SP 野望編(評価:★★★☆)
映画ばかり観ているのではなくて、映画ぐらいしか娯楽がないのだと理解していただきたい。
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※※※ 注意 ※※※
「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
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1.評価
ようやく出てきた本編
★★★☆
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
2.基本情報
(2010年/東宝/97分)
監督 :波多野貴文
脚本 :金城一紀
原作 :金城一紀
出演 :岡田准一
堤真一
真木よう子
松尾諭
神尾佑
野間口徹
香川照之
「仕方がないだろ、大義のためだ・・・」自殺した理事官に対して尾形が発したその言葉に、猜疑心と困惑の色を浮かべ対峙する井上。
そんなTVドラマ最終シーンから1カ月後、東京の街は何事もなかったかのように平穏な姿を見せていたが、その裏では密かに日本を揺るがすようなテロが計画されていた。公安の目をかいくぐり不穏な動きを見せる国家キャリア官僚たち。その魔の手は井上へ、そしてSP達にも襲いかかろうとしていた。
3.コメント
「踊る大捜査線」「相棒」と、警察モノが大流行ですね。これらには面白い共通点があります。それは、(1)主人公たちがアウトローであることと、(2)キャリア組が悪者であること。
たまってんなー日本。
とまあ、このあたりは踊る関連で散々語っているのでサラリと流し、このSPシリーズ。この作品には上述の2作品とは明らかに違う特徴が1つあります。それは、最初から映画化が前提の作品であった(であろう)こと。
いやー、こんなすげえ気合いの入った作品が深夜枠で放映されていたことに最初から漠然と疑問は感じていたわけです。岡田くんはこの作品のために1年も前からジム通いをはじめムキムキ筋肉マンになってるし、レギュラードラマでは珍しい堤真一なんかが出演しているし、ROBOTまで乗り込んで来てむちゃくちゃ気合いが入っているし。
TV編の最終話があんなところで終わり、間髪入れずに映画の発表があり、「やられた!!」と悶えたボーイズ&ガールズはとても多かったんじゃなかろうか。それも2年間もだから、焦らされまくってもう大洪水なんじゃないだろうか。何が。
劇場版は、これまた流行りの2部作だそうで、今回は全編である野望編。もう、90分間の半分以上は井上の大活躍シーン。井上のシンクロ能力はもうわけのわからないところまで来てしまっていて、本作の最後では、遥か向こうのビルから狙撃しようと狙っているスナイパーくんをスコープ越しに睨みつけ、「撃てるもんなら撃ってみやがれゴルァ」とか言ってる。次回作「革命編」の後には「覚醒編」が用意されていて、超能力に目覚めた井上が目からビーム出したりするに違いあるまいよ。
それにしても岡田くんは、もうジャニーズにしておくのが勿体ない位の大活躍だった。この人のアクションはホントに見モノです。今、日本人のカッコいい俳優で、これだけのアクションができるのは彼ぐらいなもんでしょう。カンフーと英語を勉強したら、ハリウッドに進出できるぞ。頑張れ岡田くん。
次回、革命編は2011年3月12日よりロードショウ。
覚醒編はまだ未定。
5.2010年度ランキング(10/16時点)
(1)ベスト10
1 トイストーリー3
2 悪人
3 ソラニン
4 SP 野望編
5 Knight & Day
6 劇場版TRICK 霊能力者バトルロワイヤル
7 告白
8
9
10
(2)ワースト3
1 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
2 映画ドラえもん のび太の人魚大海戦
3
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