ステキな金縛り(評価:★★★☆)

まあ、映画観すぎだよな。
 
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※※※ 注意 ※※※
「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
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1.評価
相変わらず計算ずくのドタバタ
★★★☆
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
 
2.基本情報

 
(2011年/東宝/142分)
 
監督   :三谷幸喜
脚本   :三谷幸喜
出演   :深津絵里
      西田敏行
      阿部 寛
      中井貴一
      小林 隆
      KAN
      竹内結子

(Wikipediaより)
妻殺しの容疑で逮捕された矢部 五郎の弁護を担当する宝生エミは、将来性ゼロの三流弁護士。勝てる見込みのない裁判に矢部は「旅館で金縛りにあった」とアリバイを証言し無罪を主張する。矢部が泊まった旅館に赴いたエミは、矢部に金縛りをかけたという落ち武者・更科六兵衛を法廷につれて、矢部の無罪を証言してもらうことに。しかし、対する検事・小佐野徹はオカルトを真っ向から否定して、六兵衛の証言は法的に無効であると主張する。更には殺された鈴子の愛人、日野勉が陰陽師を雇って六兵衛を除霊しようとしていた。


3.コメント
先週末に映画を観たばっかりなのに、何で映画を観に行ってしまったかと聞かれれば、今日が1日だからです。1,000円で観られるから。先週公開したばかりの本作はとっても混雑していて、久しぶりに満員のスクリーンってのを経験しました。


会場はおじさんとおばさんとおじいさんとおばさんばっかり。山に芝刈りに行ったり、川に洗濯に行ったりしてくれりゃいいのにね。でも、彼らだって僕を見て「仕事してくれりゃいいのにね」って思っただろうからおあいこだ。


作品は相変わらずの三谷幸喜的な世界。人間味と笑いとホロリが計算ずくで散りばめられた箱庭のようなストーリー。ホロリはあるけどポロリはない。法廷が舞台だけど、ぜんぜん法廷ものじゃない。別スクリーンで主役を張っている男優女優を、ライバルをあざ笑うかのように「ちょい役」で使いまくり。その上で、脇役は三谷チームで固めてバランスを取る。まあ、安心して見ていられる作品です。


ちなみに主演クラスの男優女優だけど、現在上映中の作品の主演を、確認しただけで4人も使っている。


絶対狙っていると思う。


まあ、僕の場合、主演が深津絵里ってだけでお腹いっぱいだったんでいいんですが、脇を固める西田敏行中井貴一阿部寛も良かった。ああ小向さんもね。
そして、クライマックスのホロリは父と娘の物語。もうこの頃、父と娘というシチュエーションだけで自動的に涙が出てくる。もはや、ドラマ「北の国から」の予告CMを見ただけで泣いていた母親を笑うことはできまい。


あっ、劇中とエンディングで使われている曲は深津絵里西田敏行のデュエットで、これは結構使われ方が良かったです。これだけ切り出されて、イヤフォン越しにiPodで聴かされたら微妙だけど。


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