世立八滝スノーシュー最終下見



六合村入山地区(現中之条町)でスノーシューができるほど積雪がある場所として、最も魅力的なのが世立八滝の滝めぐりハイキングコースです。すでに先日お客様をご案内して好評を得ましたが、不安材料がまだあるので、仲間と最終的な下見をしてきました。



  


世立集落に最も近い駐車場。ここには4台くらい駐車できます。ここから歩き始めるとすぐに「仙の滝」が現れます。



  


そして、仙の滝に行くには、この急な階段を登らなくてはなりません。うーん、スノーシューツアーで、いきなりスノーシューを脱いで(凍りついた)危険な階段を上る…ってのはちょっとダメですね。やはり下から登ってくることにしましょう。





雪解けの「仙の滝」。いつみてもわびさびのある、いい滝です。





滝しぶきを浴びて…



  


凝灰岩の谷を抜けて、



  


次の滝に向かいます。地面から屏風のように突き出した岩脈の谷。



  


先ほど見た、この辺りの凝灰岩の基岩とは岩質が少し違っています。岩が蜜のように見えますから、やはり別のマグマが貫入し、冷え固まったものなのでしょう。



  


下へ降り進みます。「箱の滝」を見下ろし、




今日、最も検証したかった場所に来ました。先日ご案内したお客様は、この先にある「段々の滝」へは、この階段を降りるのを拒まれたために、お連れできなかったのです。今日はこの階段を使わずに降りる方法を考えたかったのですが…



  


残念ながら、周囲にロープをかけられる樹木もなく、階段を使うしかありません。ここは、スノーシューを脱いで、ツボ足で歩いていただくしかなさそうです。



  


手すりもあるし、滑落することは無いでしょう。おー冬の味覚「天然エノキタケ」が足元に!しかも木からではなく落ち葉から発生しているのは初めて見ました。



  


「段々の滝(だったのたき)」に到着。いつ見てもいいプロポーションをしています。



  


まずは、仲間にモデルになってもらいました。どこから一緒に撮るのが良いかな?





うーん、やはり段々の滝は下から見上げるのが一番良いですね。



  


通常は滝壺になっている位置に浮島があって、そこから見上げることができるのが「段々の滝」です。通常、氷瀑を見に行くには凍りついた渓谷を、アイゼンで慎重に沢登りする必要がありますが、ここには、そんな怖いことはしなくても来られます。ただし、さっきの階段だけは要注意ですが…



  


頭上の岩壁には「天狗の足跡」といわれている縦10m、横5mの窪みがあります。大昔、天狗が岩に飛び移る際に、一本歯の下駄では移りかねて裸足になって飛び移った際にできた足跡(左足)とされ、右足は長野原まで届いたそうです。お、ではもう一つの右足痕とは、吾妻渓谷にある凹みか、もしくは烏帽子岩にある凹みか…



  


遊歩道を通って、仙の滝までもどりました。





仙の滝で巨岩に見えた梵字のような模様はいったい…






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