第17回「文学フリマ」終了。

弊ブースをご訪問された、またご購入いただいた方には感謝いたします m(__)m
「てつ」が「社会批評」と銘打って進撃したのは無茶だったかもしれぬ
さすがに「文学」の中に「てつ」は浮くぜ。それでも従来「擬人化」に傾斜していた「市場調査」も、文学系同人誌の趣向を垣間見ることができただけでも有意義であった。ただし、事前にチェックしていたところ以外はあまり回れていないのはご勘弁を。さらに表紙につられてご覧になってやっぱり引かれた方(特に女性陣)も多かったようですが
「中国貨車」なんだからしょうがねえだろ!(><;)
ともはや開き直りの域にw*1

*1:何をもって「文学」とするか、というのはなかなか難しく、研究・評論を通じて現れた「文体」あるいは「線」そのものが「文学」といえるのではないか。これはかなり真面目な考え。

本日の査収案件

こうしてみると、いろいろ幅広く買うてたことがわかる。ある意味、コミケで「擬人化」めぐりをするよりも様々なジャンルに接することができるのはいいのだが、いつ読むねんという話もw 個人的に出色の作品と思われるのは「凍土」。シベリア抑留を題材とした短歌集で、その重さは読むものすべてを圧倒する。

駒場文学」第80号(A-13/東京大学文学研究会)
「その男、軍事路線につき(上)」(C-59/R.B.SELECTION)
「CHASE10 大湊警備府」(同上)
「車内補充券読本 西暦2012年の異変<後編>」(C-60/西東京電鐵)
「続レチに逢いたくて」(同上)
「じょいんとっ!FTY&MM」(C-61/夢見ル土竜
「ゾンビ小説集」(D-03/アーカイブ騎士団)
「贋作夢十夜」(D-33/あかりまち+くうひズデスク)
キンモクセイ花言葉」(F-07/放課後ライブラリー)
「Beyond the Spectrum」(イ-09/Studio120)
「中国抗日映画大全 壱」(イ-14/上に政策下には対策)
「凍土」(エ-31/中村屋出版)

第17回文学フリマ参戦(2Fオ20)

日時:11/4(祝) 11:00〜17:00
場所:東京流通センター東京モノレール東京流通センター下車)
ブース:Fホール2F オ-20(中国貨車研究会名義)

http://bunfree.net/?17th_circlenumber
http://c.bunfree.net/c/bunfree17/2F/%E3%82%AA/20
第17回文学フリマに「中国貨車研究会」名義で参戦。「評論|社会批評」になってるのは
「中国貨車・鉄道を通じた社会批評」なんだよ!
と相変わらずの牽強付会
新刊は「中国貨車入門」24P。
薄めの本ですが「てつ」な常識を打ち破る表紙、貨車以外のコラムまで盛り込んだ内容。
【表紙は永月弥生さん作】
既刊の「中国貨車論叢I〜III」もあり。
表向きは「中国貨車の本」、実際はこれ以外にも「中国向鉄道車両輸出史」「もっと秘境駅へ逝こう大陸地獄変」「桑原俊英と満洲の港湾」「失われた鉄路を求めて(華中鉄道蘇嘉線)」など 産業史評論も多々交えております。表紙は「白書」風。
【IIIは緑】 ※ 裏表紙はそれぞれ違います。