効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

IPCC報告

国連の気候変動に関する政府間パネルIPCC)は2日、地球温暖化の科学的な評価と対策を盛り込んだ第5次統合報告書を公表し、産業革命前より地球の気温上昇を2度未満に抑える国際目標について「実現への道筋は複数ある」と表明した。2050年に温暖化ガスの排出を10年比40〜70%減らし、今世紀末にほぼゼロにする必要があると分析した。このほぼゼロにするという意味は何だろうか。報告書自体をまだ読んでいないので何とも言えないが、ゼロにならなければ人類は滅びるということではないだろう。別に窒息して人類が死んでしまうということではないはずだから、現在のような社会を維持することができないという意味の方がつよいのだろうと思う。いずれにしろ化石燃料の消費を極限まで抑制し,輩出するCO2を除去する技術の開発が必要なのだが、災害が多発するものの、それがどうしたという人も多い可能性がある。食糧の生産状況も変化するだろうが、すぐ明日のことではない。どのようにして一般社会を納得させるか、工夫が必要だろう。