキソニン効果もあるだろうが腰の痛みまるで忘れて話しまくって。やはりこれでないと!

 痛みの元を治さずに薬で痛みを散らして飲みに行く、というのが、前回の52万円もそうだったけど、本当に末期なんだな、という感じがする。もうこの人をウォッチしてもしょうがない、というか、ヲチしている方にも悪影響が出てきそうな、というか。潮時だ。「さっさと病院に行けよ!」と怒ろうかと思ったけど、自分の家族でも友達でもない人にそこまですることもないか。唐沢氏には好きに生きて行ってほしい。

 ただ、自らの健康を過信する人は決して珍しくはない。山本弘氏も「闘病日記」の中で、

甘いものが昔から好きだ。医師から血糖値が高いとよく警告されていた。だが常人に比べて何倍も高いわけじゃないし、血糖を抑える薬も飲んでいる。何にせよ、いきなり破滅的な影響が出るとは考えにくい。

と書いた直後に、

それに僕は酒も煙草もやらない。信じられないほど健康な人間のはずなのだ。僕より不健康な暮らしをしている人間はいくらでもいる。

と書いていたので「ええ〜っ…」としばし呆然としてしまった。いや、「血糖を抑える薬」を飲んでいるのに「信じられないほど健康」って。これで実際に病気になっちゃってるわけだからなあ。これに限らず、山本氏の日記には考えさせられる点が多々ありはするものの、最新の日記を読んで、悲しくてやりきれなくなってしまったので、何も言わないことにする。自分ももういい年齢になって他人の健康を気にしている場合でもないので、日頃から身体のメンテナンスは怠らないようにしよう、と思うばかり。


・そういえば、山本氏は日記の中で「と学会」についても書いていた(カクヨム)。一言で言えば、トップに向いていないどころか、組織にも向いていない人に長年会長をやらせていた、押し付けていたのが問題なのだろう。もちろん、唐沢氏も会長には向いていない。このツイートって「と学会」の雅叙園でのイベントのことだよな…。個人的には、皆神龍太郎氏が会長になるのがおさまりがいいと思っているのだけど(山本氏このツイートを見る限り、皆神氏はかなりしたたかな人だ)。…あれ? そういえば、今年は「日本トンデモ本大賞」、なかったんだ。今の今まで完全に忘れていた。


・今頃発見した唐沢俊一氏の過去の仕事その1。1994年発行の火浦功伝説』アスペクト)の中で「唐沢俊一火浦功探偵団」名義で「火浦功を読み解くキーワード」を担当していた。内容自体は特にどうということもないが、唐沢氏と火浦氏、という結びつきが多少意外ではあった。


・今頃発見した唐沢俊一氏の過去の仕事その2。SFアドベンチャー』1991年11月号唐澤俊一『猫伝』という小説が掲載されている。昭和初期を舞台に「人造人間」が騒動を繰り広げるというストーリー。話自体はわりと普通なのだが何より文体が特異なので、少し引用してみる。『SFアドベンチャー』P.186より。

 ≪科学と芸術の一致≫なる崇高なテエマアの基に製作せられ、頭部には緑葉の冠を被り、左手に霊感燈なる水晶硝子製のカンテラをかかげ、右手にかぶら矢のペンを握り、紫紺色の室内に流るる荘厳なオルケストラの演奏に合わせてユックリと動き出し、空気の膨圧力を機構の原動力となして一日八時間の興行を続ける黄金色のこの人造巨人の評判は、恐多き次第乍ら久邇之宮邦彦王・同妃両殿下におかせられても京都行幸の際、天覧あらせられて感嘆の声をあげられ給う由であったが、この折、同じくこの学天則を見学し、これこそまさに二十世紀の新発明なり、これからの金儲けはこれじゃ〳と深く心に銘記したのがその当時、東京を食い詰めて広島くんだりをフラフラしていた、わが喜多川吹雪先生であった。

 「これじゃ」の後は繰り返しを意味する記号、いわゆる「くの字点」と呼ばれるもの。意図的に古めかしい文体にしようとしているんだろうけど、単純に読みづらい。まあ、人造人間がテーマなあたりは初期の唐沢商会に通じるものがあって(『蒸気王』とかあったね)、唐沢氏、お好きなんだろうな、とは思う。ただ、引用しようとして気づいてしまったんだけど、「天覧」「行幸」は天皇以外の皇族には使わないような…(宮内庁公式サイト)。…憎い。27年前の小説をわざわざ見つけてくるほど粘着的かつ些細な点も見逃せない偏執的な自分が憎い。なお、タイトルの「猫伝」というのは、猫のように柔らかい伝エ門という軽業師のあだ名のこと。山田伝が「ヘソ伝」と呼ばれたようなもの、と言えば、「ああ、あれね!」とみなさんわかっていただけるかと。

 ただし、この小説を書いた「唐澤俊一」氏、同姓同名の別人なのではないか? という疑いを捨てきれない。なにしろ、唐沢氏自身が『猫伝』に言及したことはないはずだし(これ以外にも唐沢氏は過去に何篇か小説を発表しているが、何故かそれらの作品にあまり触れることはない)、『猫伝』が掲載された『SFアドベンチャー』には著者のプロフィールが載っていない。情報があまりに少なすぎて、それで発見が遅れてしまったわけである。

 とはいうものの、自分で疑問を呈しておきながらなんなのだが、この「唐澤俊一」氏はやはり唐沢氏だろう。SFアドベンチャー』を発行していたのは徳間書店だが、唐沢氏のデビュー作『ようこそ、カラサワ薬局へ』も徳間書店から1990年2月に発行されていて時期的にも近い。そもそも、弟の唐沢なをき氏が連載を持っていた『少年キャプテン』(これも徳間書店発行)の編集部に出入りしていた時に、編集者から「本を書いてみないか?」と勧められて『カラサワ薬局』を書くことになったらしい(過去記事)。ちなみに、唐沢氏の最新の単行本『日中韓お笑い不一致』は徳間書店から出ていて(『カラサワ薬局』以降唐沢氏は徳間から本を出していない)、それに発売当時不吉な予感をおぼえて「いやいやそんな馬鹿な」と思おうとしたものの、この本を2012年12月に出して以降、唐沢氏は本を出していない(さらに厳密に言えば『日中韓お笑い不一致』は石平呉善花両氏との共著になるので、単著は『トンデモ非常時デマ情報レスキュー』が今のところ最新)。あれから6年って…(絶句)。でも、唐沢さん、またこういう話を書いたらいいと思いますよ、本当に。


渡辺真由子『「創作子どもポルノ」と子ども人権勁草書房)で盗用が発覚したにも関わらず、著者の渡辺氏が開き直りと取れる説明(渡辺氏のブログ)をしたこと唐沢俊一みたいだ」と言われたり、百田尚樹日本国紀』幻冬舎)がウィキペディアからコピペしていたのを批判されて、重版でひそかに訂正していたのもやはり唐沢俊一みたいだ」と言われたり、すっかり盗用の代名詞になった感のある唐沢氏。『新・UFO入門』で被害に遭った「漫棚通信」の管理人氏も反応されていた(Twitter)。訂正するならはっきり言えばいいのにねえ。

 渡辺氏に関しては、「謝ったら死ぬ」もしくは「ミスを認めず堂々としていればなんとかなる」という精神性を持ったよくいる人なんだろう、という感じだが、@niftyニュースを見る限り、百田氏に関しては、そもそも問題を理解していないんじゃないか、という気がしてならない。いや、ごく一部でも「借りる」のはいけないんですよ…。「樽に詰まったワインにスプーンひとさじの汚水を垂らせば、樽に詰まった汚水になる」というのを思い出した。あと、コピペ批判されて、「それでもベストセラーなんですけど」とか「『日本国紀』を読まれると都合の悪いサヨクが騒いでいる」といった擁護の意見が飛び出すあたり、百田氏は小林よしのり氏の正統後継者なのだな、という感がある(もっとも、この論法は売れる本を書ける人だからやれるのであって、そうでなくなったときは大変なことになるというのは小林氏の現状を見れば分かる)。まあ、「小林よしのりネトウヨの生みの親だ」みたいな批判はかえって小林氏を神格化しているようで筋が良くないと思うのだが…(「ネトウヨが増えた一因」ならありなのでは)。話を戻すと、『日本国紀』に関しては、ここに来て安倍首相が購入したTwitter)という最強(見方によっては「最凶」)のカードが加わってしまった。この写真、クソコラの素材になりそうなのが若干気がかりだが、それはそれとして、この件に関しては怒りよりも呆れの方が強い、というのが正直な感想。「日本通史の決定版」を謳っておいてその脇の甘さはなんなの、というか。

 ただ、百田氏に関しては、先の沖縄県知事選の結果を受けて沖縄、終わったかもしれん…」と呟いた方が個人的には問題だと思っている(当該ツイート)。「はいはい。もう終わりましたから、沖縄について二度と何も言わないでくださいね」という思いしかない。そんなことを言っておいてローラ批判する資格ないだろう、と。ウフフ。そういえば、唐沢なをき氏が辺野古の埋め立て中止の署名をした、というので驚いたけど、ロボット刑事』の沖縄ロケの画像を一緒に貼っているあたりはさすが(ツイート)。いろんな意味でお兄さんとは違う。

 なお、沖縄関係のネタは新ブログの方でやるつもりでいる。いくらか政治色のある話題になりそうなので炎上しなければいいけど、と弱気になる心をおさえて、「荒れるぜ〜、止めてみな!」とあえて強気を装うことにする(リュウソウジャーは意図的にキョウリュウジャーにかぶせているのだろうか? と思いながら)。

最後から二番目の真実 (創元SF文庫)

最後から二番目の真実 (創元SF文庫)

プラスチックの恋人 (早川書房)

プラスチックの恋人 (早川書房)

完全保存版 火浦功伝説

完全保存版 火浦功伝説

日本国紀

日本国紀

ロボット刑事 VOL.1 [DVD]

ロボット刑事 VOL.1 [DVD]

yonocoyonoco 2018/12/30 07:32 考えてみると、唐沢俊一さん初めとして還暦近いんですよね…。体には気を付けたいですなあ…
>と学会
皆神さんは皆神さんで、表に立つタイプというよりは、暗躍するタイプみたいなんで、会長にはならなそうですね。とはいえ他にやれそうな方がいるのかしら?

古賀古賀 2018/12/30 08:14 >これに限らず、山本氏の日記には考えさせられる点が
>多々ありはするものの、最新の日記を読んで、悲しくて
>やりきれなくなってしまったので、何も言わないことに
>する。

山本さんのような知性を重視するタイプの人が「僕の知能
指数は、たぶん普段より10か20は下がっている。」と感じ
るような状況にあるのは随分辛いことだろうなとは思います。
家族仲が良さそうなのは救いに感じますが。

>一言で言えば、トップに向いていないどころか、組織にも
>向いていない人に長年会長をやらせていた、押し付けてい
>たのが問題なのだろう。もちろん、唐沢氏も会長には向い
>ていない。

オタクには組織人に向いていない人と前者よりも向いている
が結局人や組織を食い物にする人がいて、唐沢さんはどちらか
というと後者じゃないかなと思ってます。

>意図的に古めかしい文体にしようとしているんだろうけど、
>単純に読みづらい。まあ、人造人間がテーマなあたりは初
>期の唐沢商会に通じるものがあって(『蒸気王』とかあっ
>たね)、唐沢氏、お好きなんだろうな、とは思う。

モーニングパーティー増刊掲載の『蒸気王』のハシラの近況
報告に、「こないだ、池袋の古本市で明治時代の落語家・三遊
亭円朝の全集を買った。原稿料が吹っ飛んだけど明治の語彙の
宝庫なのです」と唐沢さん書いているので、そういう古風な
語彙だけで文章を書くのをずっと目指している感じではあり
ます。

abab 2018/12/30 23:46 山本、「娘が僕のハマってる面白い物に興味持ってくれない」とか嘆いてるわ。
多分、娘も何かハマってるものがあるんだろうけど、父親に下手に知られたらケチ付けられるから黙ってるんじゃないかね?

大体「娘がストーカーされてる」とも宣ってるけど、娘が小学生の内から本名をバラしたり、コスプレ写真上げたり、どんな学校通ってるか言いふらしてたのは山本だ。

「愛する家族、愛する娘」なんて言ってるけど、実はどこかで見下してるんじゃないかな?

村崎百一郎村崎百一郎 2018/12/31 22:02 ツイッターのネタをこちらで書く無礼をお許し下さい。
天心がメイウェザー蹴る違約金を肩代わりする件、一口(一万円)乗った!

kensyouhankensyouhan 2019/01/01 08:57 コメントありがとうございます。

>yonocoさん
誰が会長になるか以前に会として活動していけるのだろうか、と。

>古賀さん
日記を読む限り、奥さんと娘さんは大変だと思いました。

>abさん
子供の趣味に口を挟むような抑圧的な父親って山本さんは嫌いそうなんですけどね。
奥さんを「お前」って呼んでるのも少し意外でしたけど。

>村崎百一郎さん
メイウェザーがきっちりKOしに行ったのは意外でした。何かでカチンと来たのかな。

オヨよオヨよ 2019/01/01 09:53 >abさん
>多分、娘も何かハマってるものがあるんだろうけど、父親に下手に知られたらケチ付けられるから黙ってるんじゃないかね?

「JKハル」とかケン・リュウとか小林泰三とかその他諸々の自分がディスってきた作家や作品ですかね

>子供の趣味に口を挟むような抑圧的な父親って山本さんは嫌いそうなんですけどね。

悪い意味で「自分は自分他人は他人」の人だからなあ

南無三南無三 2019/01/01 12:25 明けましておめでとうございます、今年も(特に新ブログで)宜しくお願いします。

連日連続での帯状疱疹の痛みへの「ぎゃあああ」ツイートもそうですが、
『今年5月の新ユニット発足が、ある詐欺に引っかかり、現在大ピンチ中。
 ファウンディングしてくれる方を現在募集中!
 手助けしてやろうじゃないかという方はメールで!
 各種優待あり!」
と各方面にメールなされているのを見ると、唐沢氏も新年早々
大変だなと思います。

NNTNNT 2019/01/01 15:16 あけましておめでとうございます
こちらのサイトが終わってしまうのは寂しいですが、
次のサイトも楽しみにしています

カラサワニキカラサワニキ 2019/01/02 20:19 小林よしのりの後継者が百田といってる時点で、管理人がろくすっぽ小林よしのりを「検証」もせず読まず印象論で語っているという、管理人が唐沢俊一そのものになっているという罠

「今の現状を見て頂けばわかる」って何を見てるんやろな。唐沢に毒されたんちゃうん
自分の論拠に自信がないときに使う詐欺師がよく使う言葉やで、あんたはまさに唐沢俊一そのものや

他にも首をかしげるところもあるが、ま、ワイはあんたの家族でもないしこれ以上は何も言わんとくわ

カラサワニキカラサワニキ 2019/01/02 20:45 辛辣な言葉を使って悪かったな
一応言っておくが、ワイは管理人さんのファンやで

ただ見てる人は見てるということを伝えたかっただけなんや
適当なことを言って地獄を見た人の検証ブログやろ
最後に来てそいつと同じ手法を使ったことに、ワイは落ち込んだんだけや

ブログはまだまだ続けて下さい
応援してます

kensyouhankensyouhan 2019/01/02 22:06 コメントありがとうございます。

>オヨよさん
リベラルな人が自らの抑圧的な部分に気づかないというのはよくあることです。

>南無三さん
いや、去年の前半にも詐欺にひっかかっていたはずですよ。
https://twitter.com/cxp02120/status/1022988800685793281
https://twitter.com/cxp02120/status/1071302998825984000
そんな頻繁にひっかかるなんて…、と逆に危険性を感じます。

>NNTさん
まあ、検証の対象が変わるだけでやることは今と変わらないんですけどね>新ブログ


>カラサワニキさん
何を仰りたいのかよく分かりませんが、自分の文章があなたの心情を害したであろう、ということだけはなんとなく察しましたので、その点は申し訳なく思います。

カラサワニキカラサワニキ 2019/01/02 23:46 感情的な物言いをしてしまい、非常に失礼しました

確かに管理人さんの仰る通り、私の書き込んだコメントに意味不明の箇所が見られますね。こちらからよく説明もせず、また対話をするでもなく、まるで大上段から相手を糺してやろうという態度をとってしまったことを深く反省しております

今回このような書き込みをしてしまったのは、小林よしのりの著作を通じて、個と公という概念を知り、一身独立して一国独立すということを意識し、反差別(差別論)、リベラル(民主主義という病、等)を志すようになった者としては少々事実誤認が見受けられるなと感じましたので、その点において癇癪をおこしたためです

特に百田尚樹が後継者という文言はさすがに看過することができませんでした

しかしここは唐沢俊一の嘘・欺瞞を検証するサイトであり、確かにコメント違いであったように思います。このことに関して深くお詫びしたいと思います

大変失礼しました

見学者見学者 2019/01/05 20:43 医療・医学には限界があって、解決できない、あるいは、説明の付かない
身体や健康の問題は厳然として存在する、という事実を、
自分の身体や健康は医療・医学の埒外にあって特別扱いされるにふさわしい、
という妄想の根拠に流用している人はそこかしこにいらっしゃいますけどね。

『殉愛』にまつわる裁判を仄聞しますに
百田先生にはノンフィクションを書くのに必要な
人物・事物への取材や吟味がおできにならない御仁の様ですね。
そんな方でも史料の操作ならできるとお考えになったのでしょうか。
まして通史を書くなどという難題がこなせるとでも。

kensyouhankensyouhan 2019/01/07 04:22 コメントありがとうございます。

>カラサワニキさん
どうかお気になさらないように。

>見学者さん
唐沢さんのツイートを見ていると「ひどいもんだなあ」と思わざるを得ませんが、自分を大事にしない人には冷淡になってしまう性分なので「へえ。そうなんだ。ふーん」と無関心の度合が日々強まっている気もしています。
百田さんは相当なおっちょこちょいというか、ボディががらあきというか、いずれにしても困った人だなあ、という印象です。

2018-11-28

黄昏の呟き。

13:29

はてなダイアリーの更新が来年1月28日で停止するそうなので、当ブログも年明けに最後の更新をして、新ブログへの移行のご案内をする予定です。「唐沢俊一ドキドキ情報局」も捨てがたかったのですが、新ブログは別の方向性でやることにしました。どんな方向でやるのかは、新ブログ最初の更新を見ていただければわかるかと思います(こっちは早ければ年内にスタート予定)。



唐沢俊一氏は来年早々に上演される舞台『KARASAWA幕末劇 うそつきお扇』の脚本を担当されるとのこと。「KARASAWA幕末劇」って『NINAGAWA・マクベス』みたいですごいな。一応書いておくと、前回取り上げた『週刊新潮』の「私の週間食卓日記」によると、「KARASAWA幕末劇」というのは劇団の方で名づけたそうで、唐沢氏も最初は驚かれたらしい。この舞台には、極楽とんぼ山本圭壱も出演するそうで、記者会見の模様はスポーツ新聞でも取り上げられていた(「劇魂」の14分30秒くらいから記者会見での唐沢氏のコメント)。まあ、「うそつきお扇」もいいけど、個人的には「うそつきくん」の舞台化を希望したい。「原作/唐沢なをき 主演・脚本・演出/唐沢俊一の夢のコラボ。



「劇魂」の1回目にも唐沢氏は登場しているが、その中で若き日の自分と演劇のかかわりを話すうちに(3:05くらいから)「お笑いサタン」なる存在に言及している。「80年代にそんな悪魔的な存在が演劇界にいたなんて知らなかった…」と驚いていると、その後で続けて「イッセー尾形も“お笑いサタン”で知られるようになった」と言ったので、

「それは“お笑いスタ誕”、“お笑いスター誕生”のことじゃないか!」

とPCの前で盛大にひっくり返った後で大笑いしてしまった。いや、だって、この番組、「お笑いサタン」「イッセー尾形さんもお笑いサタンで知られるようになった」ってわざわざご丁寧にテロップまで出すんだもの。笑い死ぬかと思った。ものすごい殺人トラップだよ。

まあ、番組スタッフが誰も『お笑いスター誕生』を知らなかったのも問題だけど、一番の問題は唐沢氏の滑舌なのだろう。確かに「お笑いサタン」って聞こえるもの(気をつけて聞けば「お笑いスタ誕」だと一応わかる)。そもそも略して言うな、という話でもある。にしても、インターネットとはいえ、テレビ番組でこんなミラクルを起こすとは、唐沢さん、やっぱり持ってるなー。イッセー尾形の話が出たなら「前説事件」の話もすればよかったのに(過去記事)。


・唐沢氏はTwitterでもたびたびひっかかることをつぶやいているのだが、それに関してはなるべく取り上げないようにしている。「小さな演劇ユニットを一生懸命主宰している人にあれこれツッコミを入れても…」とむなしくなるからだ。もっとも、このユニットを主宰している人は公演中に鬱になってたりするのでその辺は謎(そのツイート。唐沢氏のユニットは10月30日から11月4日まで公演をしていた)。アドレナリンは出ないのだろうか。

 とはいえ、バズったものは取り上げた方がいいだろう。先月26日のツイートがこちら。

安田純平氏が危険をおかして持ち帰った情報より、現地の人々がTwitterSNSで発信した情報を分析した方がずっと正確でリアルタイム性も高い、という“事実”は、そのまま旧ジャーナリズムの在り方の終焉を意味し、これを認めることは自己否定につながる。新聞やテレビが彼をもてはやす所以。

 KAZUYA氏など保守系(あるいはマスコミ批判的な)アカウントに取り上げられたせいで注目されたのだろうが、自分としてはただ一言、

「いやいや、当の唐沢さんが“TwitterSNSで発信した情報を分析”できてなかったから、検証されまくったんじゃないですか」

 とだけ言っておしまい、という気分である。「何を言ったか」も大事だけど「誰が言ったか」も大事だと思うよ。あと、付け加えるなら、山本美香さんへの批判を見る限り、唐沢氏には戦場を取材するジャーナリストに対して何かしらの思いがあるようにも感じられる(その1その2)。


11月13日のツイートを見て少し驚いた。

検索で@cxp02120+「訃報」「死去」で、ずっと書き続けている著名人訃報記事が読める。20年前から続けているもので、これまで数社から出版の話がもちかけられたが、あまりに大部になるためみんな途中挫折。せめて平成分だけでもまとめたい。クラウドファウンディング募集しようかしらん。

あれ? それは五月書房で出すんじゃなかったの?(前回の記事を参照)


・唐沢氏はTwitterでしきりに「朝鬱」なる症状を訴えているが、これに関しては医療機関まで早急に赴いてしかるべき処置をすべき」としか言いようがない。唐沢問題に関わっていると「この人は医療でしかどうにかならないんだろーなー」というケースに遭遇するのは珍しくはないので(かく言う自分が心身ともに健康なのが不思議なくらい)、普段はスルーすることにしている。それに自分が心配したところでどうしようもない。

 ただ。11月26日のツイートだけはどうしてもスルーできなかった。既に削除されているけど、たまたま自分のスマホではまだ見れたからスクリーンショットで残してしまった。



 …何も言うことはない。ただ、はてダがサービス終了するからこのブログを閉じるのではなく(はてブにこのまま移行して継続しようと思えばできそうだし)、自分の意志で「もう終わりにしよう」と決めたのは確かだ。たとえ冗談であったとしても(そうであってほしいけど)こういうものを見てしまってはね…。本当にもう終わりにしよう。

黄昏の囁き (講談社文庫)

黄昏の囁き (講談社文庫)

NINAGAWA・マクベス [DVD]

NINAGAWA・マクベス [DVD]

古賀古賀 2018/11/28 21:30 >「いやいや、当の唐沢さんが“TwitterやSNSで発信した情報を分析”できてなかったから、
>検証されまくったんじゃないですか」


ツイッターの方でもちょっと言いましたが、自分がネットで批判されていた
時期の『創』2008年2月号の岡田斗司夫さんとの対談では「ネットは内部で
情報が勝手に生み出され、それが「本当のこと」ということになって循環し
続けるから信用できない」みたいなことを言っていたんですよね、唐沢さん。

それが「現地の人々がTwitterやSNSで発信した情報を分析した方がずっと正確
でリアルタイム性も高い」という見解とどうすれば両立するのか、説明を聞いて
みたいところですが。

>既に削除されているけど、たまたま自分のスマホではまだ見れたからスクリー
>ンショットで残してしまった。

普段なら「金に困っている」みたいなことを語るときにも、自己演出の意識の
出る唐沢さんが、こういう風に発言するのは珍しいですね。

諸葛 均諸葛 均 2018/11/28 22:53 山本弘先生も大病を患われたので、本当に心配です。唐沢先生もご自愛くださいとしか言いようがないですね。

yonocoyonoco 2018/11/29 17:03 ラジオからの極楽とんぼファンという、深いのか浅いのかよくわからない存在としては
『めちゃイケ終了後に山本さんの名前をみるのが、こことは』
という、複雑な気持ちになってしまいました(;´д`)
まあ、理由は違えど『TVとかで使いづらい』というのは、唐沢俊一さんと共通してるんですけどねえ…

カラサワニキカラサワニキ 2018/11/29 18:54 唐沢さんさぁ(間違いなく素質も才能もあったはずなのに、勉強不足の上に自分を磨く手間を惜しんで、マウントを取りたいために苛めに走ったり弟子を路頭に迷わせたり周りに迷惑をかけまくるのは)いかんでしょ

ワイがどうこういうのもおこがましんやが、今にして思えばプロとして商品を提供する上で、色んなものが欠落していたような気がする。性格の問題なんやろな

だからといって、唐沢さんの今の境遇を蔑む気にもなれないのはあんまりにも全盛期(?)との落差が激しすぎるからやね。再起の芽も限りなくなさそうやし、制裁じみた非難も受けたし

素直に周りに謝りゃええのに。許してくれない人もいるだろうけど、今よりはずっと気分がマシになれるんやないか。いずれにしろこのままやと火垂るの墓やで

今回の記事で色々思うことがあったから、長文書かせてもろうたわ。すまんやで

abab 2018/12/02 08:35 山本の闘病記、元介護職のカミさんや、かかりつけの医者に
「自分の異常な尿意をいくら訴えてもわかってもらえない。それぐらい普通だと言われる」とか宣ってるけど、
「専門家の言う事を聞け。素人判断はダメだ」とか二言目に連呼してたのを忘れたのかね?

大体「酒も煙草もやらない、信じられないほど健康な人間」なんて自称してるけど、
作家は元々運動不足なものだし、甘いもの好きで血糖値下げる薬飲んでるとか言ってるのに「信じられないほど健康」とは…。

柳田理科雄がヘビースモーカーなのにピンピンしてるのは皮肉でしかない。

shimojoshimojo 2018/12/02 23:18 ツイッターでは、安田さんへの厳しい態度と、百田さんへの檄甘の態度が印象的でした。

南無三南無三 2018/12/05 17:20 恵比寿のバーでの劇、観てきました。
ご本人も「宇宙人の等身大人形」役で出演なさっていました。
「相手が振り向いてくれなくても追い続けるのは
 UFOマニアも片思いも変わらない」
のテーマは今だと学会会員らしいなと思いました。
(眠田氏は辞めたと仰った割には、唐沢氏自身は
 ツイッターでと学会員扱いに何も言わずまた
 と学会公式ツイッターでも「会員出演」情報に乗っていました)

また、来年早々と言えばファミリー劇場の番組の映画版に
出演なされるそうです。
あと、youtubeの動画に「10ヶ月で250PVって少ないね」
とコメントを書かれていたのが印象的でした。

諸葛 均諸葛 均 2018/12/09 18:38 町山先生、ラジオで語った映画『ボヘミアン・ラプソディ』の、内容についての間違いを指摘されたんですが、その言い訳が、唐沢俊一先生じみていて心底ゾッとしました。
https://togetter.com/li/1296412?page=2

discussaodiscussao 2018/12/20 19:10 【前記事コメント引用】
今度脚本を書く「うそつきお扇」から「腰巻お仙」を連想しました。>

↑ケン月影の「首狩りお仙」だったりして…


東京新聞12月3日記事<夜鷹が大物たちと出会い…… 「KARASAWA幕末劇 うそつきお扇」>
“唐沢さんは「うそをつくことは、人間が必死で生きていくこと。うそを魅力的につくヒロインを描けないかなと思っていたら、鳳さんという格好の人間を見つけた」と説明した。”

kensyouhankensyouhan 2018/12/30 06:06 コメントありがとうございます。

>古賀さん
唐沢さんとお金がらみの話はいろいろ聞いていたので「とうとう」という思いもあります。

>諸葛 均さん
>とりあえずSFはもう書けない。
山本さんがそんなことを書くなんて悲しすぎる。
町山さんに関しては最終回1個手前で取り上げる予定です。

>yonocoさん
幸か不幸か唐沢さんは今回脚本オンリーなので山本氏とそこまで接触はないのかも。

>カラサワニキさん
韓国海軍のレーダー照射も広河隆一氏の件も唐沢さんに掛かると全部ブーメランになってしまう。

>abさん
最新のエントリーで触れておきました。あれを読んだらそう思いますよね。

>shimojoさん
百田氏に関しては最新のエントリーで触れておきました。もうちょっと書きたいところでしたけど止まらなくなるので自重しました。

>南無三さん
正月休みに唐沢さんの舞台の動画を見ようかな(いまだに1本も見ていない)。

>discussao さん
その記事を読んだ唐沢さんの反応がこちら。
https://twitter.com/cxp02120/status/1075398250314620928