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こら!たまには研究しろ!! RSSフィード Twitter

2009-11-09

[]金融政策論争 金融政策論争を含むブックマーク

 ここ数日,ネットはもとより雑誌・新聞等でも金融政策についての関心が急激に高まっており,望ましい限りです.それにしても勝間和代氏の影響力の大きさにびっくり*1…….今回の勝間レクチャーはともすると専門家の中だけで議論されるにとどまりがちであった金融政策の話を多くの人に重要な課題として認識していただく大変大きな契機に,そしてもしかしたら歴史的な政策転換への出発点となるのではないかと思います.

 一連の論争で現在の日本の金融政策の問題点とその改革を巡る論争をはじめて知ったという人もいるでしょう.そして,その議論に大いに説得された人,疑問視する人様々だと思います.むろん飯田は,

  1. デフレが大きな問題であり,その脱却が必要である
  2. デフレからの脱出のためには金融政策方針の転換
  3. 2%程度の安定的なインフレを目指す政策を実施すべきである

と考えております.これらをネット上の呼び名にしたがってリフレ論と呼びましょう.そこで,これらの論点への批判にお答えすることで,各所での議論のよすがにしていただければと思います.

[]FAQ「デフレ以外にも問題があるんではないの?」 FAQ「デフレ以外にも問題があるんではないの?」を含むブックマーク

 デフレ脱却とそれによる景気の拡大の議論に対するもっともプリミティブな批判はこのような「他にも問題はある」論ではないでしょうか.これは全く正しい.そして正しい故に無意味です.

 経済政策は3つに大別されます.成長政策・安定化政策・再分配政策です.デフレの問題は主に第二の安定化政策に関するもので,安定化政策が行われれば成長政策や再分配政策は不要であるというわけではありません.日本の経済政策は,成長・安定・分配ともに大きな問題を抱えており,それぞれに対応が必要でしょう.


 そして,成長政策・分配政策がどのような方向に進むにせよ,そのためにはデフレ脱却という援護射撃は重要な役割を果たします.

 第一の論点は,成長政策と再分配政策の関連性です.デフレ下では現金に代表される名目固定的な資産の保有が有利になります.例えばデフレ下では100万円分の砂糖を買って1年間置いておいたら*2デフレによる値下がり分損してしまいます.一方,現金や預金ならばこのような目減りは生じない.そのため,安全資産に需要が集中し,将来の生産力向上に結びつく実物投資に資金が向かいません.さらに不況の長期化は労働者の経験の蓄積を阻むため,これも長期的な成長の足かせとなるでしょう.

 もちろんこれらの悪条件を吹き飛ばすだけの強力な技術進歩や新産業があれば……たしかにデフレのままでの成長は可能かもしれません.しかし,ここでちょっと考えてみて下さい.強力な技術進歩や新産業があって,かつデフレ脱却による援護があればもっと高い経済成長が可能ではないですか.技術開発には資金が必要ですし,資金調達は好況の方が容易です.そして,起業は好況下に増加することが知られています.

 さらに,政治的な側面でも成長政策にはデフレ脱却とそれによる景気支持が必要です.日本経済における各種システム,産業構造,規制を変えていくためには長い時間がかかります.しかし,選挙は毎年のように,世論調査は毎月あることを忘れてはいけません.せっかくすばらしい改革であっても,その過程で「景気がよくなるのはかなり先だが,改革が終わればきっとよくなるので待っていてくれ」と言い続けても……不景気が続いたならば「この政策はホントは無意味なんじゃないか」という世論が強くなるでしょう.その結果,せっかくの改革が中途半端に終わり,そして逆回転させられるかもしれない.時間がかかる改革においてこそ景気を安定化させておく必要があります.

 また,財政再建の面でもインフレは有意義な効果を持ちます.景気状況が不変でもインフレ時には自動的に税収が増大しますし,インフレによる好況の元ではさらに税収が増大します.名目GDPが1%上昇すると,税収は1.1%と経済の拡大以上に増大するのです.2%のインフレと2%の実質成長が維持できれば,一般会計税収では当初5兆円,その後毎年約4.4兆円程度の自然増収が期待できるのです.

 ただし,インフレ・好況時には利子率も上昇するため,国債の利払いが増大します.しかし,この利子率の上昇は需要不足の解消までは軽微であり,さらにインフレとそれによる税収拡大に遅れて生じます.これをインフレの税収ボーナスと呼びます.税収ボーナスのみで財政再建というわけにはいきませんが,少なくとも税収ボーナスの援護の下の方が財政再建は容易でしょう.


次回は「2%インフレなんてどうやって起こすの」について書いてみたいと思います.おそらくリフレ派と呼ばれる人の中でもここについて誤解をしている人は少なくないように感じるので.


ちょい玄人向けの追記

 大学院レベルの経済学を勉強したことがある人が第一に違和感を感じるのは,上記の「安定化政策は長期的な経済成長率を支援する」という説明部分でしょう*3

 現代的なマクロモデルでは,まず実際のGDP等の変動を「外生的な技術進歩率=自然成長率」と「自然成長率以外の変動=景気循環」に分割します.でも,これって単なる仮定なんで,別に「自然成長率と景気循環は無関係」と主張しているわけではないんです.

 では,景気変動経済成長にはどんな関係があるのでしょう.古くからふたつの,そして完全に逆の仮説があります.ひとつは「変動が激しいほど企業の新陳代謝がすすんで経済成長率は高くなる」というもの.いわゆる創造的破壊の考え方です.もうひとつは「安定化が十分行われているほど,安心した技術開発・投資活動が行われるため経済成長率は高くなる」というマクロ安定化政策有効論です.

 どちらが正しいのか……従来の代表的な研究だとRamsey and Ramsey(1995, AER)のようにマクロ安定化は経済成長にも寄与するという意見が主流だったようです.でも,どうも創造的破壊もなかなかいい線行ってるみたいなんです.といっても別にどっちつかずの主張を仕様というのではありません.Imbs(2007,JME)によると,産業レベルでのパフォーマンス変動が大きい国ほど経済成長は高いが,その国共通の状況(いわゆる国全体での景気)の変動の大きい国の経済成長率は低いことが示されています.つまり,効率的な産業とそうでない産業の差がはっきりしている国では生産要素の部門間異動が生じやすくなるため経済成長率は高いが,国全体で景気の波が激しいと経済成長率は低いというわけ.

 これは非常に直感にも訴えかけてくる結論です*4経済全体についての安定化政策と,産業に対する競争政策が経済成長を促進する.長期的成長にとっては安定化と競争の両輪が必要というわけです.


■追記の追記

 なんかこれだとRBCやNKモデルが成長と循環を完全に分割してしまっている非現実的な話……みたいに読めてしまう人がいるかもしれないので蛇足な追記.技術進歩の中に景気とは無関係な外生的な部分があるのは確かでしょう.だから,いままでどおりそのような外生的な部分をつかって成長のトレンドを定義し,それ以外の技術進歩の様態を別途モデルに組み込むことは十分に可能です.したがって,理論的には成長と循環の分離はそれほど問題ではない.

 ただし,問題は推計の方.現在のDSGEの推計では成長と循環を機械的な方法(具体的にはHPフィルターやCFフィルター)で行うのが通例になっています.このような機械的な分離には確かに上記のような問題が生じます.ではどうするのか……Yano(2009)は機械的ではない潜在GDP推計のひとつの試みですし,同モデルよりももう少し拡張されたモデルを用いての同様の試みも現在執筆……というかお化粧中です.成長と循環,または成長とGDPギャップの直交を前提にしない推計も順次改善されていく問題と考えられます.

*1:実際,勝間さんが国家戦略局デフレ脱却の必要性とその方法を発言してからの数日で主要紙2つ,雑誌3つから取材依頼が来ました.僕でこんなに電話やメール来るんだからメジャーなエコノミストはもっとだと思います.

*2:ここでは倉庫代や品質劣化は捨象します

*3統計学+ε: 米国留学・研究生活を見てふと気づきました.

*4:それだけに注意も必要なわけだけど.

kuroikuroi 2009/11/09 21:14 解りやすい解説ありがとうございます。
最近「声の出る(ry」になったばかりなので
こうした論点整理非常に有難いです。
次のエントリも楽しみにしてます。

蛇足ですが追記の終わり近くの
「・・国全体で景気の波が激しいと経済成長率は高いというわけ.」
の「高い」は「低い」ではないでしょうか。

Yasuyuki-IidaYasuyuki-Iida 2009/11/09 23:57 ご指摘ありがとうございました.早速訂正しました!

deepseamandeepseaman 2009/11/10 00:14 はじめましてですけど、先日のアクセスがポッドキャスティングでフルに特別配信されてますね。
http://www.tbsradio.jp/ac/
アクセスは普段は番組の一部を編集して配信しているので、異例のことです。聞き逃した人はラッキーですね。

WATERMANWATERMAN 2009/11/10 08:11 大学時代に工学を勉強した身からすると、経済状態は振動制御の理論に非常に近いような感じがしますね。
そのような視点でモデル化している例があるんじゃないかなあと思うんですが。
マネーサプライの量が経済にどのような影響を与えるのか数学的に分析したモデルを提示しないと、例のうるさ方や筋肉経済学思考の人を納得させることはできないではないかなあと思うのです。
このような話はどのような本を読めば良いですか、アドバイス頂けると助かります。

NSNS 2009/11/10 10:47 煽り屋で知られる藤沢数希氏が、煽り抜きのリフレ批判エントリーを立てました。http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51611082.html

なんでも、リフレ政策は「4年生大学の経済学部程度の表面的な理解」で導かれる、全く間違ったトンチンカンな政策だそうです。

SeuSeu 2009/11/10 11:45 このエントリなんですが、「起業は好況下に増加することが知られています.デフレ下でもなお」の後の部分が切れていませんか?

Yasuyuki-IidaYasuyuki-Iida 2009/11/10 21:57 >NS
うーんやっぱり金融屋さんはマクロ苦手なんですね.生産性・潜在成長率が低い国は普通(金融政策一定なら)インフレになりやすい(ものが足りないわけですから)んですが.

>Seuさん
あ.エディタからのコピペの際の消し忘れみたいです.

kendochoraikendochorai 2009/11/10 23:53 池田信夫が飯田さんがインフレーターゲットは不可能だと言ったっといっていますが事実ですか?

Yasuyuki-IidaYasuyuki-Iida 2009/11/10 23:58 不可能の意味によると思いますが?政治的にと言うことならそれを可能にしてこその言論の力だと思いますし,それ以前に出来ないというのなら海外の中銀に出来ることがなぜ日本には出来ないのか説明が必要でしょう.

通りすがり通りすがり 2009/11/11 09:00 >次回は「2%インフレなんてどうやって起こすの」について
楽しみにしています。
ついでに「日銀がリフレ政策をとらない理由」の解説もあると助かります。さすがに「日銀が馬鹿だから」と言われてもにわかには信じがたいので…

NSNS 2009/11/11 13:36 返信ありがとうございます。

反対派が一大攻勢をかけてきましたね。今回の論争は雌雄を決する天王山・関が原かもしれません。

天と地と。皇國ノ興廃此ノ一戰ニアリ。

>うーんやっぱり金融屋さんはマクロ苦手なんですね.

同じく金融屋の岩崎日出俊氏が、本日11:10に藤沢ブログのコメント欄に 「物理学や数学を学んだ方、あるいは金融でも実際にキャッシュ・フローを引いた経験のある方なら、相転移や発散は身近なこととして経験してきたことと思います」 と書き込んでいます。
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51611082.html
(http://hidetoshi-iwasaki.cocolog-nifty.com/1/2005/10/jgb.html)
(http://hidetoshi-iwasaki.cocolog-nifty.com/1/2005/10/post_8cae.html)
http://hidetoshi-iwasaki.cocolog-nifty.com/1/2009/11/post-f67b.html
岩崎氏は恐らくドーマー条件を念頭に置いているのだと思われますが、「発散」はともかく「相転移」は経済学で使う言葉なのでしょうか?経済物理の人が使うのは知ってますが・・・

金融屋さんは超短期の売買でサヤ取りしてナンボですから、長期(会計学的に1年以上)の分析は苦手、むしろトンデモ理論を信じている方が少なくないような気がします。

torisugaritorisugari 2009/11/11 17:01 用意→容易 2カ所

specspec 2009/11/12 00:16  経済物理で扱うモデルは、そもそもミクロ的基礎付けがあるんでしょうか?

Yasuyuki-IidaYasuyuki-Iida 2009/11/12 13:29 うーんどうも今現在ところでは経済物理はおもしろそうな比喩の域を出ていないと思うんですよね.

Fellow TravelerFellow Traveler 2009/11/13 16:25 Romer and Romer->Ramey and Ramey

Yasuyuki-IidaYasuyuki-Iida 2009/11/13 18:28 >Fellow Travelerさん
ありがとうございます(恥)

SVSV 2009/11/16 03:16 まだひょっこですが、頭のよろしくない金融屋の片割れです。

難しい経済学の議論部分をフォローできていないまま質問をするのも失礼だと思うのですが、もしよろしければご教授ください。

インフレになった場合、あるいはインフレ期待が高まった場合、実物投資が高まり、財政再建にもつながることが今の日本で起こりうるのか分かりません。
インフレ下ないし高いインフレ期待の状況下においても、実物投資のリスクが海外投資のリスクを上回ったり、リターンで下回る場合、実物投資が伸びず、不況下インフレになることはないのでしょうか?

また同様に、インフレ下ないし高いインフレ期待下では、機関投資家は債券投資ができないため海外投資にシフトし、長期金利が上昇し財政の負担が高まることはないのでしょうか?

実際、米国でも今年の中頃に、国債買い入れ懸念が高まり、10年金利が4.0%を超えそうな動きを見せたときに、Fedが金融政策を財政ファイナンスに使用しない旨をアナウンスして沈静化した状況があったかに記憶しています。

SVSV 2009/11/16 03:23 すいません。
ところどころ日本語がおかしく、無礼な物言いになっているかもしれませんが、もしよろしければ以上の素人の疑問へのご回答を頂ければと思います。よろしくお願いします。

Yasuyuki-IidaYasuyuki-Iida 2009/11/16 21:41 まさにマクロ経済学の醍醐味がわかる質問です.マクロの問題を考える際にはワルラスの法則(すべての市場での超過需給を合計すると0になる)を考慮しないと行けません(これは「理論」ではなく「法則」であることにご注意下さい).

さて,インフレは貨幣市場で発生している超過需要の解消を通じて行われます.貨幣市場での需要が減少すると言うことは,財市場or債券市場での需要が増大するということです.したがってインフレの過程で「財市場の超過供給は解消されない(不況のまま)のに債券需要が縮小」ということは起きようがないことがわかります.財市場の景気回復と同時に(相対的に)fixed incomeが不利になるというのはしかたないでしょう.

Yasuyuki-IidaYasuyuki-Iida 2009/11/16 21:56 あ.あと需要が海外出て行くのみとの御懸念については,上記の話に加えて……財市場で需要が変化しない(貯蓄投資バランス一定)で海外に資本が流出するコトが可能か(というかそのためには浦で何が起きていないといけないか)を国際収支統計の定義から考えるとよいかと思います.

SMAP/VSMAP/V 2009/11/17 09:20 興味深い話題なんで、頭の中を整理をさせてください。

(1) 貨幣需要と債券需要はトレードオフの関係にある。
(2) インフレ(貨幣需要の低下)とは実質金利が低下すること。
(3) 実質金利の低下とは、IS-LM分析におけるLM曲線が右にシフトすることだから、財市場における産出量(GDP)が増加する。

という理解で大丈夫でしょうか?
ただ、この場合、「財市場 or 債券市場」ではなく「財市場 and 債券市場」なんじゃないかと思うのですが……???

ただし、(1)については、債券=日本国債とは限らないので、国際資本取引を考慮する必要がりますが、後半部分の論点は、いわゆる「木村剛キャピタルフライト問題」のことですね。
 経常収支 + 資本収支 = 0 ……ですから、資本収支がマイナスになれば、その分、経常収支がプラスになる、つまり輸出が増えると。

知識としてなんとなく知っていることを、実際の議論に適用・応用するのは難しいです。(-_-;)

ちなみに、今年の米国債の事例ですが、日本国債の場合、保有者の大半が国内で、中国が米国債を大量売りにだす――みたいなリスク(心配)がないので、そうした事情の違いも考慮する必要があると思います。あと、実質金利=名目金利−インフレ率 なので、インフレで名目金利が上がったとしても、実質金利はそれほど上がらないという問題もあります。

SVSV 2009/11/17 22:21 ご教授頂きありがとうございます。

確かに均衡を考えると仰る通りだと思います。そして、先生がどのような世界を念頭に置き議論されているか微かにわかったような気が致します。

しかし、しつこいかも知れませんが、さらに質問させてください。

インフレ下において、比較的長期にわたり均衡状態に到達せず、またリスク選好の低い経済主体がインフレ下にも関わらず貨幣を所有しつづけ、また金融資産が高ボラティリティのため、リスク選好の高い投機家によってのみ保有される状況だとします(この場合、リスクに見あったプレミアムが金融資産に与えられており、金融資産発行者からリスク愛好的投機家へ富の流出が起きているものと解釈します)。

この状況下でさらに、リスク選好が中程度の日本の機関投資家はリスクが高くなった国内金融資産を売却し比較的リスクの低い海外資産を購入、海外に渡った邦貨はリスク愛好的な海外投機家により日本の金融資産が購入される。

このような状況は起こりうるものなのでしょうか? また、起こりうるとき、日本がインフレになった場合、財を購入する需要が高まるのと以上のような可能性は、前者が高い概然性を有しているのでしょうか?

更といですいませんが、教えて頂けると幸甚です。

SVSV 2009/11/17 22:40 すいません。補足をさせてください。

リスク選好が低い経済主体が貨幣ないしは流動性金融資産を持つ根拠は、将来の消費に必要になる貨幣を所持したいが、金融資産は危険すぎるためです。

Yasuyuki-IidaYasuyuki-Iida 2009/11/19 13:15 >SMAP/Vさん
あまりモデルは想定しない方が良いです.そのモデルが状況の分析にマッチしているか否かの不確実性があるので,特定のモデル無しに済ませられるところまではモデル無しですすんだ方がよいかと.

>SVさん
ワルラスの法則や国際収支定義式は均衡しているか否かは特に関係ありません.貨幣市場で超過需要が解消される(または超過供給になる)ならば,その他の市場で超過供給が減るor超過需要になるしかありません(これは超過需要・超過供給の定義から導かれるものなので特定のモデルではないことにご注意下さい).

なお,御懸念は外資流入と海外への資本流出が同時に生じるケースと言うことですね.ボラティリティが高まる理由もよくわかりません.何もせずに今まで通りでもボラティリティが高まることはあるでしょう.貨幣供給経路を上シフトさせるとボラティリティが高まるという因果がないならこれは「別の問題」です.

SMAP/VSMAP/V 2009/11/20 01:30 法則・定義と、理論(モデル)の違いについて、これまでちゃんと考えたことがなかったので(その種の解説を読んだこともなかったので)、大変参考になりました。どうもありがとうございました。

KoroKoro 2009/11/21 06:42 素人の考えかも知れませんが、子ども手当を政府紙幣で配布してはどうでしょうか。当然インフレ要因になるためデフレ対策となり、財源の問題もなくなるので、一石二鳥だと思います。そう簡単にはいかないよと言う問題点があれば教えて下さい。

specspec 2010/10/26 00:40  あまり金融屋を揶揄しない方がいいかと。リフレ政策を指示されている方もいますから。
 相転移など経済物理はミクロ的基礎がないでしょうが、リフレ派にポストケインジアンの浅田統一郎先生、マル経の松尾匡先生が入っていますし、逆にそうでない人もいますから学派とリフレ派ってリンクしないのかなとも感じています。

specspec 2010/10/26 00:41 ×指示 ○支持