偽シンカフェでホアルー・タムコックへ

オットはあまり乗り気ではなかったのだが、せっかくだし、街以外にもベトナムを見たくなったのでホアルータムコックへツアーバスで日帰り旅行に。
前日Dさんがシンカフェで予約を取ってくれていたので、当日約束の時間の7時45分にホテルのフロントで待っていてもやって来るツアーバスは他のツアーばかり。。。30分過ぎ、40分過ぎだんだんと不安に。それを見かねたホテルのフロントの美人なお姉さん、トラベルオフィスに電話をかけるからバウチャーを見せてと言われて見せてもあれ?電話番号も書いてない。シンカフェと言っていたのでガイドブックに載っているシンカフェの電話番号を教えてフロントのお姉さんが電話をかけてくれた。そして判明、これはシンカフェのツアーではありません、ホンモノのシンカフェならバウチャーに色々な事項が書いてありますと言われてが〜ん。時にはツアーバスも色々なホテルからのピックアップをしてからなのでとても遅れてくる事もあるというので、ガイドが来たら電話かけるからホテルの部屋で休んでいたらと親切なご提案。そうこうして一時間過ぎてやっと登場。一体どうしたの?と〜っても待っていたんだから!と英語で怒るとSorry,something happen.と訳の分からないお答え。一体なにがhappenなんだ!と怒り心頭の中ツアーバスへ。私達がラストだった為ミニバンは満席、なんと2人乗りの助手席に座らせられる。普通だったらありえないけどここはベトナムだからなあと気を取り直しホアルータムコックへ。当日の朝は小雨降りしきる中だったのでタムコックは大丈夫なんだろうかと心配する。

まっこのバスガイド英語も何でもsomethingを乱用、説明もあやふや、時々消えちゃうなど色々不思議な青年だったが悪い人では決してないという事は分かる。ツアーメンバーはほぼヨーロッパ人。だんだん彼らもガイドの事が飲み込めてきてガイドの回答を適当に聞いていたような感じ。みんな日帰りのハロン湾かホアルー・タムコックかで悩んで今回このホアルー・タムコックツアーにしたと言っていた。今の季節のハロン湾は天気がぐつついているので壮大な景色を望みにくいらしい。
古都ホアルーはバスで走ること約2時間、小雨降りしきる中約40分くらいの見物。入り口の横で二湖を弾いているおじさんは人が来ると演奏し始め、いなくなると暇そうにしていたのが印象的。また、仏像の間に入るのによっこらしょっと高い敷居をまたいで入るのが不思議だった。ガイド曰く、それは神聖だからだということと後水害が多いからだと言っていたが本当なんだろうか?!
ニンビン省はホンノンボの石が有名な所なので沢山の石が道すがら見ることが出来た。

*そしていよいよクライマックスのタムコックへ
バスにまた揺られて1時間。待ちに待ったタムコック!ちょうどその頃雨も止み、いい天気に。タムコックの湖の側にあるレストランで昼食をとる。ここでヨーロッパ人の皆さんと楽しいランチタイムを過ごす。みんな初対面なんだが面白いお爺さんを中心に笑えるランチだった。食事の内容は品数はそんなになかったけど期待していなかっただけに味は美味しく感じた。

*ドキドキのボートツアー
必ず2名づつに振り分けられニコニコと愛想笑いをしているボート漕ぎのおばちゃんとご対面する。失礼だがみ〜んな年取ったおばちゃんばかり。漕ぐのはおじちゃん。今回は最初夫婦かと思ったが隣近所同士の50歳おばちゃんとおじちゃんとの約2時間のボートトリップとなった。
景色は奇岩の連続、そして田園のなかをゆっくりと漕ぐボート。
1時間かけて折り返しの地点で到着し、そこで待っているのはモチロン、別の船がやってきてバナナを売ったり、ジュース売ったりと商売熱心に持ちかけてくる。こちらとしても船にぴったりとつけられているのでなかなか無視しづらいのでジュースを1本と言ったらなんと1ドルと言うではないか!悔しいのでドルはないと嘘をつきドンで支払い。1本1万ドンでボート漕ぎのおじちゃん、おばちゃん分まで買わされる。まあ、ここまでは想定内なので3万ドンの出費となる。ヨーロッパ人のほうはケチかと思いきや、ちゃんと買ってあげていてみんなモグモグと色々なものを食べていた。

そして折り返し地点から20分ほど行くと、これから有名な刺繍製品の船内販売が始まる。聞いてはいたのですぐ買う気配を見せず時間をかけてう〜ん、とかちょっとねえ〜なんていいながら(ここはもう日本語しか話さなかった)向こうは大きなテーブルカバーなどを販売したがっていたがもっと小さなものといいつつ時間をじらす。そして小さな刺繍の巾着袋を見て4枚でこれいくら?と聞くとドルで支払えと言う。ドルはないからドンでというとそこからが大変。私達の持っていた電卓を渡し、いくらなのかと聞いてもどうやら電卓の使い方が分からないようでこれで20分近く戸惑う。それでも電卓が分からず、ベトナム語指差し手帳を渡したのだがそれでも???になりあ〜でもないこうでもないとやりあって15万ドンという事が判明。ちょっと値切り、2枚おまけにくれた。

今回、観光ばかりで最終日にしか買い物というものをしなかったのでこの時にはこの刺繍の出来栄えが如何なものかは分からなかったが最終日に行ったハノイのタン・ミーでの綺麗な完成された刺繍を見て「う〜んこの刺繍は出来栄え悪いわね〜」と実感したのであった(笑)

その後もTシャツやタオルみたいのも販売しようとしたがもういらないと断り、その後はベトナム指差し手帳でベトナム語で会話。今回初めてこれが役にたった。

最後にはチップの要求。まあこれは仕方ないと思って1万ドンを渡す。巾着も購入してあげたし、もうこれで勘弁ください。
2時間漕いできっと対した報酬をもらっていないんだろうなと思い気持ちよく別れたい為に。これから漕ぎ手のおじさんは営業終了でこれから昼寝らしい。

ハノイに住んでいるN研のみんなと夕食会

Quan Com Pho クアンコムフォーで待ち合わせ。人気の店のようでどんどん客が来る。外人率も高いのに驚く。陶器の壷に入ったご飯も面白いが、みんな曰くこの壷でご飯は炊いてないよとの事。
ここで初めての蛙料理を頂く。思っていたより肉が引き締まっていて鶏肉のような感じ。形はカエルっぽかったけど。味もみんな美味しく満足。そして皆さん元気そうで日本語も忘れていなく上手だった。オットはDさんのバイクに乗って二次会会場へ。私はタクシーで。

2次会会場はフルーツをつまむお酒の店

お風呂の椅子のような小さな木のイスとテーブルにみんなで小さく輪になって色々なフルーツを塩と唐辛子であえたもののなかにつけて食べる。フルーツは全く熟していないのでキュウリのような感じ。お酒も沖縄の泡盛のように強い酒。ベトナム人には日本のお酒は軽過ぎて酒ではないらしい。
熱い国にはカッとなるお酒がいいのね。
店内に寝そべっている犬が可愛い。