Izaemonさんの里山 & 三原〜門貝〜鳴尾 春のお試し草摘み料理
牧子ちゃんが寄ってくれたので、思い立って
春うらら♪ お試し草摘み料理ツアー
に行くことにした。私たちが集まったら、やっぱ野外でしょ。
まずはIzaemonさんの里山へ。嬬恋と草津を橋渡しする位置にあるこの里山は、私たちのエコツーリズム地域振興への歩みの懸け橋になる可能性がある。Izaemonさんも地域のために活用されることを望んでくださっている。今年は一年かけてこの里山にどんなポテンシャルがあるのか、見て回りたいと思っている。
おおっ!いきなりギョウジャニンニクの群生が!
と思ったら、その脇にあるノビルの香りでした〜。ギョウジャニンニクでは無くてスイセンだったみたい。普通そうか…
しかし、美味しい山菜であるカンゾウはたくさんあった。許可なく採っちゃだめですよ。
そして、前にIzaemonさんに紹介してもらった絶壁スポットに行ってみることにした。完全に街ガールスタイルの牧子ちゃんだったが、この格好で藪歩きをものともしないのは、さすがは当協会の副理事長。肝っ玉が違う。
ざっと見た感じでは、ブナの周りにはブナの幼樹が見当たらない。うまく更新がなされていない状況が見てとれる。やっぱブナの森プロジェクトかな〜
ブナから下に降り、絶壁を下から見上げる。おお、こういう風になっているのか。これってもしかして、ボルダリングにいい壁なんじゃじゃない?北海道から帰ってきた小沼さんに紹介しなきゃ。
そしてこの森を護っているカツラの大木へ。墓地の中にあったのは良かった。まだまだ大きくなれる。大きくなって大きくなって、伝播力を高めてください。フィトンチッドに乗せて、私たちの思いを東北に送ってください。大木に超能力があることを私たちは知っています。
ヤマザクラを蝕んでいたのはコフキサルノコシカケだった。心材に白っぽいところが見えるが、これが木材のコンクリートの役目を果たすリグニンを分解した証拠。リグニンは茶色く、分解された場所は白くなる。世界的な白色腐朽菌で、幅50cmにもなることがある。
中には、こんな変わった形の樹木もありました。馬乗りになっているみたい。
西窪の事務所に帰る最中、嬬恋村内の道路脇で、ふきのとうとカンゾウを少しいただきました。カンゾウにはノカンゾウとヤブカンゾウがあるが、花が咲くまで私には見分けられない。
動物の檻を発見。これはニホンザル用の檻だと貼り紙がしてあった。中を覗くと、どうも餌が食べられているような気が?サルは賢いし、これで捕まるとは思えないな〜、あ、さっきのは鳥がつついた跡だったのかも。正面から見て、ここに入って捕まってしまうのはとんでもない間抜けだ。本当に捕まるのかな?
道路脇の法面の灌木にぶら下がっている丸いもの。近寄ってみると蜂の巣だった。この立地で雨風に耐えられるんだろうか?ああ、そういえば草津で樹の上、高いところに巣があるのを見たことがある。
ニホンザルの群れを発見。そそくさと逃げて行った。道路には食べ残しの大根が。どこから持って来たんだろう。
今日の折り返し地点、鳴尾熊野神社の大杉、嬬恋村一の巨木、パワースポットでもある。枝先に花粉をつけていた。まだまだ元気。ここでも、東北の皆さんがはやく復興できるようにお祈りした。
足元のナズナ(アブラナ科ナズナ属)を少しだけいただき、事務所に帰って料理開始。
カンゾウは軽く塩ゆでし、酢味噌和えにしていただく。普通、ヌタに使う味噌は白味噌だそうだが、合わせ味噌しかなかったので、醤油・砂糖・みりん等で味を調節。うん、美味しい。癖も少なく、まるで野菜を食べているみたい。
ふきのとうは普通にふき味噌や天ぷらでは面白くないので、何か試してみることに。オイスターソースがあったのでクックパッドの二ラ玉をまねて、ふきのとう玉を作ってみることにした。
クックパッド ☆ご飯が進む〜♪ニラ玉☆
http://cookpad.com/recipe/634220
ふきのとうは1/2から1/4にざく切り。さて、お味の方は…?
うへえ、苦い(ToT)
うーん、オイスターソースを足し足し味見をしてみたが、やはりふきのとうを茹でずにそのまま使うのはかなりアクが強い。しかし、苦くえぐいのだが、何か春っぽい特徴のある味で捨てがたい。いったん茹でることと、塊だと苦いのでもっと細かく刻めばいいのかもしれない。
つぎはそのままサラダにできるというナズナを。水洗いしドレッシングをかけて食べてみると…
うーん、見た目はかわいいのだが食感はもさもさしていてちょっと。ミズナやキュウリ等のサラダのトッピングとしてがいいかな。
ちなみに、軽く茹でるともさもさの食感は落ち着いた。
ふきのとうの卵とじは、このまま鶏がらスープに入れて中華風スープにしてみました。アクが出ること。
うん、ちょっとえぐいがこれが春の味でしょう、美味い!
今日の草摘み料理集大成は『ふきのとうの中華風鶏がらスープ』になりました〜