夏休みならぬ秋休み…帰省4日目


朝のご近所散歩。
シューッ、シューッ、シューッ!まるで、絵本の世界の雲だ。


私が起きた頃はもう、学校やらお仕事やらに出掛けた後だった。さすがに腰がジンジン。そのレンタカーも、今日の昼過ぎが返却期限。盛岡駅前までの返却は、ひとりで行くことにした。
久しぶりに、街なかをぶらりしてようかねぇ。。。


開運橋から見る岩手山。こんなに想っているのに、相変わらず頭の上までは見せてくれない。なぜだっ!


お土産を買わなくちゃ、と駅ビルやお土産屋さんを覗くと、新鮮な野菜やお酒、調味料、珍味など欲しいものだらけ。
しかも…重い。


盛岡駅を出発し、開運橋を渡って、てくてく歩く。
既に手にはお醤油数本、ブロッコリー、はちみつを持っており、泣きたいぐらい重い。あー、失敗したぁ。ずっと車ばかりで歩いていないから、と盛岡駅からバスセンターまでゆっくり1時間ぐらいかけて歩くことにしたものの、この荷物は計算外だった。


疲れた私の目に飛び込んできたゴルゴ。思わず立ち止まってニヤリしちゃったよ。


この風景が 「あー、盛岡に戻ってきたなぁ」 と思わせる。



この辺りではもう、顔は半べそ。 「痛い、痛い」 とつぶやきながら歩いていた。紫黒米とか野菜とか、さらに重たいものが加わっていたから、ね。


そんな私の目の前に、盛岡城跡公園で始まった紅葉が目に入った。まだ少し早いけれど、それでも紅葉がここまで下りてきたんだなぁ、と思ってしばし眺める。
ここから更に赤くなるんだよねぇ。楽しみ、楽しみ。



ちょっと、日が落ちてきたねぇ。
盛岡城跡公園を過ぎると、中の橋。そこを渡ると、岩手銀行 中ノ橋支店がある。国指定有形文化財だ。


盛岡市のページより】1191年(明治44年)竣工。東京駅丸の内口の赤煉瓦駅舎で有名な建築家辰野金吾が設計した建築としては,東北地方に残る唯一の作品であり,辰野の作風をよく示しているとともに,角地という敷地条件を活かした象徴的構成にも優れています。


やっとのことでバスセンターに到着。はーっ、ちかりたぁ。。。バス出発まであと5分。頑張ったなぁ。


ウィキペディアの解説文】1960年(昭和35年)開業。建物は老朽化が著しいが、センター内は昔ながらの雰囲気が漂っている。自動車ターミナル法の適用第1号施設である。


そう、このとおり、建物の中は昭和なのだ。懐かしい空気が満ちていて、居心地が良いのなんのってもう、動きたくなくなる。


今日、下のチビが学校前でもらってきた、とある塾の販促ティッシュ。「このティッシュでふくのは、嬉し涙? 悔し涙? 嬉し涙がいい方は…」
面白いコト、考えるねぇ。中学生や高校生が見ても、効果がありそうだもの。しかももう、使った形跡があるし。何を拭いたんだ!?


今日、お義姉さんは泊まりの仕事。夜、お兄ちゃんとふたりになったとき、日々の家族のこと、両親のこと、いろんな話を聞いた。言いたいけど溜めていたんだろうなぁ、と思いながら聞いた。家族だから言えること、家族だから言えないこと。明日、東京に戻ったら、ゆっくり考えよう。