第4回エコビレッジ国際会議東京Report(田中正治)

エコビレッジとは



エコビレッジとは、都会でも田舎でも、「お互いが支え合う社会づくり」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を追い求める人が作るコミュニティのことです。エコビレッジは、1998年に国連の選ぶ持続可能なライフスタイルのすばらしいモデルとして 「100 Listing of Best Practice」(最もよい実践例の100のリスト)のひとつに初めて正式に名前が挙げられました。現在、国内外で「エコビレッジ」と呼ばれるコミュニティや地域が増えています。

エコビレッジとは、都会でも田舎でも、「お互いが支え合う社会づくり」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を追い求める人が作るコミュニティのことです。
お互いが助け合うという社会構造が徐々に崩壊し、地球の急激な環境悪化を食い止めようということへの参加意識が、エコビレッジへの原動力へとなっています。

人々がもう一度地球につながり、無限の未来を信じられる健康で幸せなライフスタイルを確保できるコミュニティの中で生きることができるように、エコビレッジは今や意識的に世界中で創られています。
1998年に、エコビレッジは国連の選ぶ持続可能なライフスタイルのすばらしいモデルとして 「100 Listing of Best Practice」(最もよい実践例の100のリスト)のひとつに初めて正式に名前が挙げられました。



エコビレッジの特徴


持続可能なエネルギーや水、物質の利用・再利用の実践
● 化石燃料を使わず、気候温暖化に直結しないエネルギーが利用されています。例えば、風力や太陽光を利用した自然エネルギー有機ゴミや木屑などを利用するバイオマスエネルギー。水素を利用した燃料電池のコジェネレーティング・システムなど。

● 雨水や排水の再利用を実践していることも重要です。上水→中水→下水の順に利用をし、バイオフィルターなどで水をきれいに再生します。

● コンポストシステムにより、有機廃棄物を堆肥化して有効利用します。植栽不用物、残飯、野菜ゴミなど。また、トイレのコンポスト化も重要です。

● 持続可能な住環境の実践も重要です。パッシブソーラー(太陽光の積極利用)、廃材古材の再利用、など。


持続可能な食料自給

● 大地に負担をかけない有機無農薬栽培で食料を自給していることは、エコビレッジの重要なファクターです。

● 自分達の食料は自分達で作る。地産地消、いつも新鮮な野菜を食べて健康を維持することが大切です。


持続可能なコミュニティ形成

● エコビレッジがコミュニティとして持続するためには、経済的にも循環が生じることが大切です。お互いが出来ることで支え合う地域通貨、住民の環境プロジェクトなどに対して無担保で融資する市民銀行やマイクロクレジットなど、新しい工夫が必要です。いま世界中に「エコビレッジ」が広がっています。 健康で環境負荷のない協同的な生活が、世界中の15,000カ所でエコビレッジ運動として始まっているのです!」


第4回エコビレッジ国際会議TOKYOつながりの再生成(要点)

エコビレッジとは人間間空間(コミュニティー空間)の再構成、自然の再生、自然と人間の関係性の再構築の場としての意義を持っている。世界的な資本のグローバリゼーションに対抗して、もうひとつのオルタナティブなグローバリゼーションの一翼を担うものである。

第4回のキーワードは“つながりの再生成”。外とのつながりなくして、縁なくして、もの、「主体」は存在しない。相互依存した的確なつながりの構築が新たな何かを再び生成する。
主体は固定し確立したものでなく、外とのつながり、活動により、新たな主体として生まれ変わり、また、つながり帯も再生成・成長し、縁も深まり、新たな絆へと発展していく。

人も生き物も個別ではいきていけない。何かに支えられ、助けられて生きている。どんなすばらしいエコビレッジを創造しても、エコビレッジだけでは生きていけない。外があるから内がある。外とのつながりを無視した孤立した内、いき方は持続しない。

大陸の端で、理想、モデルを大陸・外に求めて自らの理想像を構築することが苦手といわれる辺境の民、日本人。辺境は多様な価値とモデルの最終到着地点であり、それらをつなげ、混在創造する機会に恵まれている。その地理的、歴史性を再評価し、21世紀の持続可能な暮らし像、コミュニティー像の提案をアジア,世界に示していくときがきている。伝統性と創造性を融和させ、“つながりの再生成”のコミュニティーとそのネットワークを築き、アジアや世界に示し、世界的なエコビレッジのつながりの主体として再生成していく。」


低炭素社会の都市(都市の再生成)

● 2006年から2050年への変化は、日本では人口が12777万人→8993万人。
高齢者率40%。労働人口60%→40%と推測される。環境の変化、ピークオイルとエネルギー危機、さらに、資本のグローバリゼーションがもたらす階層・階級の分化は、1種の社会革命の促進要件となっている。
● 新しい共同性、連帯性、社会性、統合性をともなった循環型社会がそれで、人間の知恵、スローライフ、水平思考が促進する。現在のメガ都市は維持できないだろう。縮小時代のコンパクト都市戦略が必要である。

★縮小時代のコンパクト都市(都市の再生成)
●コンパクト都市
●歩いて暮らせる都市
●集合住宅
●人口、環境、エネルギー,福祉を統合して計画
●東京ファイバー都市構想
http://www.power-lecture.com/koushi_a/2009/oono-hidetoshi09-02-02.html
(「縮小の時代」の都市活性化への未来像)
http://www.bh-project.jp/artpoint/essay/100415-01.html(コンパクト都市)


★欧米のエコビレッジとアジアのエコビレッジ
● 欧米→個人主義。移動する遊牧の文化なのでコミュニティーに憧れがある。ゼロから人が集まり、土地を買い新しいエコビレッジ建設。
アジア→共同体主義。定住農耕文化なので、すでにあるコミュニティーをどのようにエコビレッジに変えるか。トランジッションタウンへのアプローチが容易。
 ・http://begoodcafe.com/main/ecvc2007_ecvworld(世界のエコビレッジ
 ・http://www.wera.jp/introduction/world_village.htm(世界のエコビレッジ
 ・http://www.ustream.tv/recorded/7265185 (インド オーロビル)
 ・http://www.konohana-family.org/(木の花ファミリー)


★JUN AMANTO

Dancer&Actor Jun Café Resutaurant天人(古民家再生)、Amant Bar朱夏、天劇キネマトロン(独立系映画)、Amant Trico Books(子供たちのための本屋)、空人Sorato天人下町演芸酒場、ちきゅうたま(癒しと薬膳Café)、天人天然芸術研究所(劇場)、FMラジオプロジェクト、ギャラリー、地域通貨
http://d.hatena.ne.jp/dancingjun/20080503 (身体哲学)
http://picasaweb.google.co.jp/junamanto (ギャラリー)
http://umeda.keizai.biz/headline/152/ 「地球に効く本屋さん」
http://ag-skin.com/daily/skinblog.cgi?mode=2&sn=680 (café)
http://radiocosmos.seesaa.net/category/2750362-1.html (AManTO Radio Cosmos)
http://amanto.jp/japanese/project/event_j(天人天然芸術研究所(劇場)
http://www.art-yuran.jp/2001/05/_salon_de_amant.html (SALON DE AManTO 天人 )
http://radiocosmos.seesaa.net/ (AManTO Radio Cosmos)


★ゴジカラ村(H15年設立)


世代を超えて混ざって暮らそう。動物と一緒に暮らそう。混ざって暮らすことによっていろいろな問題が解決する。
養護老人ホーム「太陽の杜」
short stay20人可
ゴジカラ村役場KK(デイサービス「やさしいところ」、ホテルshort stay10室
吉田学園(幼稚園)森の中でのびのび。200人、7クラス。遊具なし。勝負を決めるものがない。森の中が子供たちの美術館。
愛知綜合看護福祉専門学校(看護し、保健士
在宅介護支援センター
グループホーム
NPO雑木林(植林10000本、森を守ろう)
古民家移築
(有)ほら工房(陶芸)
食事処、喫茶「のどか」
ケアハウス50人
ぼとぼち長屋(老人、子供、OL)
露天風呂
イベント
雑木林
もうひとつのすまいの会(ミックスチャハウス計画、将来要介護者対象、50戸)
http://gojikaramura.jp/show/index(ゴジカラ村)
http://www.aurora.dti.ne.jp/~joda/talk2.htm(村長)
http://blogs.yahoo.co.jp/shiinomi100/50478653.html(もりの幼稚園)
http://ecovi.begoodcafe.com/227(職員)
http://kikori.shiga-saku.net/e411201.html(幼稚園)
http://www.mirai-kodomo.org/2009/02/post_389.html(事業)
http://homepage3.nifty.com/anki-npo/old/katudo/2000/semi3.htm(ケアハウス)
http://maasan.blog19.fc2.com/blog-entry-837.html(森の中)
http://kangoshi-job.jp/63597/y(看護士求人)
http://photozou.jp/photo/list/138785/536519(週末キャンプ)
http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2007/10/post_654f.html(建物)
http://www.wa.commufa.jp/~toshishi/sumai/nagoya/nagoya.htm(ぼちぼち長屋)
http://gojikaramura.jp/show/sideStreet/index(ぼちぼち長屋)


藤野町 里山長屋ぐらし
2010年1月27日 ... 里山長屋暮らし〜藤野プロジェクト. 4世帯が協力して「持続可能な暮らし」を始めようと模索しはじめました。
http://blog.canpan.info/nagaya/里山長屋ぐらし
http://blog.canpan.info/team-80/トランジション藤野


トランジションタウン



http://www.ustream.tv/recorded/7318274
http://greenz.jp/gigimaki/?p=2504http://www.transition-japan.net/what/


★地球とつながるローカライゼーショ
●小さなコミュニティーづくりだけなら自己満足に終わるのではないか。
●大都市をどうするか考えていかなければならない。
●グローバリゼーションの良いところを生かす。情報、過去にとらわれない、進化、地球とともに。
エコビレッジも老後のことを考えていかねば。
●文明の転換とその方向性、政策提言を社会に発信すること。具体的な建設の内容をも。
地域の問題を解決していくプログラムが必要。