立体視で間違い探し

ムシキング」の二匹目のドジョウを狙って、複数のメーカーが世に出したカードベンダー+じゃんけんゲーム。トミー(現・タカラトミー)からは「ゾイド」タイトルの「ゾイドカードコロシアム」が出ていたが、すでにメーカーのサポートサイトも閉鎖され、後は店先から筐体が撤去されるのを待つばかりだ。
そんな状態なので、浦和のユザワヤで今生の別れとばかりに2度ほどプレイ。結果得られたカードはこの2枚だった。

……私はよほどミィ様に好かれているらしい。右側はノーマル、左側はカードナンバーは同じ(38/48/08)のシークレット仕様だ。
さて、このシークレットの絵柄、果たしてゲーム機の画面には反映されるのだろうか? 実際に試してみればいいのだが、いちいち機械を使わなくとも確認はできるのである。

カード裏側、ゲーム機にスキャンされる二次元バーコードを並べて立体視する。交差法でも平行法でも構わない。結果、全くチラつきがなかったので、この2つの二次元バーコードは全くの同一、つまり画面上には同じミィ様が表示される、と判断できる。

ゾイドは新世紀にノーフューチャー

それにしても「トランスフォーマー」タイトルが見事に息を吹き返したのに対して、同じタカトミでもゾイドは壊滅的……。

ゾイド エヴォドライヴ ZED-1 ゴジュラス

ゾイド エヴォドライヴ ZED-1 ゴジュラス

このエヴォドライブは当初8月30日発売予定だったのが、来年1月に延期となった。一度は発売日を決定し、受注を開始しておきながら、発売3カ月前になって半年もの延期になったということは、問屋・小売の反応がよほど鈍かったのでは? このまま発売中止にしたほうがよいのでは、と思うのだが。
タカトミの担当者以外の誰もが「絶対に売れるわけがない」と確信しているぞ
メディア露出や継続的なシリーズ展開も無しに、アニメでは一度も主役になったことのないゴジュラスを、全高11cmという超ミニサイズで、希望小売価格6300円で発売します! ってなあ。この値段なのにコントロール不可、ただ歩くだけ(動きにそれなりの芸はあるが)だし。売れるわけがないというか、誰に売るつもりなんだタカトミ?
これでタカトミからの商品展開はしばらく休止だが、コトブキヤが熱心だからタイトル自体の話題が継続するのは救いだ。