寿都鉄道8105入線

ワールド工芸の8105を買ってきた。もちろん完成品。44100円也。何とミニカーブレールを曲がれる。ただし制限付き。私の買ってきた車両は左回りのみ。右回りは先輪が脱線する。あとテンダーが難しい。テンダー単独では問題ないのに、テンダーをつなぐとカーブでひっかかる。どうもテンダーすら牽引できないという疑惑が。うーむ。
製品のインプレッション。
外見はいい。買ってよかった。走りが悪いのは当然当方の責任。そもそもミニカーブレールを走れた、というだけでも驚愕だ。普通のレイアウトであれば、おそらく問題はないのではないだろうか。ただ力不足の感は否めないが。
意外と走行性能がいいのは特筆できる。テンダー抜きならばミニカーブレールを問題なく通過するのは素晴らしい。テンダーをつなぐと、なぜかテンダーを振り切って走っていく。機関車チューチューか!チューチューもボールドウィン形のSLだったから、ボールドウィン製の8100はぴったりだ。テンダーが脱線しておいてけぼりを喰うのだが、不思議なことにキハ03でテンダーを推進した場合はテンダーも問題なくミニカーブレールを走れる。それぞれをばらばらに走らせると問題ないのに、組み合わせると問題を起こす。直線部分をゆるりと走らせよう。あまりモーターも強くないようなので、ゆるりとした走りがいいだろう。9V以上の連続負荷をかけないように、ということであった。ちなみにわが家のパワーパックは確か8V以上は出ないはずだ。ミニカーブレールセットのものなので。明日には多分キハ01も来る。これで北海道のローカル線のイメージ。寿都鉄道が少し近代化された、という感じの路線になりそう。街並みコレクションの駅前旅館は鰊御殿に見えるし。さびれた感じもぴったりで、昭和40年代の北海道のさびれた街並みという感じか。8100も老朽化で、貨物輸送にC56を国鉄より購入、という感じで。寿都鉄道でもディーゼル機関車が導入されたが、除雪のために最後まで8100が残ったらしい。つまりは1950年代のディーゼル機関車は出力不足で、明治時代に作られた古典SL以下の働きしかできなかったのだろう。1960年代になって漸くまともなディーゼル機関車が出来たが、高価だっただろうから、SLしか導入できなかった、という想定も。というわけで、マイクロエースのC56を予約。大分先になる。レールバス寿都鉄道が廃止になったころには国鉄線路上から姿を消していたので、払い下げは受けられたはずだ。キハ01とキハ03を一両ずつ払い下げを受け、さらに8100の置き換え用としてC56を導入、という設定も悪くないな。架空鉄道として。8100も一両を保存機兼予備機として残っている、という設定。こうなるとハ6(二代目)も欲しいところだが、残念ながら売り切れていた。C56にはレールバスで捌ききれないかもしれない乗客のためにスハフ32でも連結するか。KATOはなぜかオハフ30を出さないので、今家にあるモデモのスハフ32で日本に昂ぶろう。今まで持て余していたが、ようやく使い道が出来た。