2008-04-25(Fri): 大阪府の公の施設問題ひとまとめリンク集
自分がほしい情報がまとまっていないかったので、てっとり早く自分でつくった。
題して、「大阪府の公の施設問題ひとまとめリンク集」(センスなし……)。
大阪府知事に橋下徹さんが就任して以来、大阪府が関与する文化・スポーツ系の公の施設の存続問題が話題になっていた。
・「指定管理者制度の疑問」(編集日誌、2008-02-13)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080217/1203253446
さて、4月11日に大阪府が
・財政再建プログラム試案
http://www.pref.osaka.jp/zaisei/kaikaku-pt/shian/
を発表し、27の公の施設について改革の方向性の原案が示されている。ところで大阪府の試案のうち本編はPDF版とhtml版が公開されている。行政の資料は往々にPDF版のみで公開されるだけに大阪府の情報公開姿勢はほめたいところだ。
閑話休題。
・財政再建プログラム試案 本編
http://www.pref.osaka.jp/zaisei/kaikaku-pt/shian/html/
・公の施設の方向性
http://www.pref.osaka.jp/zaisei/kaikaku-pt/shian/html/oyakeno-shisetsu.html
に27の公の施設の今後の方向性が示されているのだが、残念ながら各施設のサイトへのリンクがない。大阪府がまとめた資料を参考にしつつ、各施設のサイトで実際の活動状況を確認したい。できれば、府の方針への賛否を示している方々の意見もあわせて読みたい。そうやって多角的に情報をつきあわせた上で、大阪府が進もうとしている方向性を検証したい。
というわけで、大阪府が示す「公の施設の方向性」の分類
- 「廃止」するもの(8施設)
- 「集約、多機能化」するもの(4施設)
- 「市との共同運営」「市町村・NPO等との協働」「市移管」するもの(3施設)
- 「民営化」「民間管理」するもの(4施設)
- 「移転」するもの(1施設)
- 「存続」するもの(7施設)
に則って、当該施設のサイト、賛否を示す活動のサイトをまとめてみた。
- 「廃止」するもの(8施設)
- 「集約、多機能化」するもの(4施設)
- 「市との共同運営」「市町村・NPO等との協働」「市移管」するもの(3施設)
- 「民営化」「民間管理」するもの(4施設)
- 「移転」するもの(1施設)
- 「存続」するもの(7施設)
大阪府立近つ飛鳥風土記の丘についてはサイトがみつからなかった。なお、賛否を示す活動のサイトについては個人レベルでの意見は取り上げていない。また、取りこぼしもあるだろう。お気づきの点があればご指摘いただきたい。
欲をいえば、ここに各施設の設置根拠となっている条例へのリンクもつけたいところだが、そこまでは手が回らない。また、大阪府の財政再建プログラム試案にある情報と組み合わせれば、より有用な資料となるはずだが、それも自分の手にはあまるので断念……。ということで、上記のリストに関してはどなたでも自由に加工していただいて構わない。ただし、単なる複製・転載はご遠慮いただきたい。
ところで、27施設のうち3施設はサイトで自らの存廃問題について情報を発信している。その施設とは、
・上方演芸資料館(ワッハ上方)
http://www.wahha.or.jp/
・大阪府立羽衣青少年センター
http://www12.ocn.ne.jp/~hagolomo/main.htm
・大阪府立国際児童文学館
http://www.iiclo.or.jp/
の3つ。上方演芸資料館(ワッハ上方)はこの問題に関するページを公開し、
・上方演芸資料館(ワッハ上方) - ワッハ上方の移転、規模縮小、ホールの切り捨てに反対します
http://www.wahha.or.jp/message080417.html
大阪府立国際児童文学館は「アナウンス」のページで署名運動や要望活動の状況を伝えている。
・大阪府立国際児童文学館 - アナウンス
http://www.iiclo.or.jp/announce/youbousho.htm
以前、
・「労働政策研究・研修機構(JILPT)、「有識者コラム−労働政策研究とJILPTの役割」を公開」(新着・新発見リソース、2007-11-12)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071112/1194793350
の中で、
独立行政法人がこのような企画を行うことには賛否両論あるだろうが、私は積極的に支持したい。自らの存否に関わる議論が続いているさなかだからこそ、当事者がこのような企画を通して自らの存在意義を問うことには意味がある。
と述べたが、大阪府の各施設についても同様に思う。