Slingメディアが熱い

先日、Sling MediaがSling Player Mobileを発表した。

Windows Mobile Pocket PC 5.0を搭載した携帯機器であれば、
世界中で自宅のあるいは、親戚の家(セットしていれば)のTVが
見れてしまうということになる。

Sling Mediaは友人のベンチャーキャピタルが投資した会社で、
2004年に設立。本社はSF空港近くのSan Mateoにある。
Slingには一石を投じるという意味があり、まさに既存のメディアと
システムに一石を投じる格好となった。

ボディは、延べ棒の形をしたプラスティックの筐体で、
価格は$249.99。これに、冒頭のSling Player Mobileが$29.99だ。
本体とTVの直繋ぎ、あるいはケーブルボックス経由での結線と、
ブロードバンド回線を繋がないといけないので、長いイーサ
ケーブルが必要かと思いきや、Ethernet Connection Bridgeなる
便利なものがあった。
これを壁のコンセントに取り付けイーサと繋ぐだけで、OK。


自宅には、ウインドウズベースのモバイル機器がないので、
PC上でTV観賞している。PDAでもあれば、スタバで自宅のTVが
見られる訳だ。VerizonとかSprintが提供しているケイタイへの
有料TV番組配信はこのおかげで影が薄くなるのではないだろうか。

日本にSling Boxを設置して、アメリカ在住の日本人向けに日本の
TVを視聴可能にするサービスを提供している会社が既に数社ある。
但し、権利関係が微妙なためにセールストークには気を使っている
ようだ。業務停止に追い込まれたところもあるらしい。

Sling Mediaは現在、Windows XPと2000しか対応していない。
また、複数のユーザの同時アクセスもできない。それにレコーディング
ができないから、TV観賞はリアルタイムということになる。
近い将来Mac版も計画されているらしい。

日本のどこかにSling Boxを設置して、日本のTVを観賞してみたいものだ。