JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

東京コンテスト参加

ALL JAが終わると3日のGWの真っ最中にある東京コンテストが開催されます。東京都支部のコンテストはローカルコンテストの中でも最も盛り上がるので毎度参加しております(他に東京CWと東京UHFコンテストがあり、いずれもハイレベル)。中でもHF/50MHzも含まれる東京コンテストは最も参加局が多いのではないでしょうか。

天気が良ければ伊勢原の山に登って50/144MHzで参加するつもりでしたが、生憎の雨で(去年と同じ)仕方なく家からの参加。家からだとアンテナの都合上144MHzになってしまいます。幸い、富士山/丹沢にビームを向ければ1エリアとそこそこできるという理由です。設備は5エレの八木とIC-9100(50W)、部門は144MHz都外電信です。

開始早々Runから始めてまぁまぁ順調に呼ばれますが、144MHzの電信というややマニアックなバンド/モードなのですぐにヒマになります。適当にネットで遊んだり、本を読みながらのんびりとRun。10分以上呼ばれなくなったら休憩し、S/Pに回ったりと気楽にやっておりました。

ちょっとリグのトラブルなどもあって、このように2台体制で運用し、アナログとDSPを比べながらの運用となりました。

144MHzの電信と言えどもバンド中ほぼ隙間なく使われている状況で、アナログ機のIC-910Dではフィルタ(BW=500Hzを実装)の切れが甘いせいもあって、バンドの至るところでピーピー、キーキーと信号のモレが気になりました。また山岳移動局からの強烈な信号の付近では相互変調歪を受けてしまい、呼んできた局なのかIMDによるニセ信号なのか判別できなくて困ったケースが多々ありました。アナログ機の信号は聴きやすいのですが。一方、DSP機であるIC-9100の混信除去能力は大したもので、このようなケースは全くありませんでした。ただし、本当のカスカスの信号だとノイズに押し込まれてしまって聞きにくいということは感じなくもありません。144/430MHzの電信では弱い信号が多いので、シビアな了解度と混信耐性という両者の性能を兼ね備えたリグが強く要求されるのですが、なかなかありませんね。更に長時間の連続送信に耐えうる放熱設計も・・・(汗)

成績は144MHz電信オンリーで117QSOs。マルチは伏せておきますが、都内マルチはあまり取れませんでした。しかし滋賀県からも呼ばれ結構満足しています。去年実績だと4〜6位くらいの位置だと思います。

交信いただいた各局ありがとうございました。