東吾妻町 桜めぐり



吾妻渓谷の道陸神峠〜屏風岩〜雁ヶ沢城跡の尾根ルート
http://d.hatena.ne.jp/akagi39/20140412/1397462616


を調査したあと、東吾妻町の桜の開花状況をざっと見回ってきました。


東吾妻町 さくらの名所情報
http://www1.town.higashiagatsuma.gunma.jp/www/contents/1204135786506/index.html





まずは、旧岩島第二小学校の校庭脇にある「お蒔き桜」。




        


エドヒガンザクラの大木で、平成13年の時点で、樹齢250年(推定)、樹高22m、根元周6m25cm、枝張り23mとされています。岩島地区は麻の栽培が盛んであったことから、この桜の花が咲くと麻の種を蒔くところから名づけられたのだそうです。昨年は葉桜でしたから、今年こそ、満開の時期に訪れることができました。





今日は地区のお年寄りの皆さんが集まってゲートボールです。満開のお蒔き桜の下で、なんて気持ち良さそうなんでしょう。





そして次が、幹の太さではあがつまの横綱、「大隅桜」。




        



この桜もエドヒガンザクラです。高さ18m、幹周り7.4m、根本回りは10.9mもあります。今年こそ、満開の日に来られました。感激です。





圧倒的存在感。



        


どこから撮ったら岩櫃山と一緒に綺麗に撮れるのかを探します。まずはこちら側から。





この位の大きさバランスでしょうか。



      


目いっぱい近寄ってみたあと、逆サイドに回ってみます。





これなら、バックが岩櫃山だとわかりますでしょうか?



  


もちろん、このくらいひけば一目瞭然ですが…



  


次に訪問したのは、応永寺。 しかし、駐車場の桜はまだ咲いていませんでした。本道前のしだれ桜は咲いています。




  


山門と本道の間にある桜は咲いています。咲く時期の若干違う桜が植えられているのでしょうか。



        


「応永寺の傘松」といえば、東吾妻町指定の天然記念物なのですが、どうも魅力を感じません。人為的すぎるのかな?

それよりも駐車場の桜が満開になるのに、あと何日かかるのか、そして応永寺本堂に二種類の家紋が掲げられているのかが気になります。応永寺は元々岩櫃城主斉藤氏によって青竜山応永寺として建立されたそうですが、やがて潰れてしまったものを、1527年に無庵禅師という方が曹洞宗福聚山応永寺として再建したそうです。斉藤氏の家紋は六つ葉柏(藤原北家秀郷流)らしいですので、この家紋とは違いますね…



  


応永寺山門を、桜と菜の花が賑やかす日も間もなく。数日後にまた見に来ますね。



  


稲荷神社の上の桜は、もっと大きいイメージがあったのですが、思ったほどではありませんでした。





そして、あずま養魚場のしだれ桜。 今年も素晴らしいです。明日が満開かな?夕方で風が強く、水面への映りがイマイチでした。




    


あずま養魚場の近くの売店が開いていたので寄らせていただきました。この竹の細工物に興味があったのです。しかし、ここの方が作っているのではなく、知り合いの方が作っているとのこと。今度紹介してくだい、と言っておきました。





次は、箱島発電所の桜。




  



ソメイヨシノは花の付きが多いですね!まずは下から見上げました。



      


その後、道なりに進むと甲波宿禰(かわすくね)神社があります。ここは西暦785年に創建(勧請)され、中世では白井城主長尾氏の崇敬も厚かったらしく、相当に由緒正しい、古い神社です。拝殿木鼻の唐獅子の彫刻、側障子の彫刻等が東吾妻町重要文化財になっています。



      


この神社のケヤキ御神木を見に来たのですが、他にも、コナラの巨木があるという看板がありました。しかし、境内には一本も見ることができません。どうやら境内にあったこの丸太と大きな穴から、銘木コナラは倒れてしまったのでしょう。社寺に倒れ破壊しないでくれてまあ助かった、というところでしょう。



  

金善の井(泉) 案内看板より

小野朝臣金善の延暦の頃(782〜706年)の身分の高い人で、桓武天皇の頃 謀反にかかわったことからこの地に流され、万福寺に8年余り住んでいたといわれ、この清水を天下無二の水として常に愛用していたことから、当時は「金善の井」と呼ばれていたそうです。

人もし病にかかり 常の水不通といえども この水快しとす

 あずま村誌より



箱島発電所の桜を、上部から眺めてみようと思います。へえ、なかなか良いじゃないですか。下に降りてみます。





おお、これが箱島発電所の桜ですか! 感動ですね…



写真を撮った場所は車道なので、宴をするわけにはいかないですが、200mのソメイヨシノ大木道の真ん中の迫力は、さすが吾妻でも有数の桜名所だけのことはありました。





ここは、すいせん祭りの会場 です。




    


全国としても有数のすいせんの産地である東吾妻町では、毎年4月中旬の日曜日に「すいせん祭り」というイベントを実施するのですが、桜並木の下に30万本のスイセンが咲いている風景は確かに圧巻です。


東吾妻町 町の花「水仙
http://www1.town.higashiagatsuma.gunma.jp/www/contents/1204135505037/


素敵な家族が花見に来ていて、まるで写真撮影会のようになっていました…



  


  



もう日が沈んでしまいました。最後は、川戸神社のお蒔き桜 です。



これもやはりエドヒガンザクラ。本当に東吾妻町にはエドヒガンザクラの古木が多いですね。ソメイヨシノは江戸時代末期から明治の始め(1872年〜)に、エドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で生まれたらしいですから、歴史がある社寺の巨木・古木はソメイヨシノではないのは当たり前のことですし、そういう社寺が多い東吾妻町のことも、ますます深く知りたくなりますね〜。


箱島発電所の桜の満開の頃に、「箱島さくらの里散策エコツアー」 を、ぜひ企画したいですね。






人気ブログランキングへ にほんブログ村 環境ブログ エコツーリズムへ にほんブログ村 アウトドアブログ 野遊び・森遊びへ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然体験へ