寄せ豆腐の冷奴  

普段の味噌汁に入れる程度の豆腐ならスーパーで“本日のお買い得品2P¥98”で充分だが、冷奴でいただくとなるとナカナカその実力が試されるものである。

 寄せ豆腐といえばザルで汲み上げてあったりと凝ったモノが多い。しかしこの製品はフツーのパックに寄せ込んであり、その分だけお値段も身近なものになっている。
ふんわりとトロけるような舌触りなのにしっかり濃密な味わいに仕上がっており、一口含んだ瞬間に
「美味い♪」
と叫んでしまったのよ。
ヨケーな細工はいらない。そのまま食べても充分に美味しいし、小口切りのアサツキ&醤油のみというシンプルな組み合わせが最上のものであるコトは間違いない。

デパ地下で見つけたこの豆腐はなんとなくヨサゲなフンイキだったからで、あまり深く詮索をせずに購入してしまったのだが、あまりに美味しいのでパッケージをよく見ると「日光ゆば」で有名な栃木県の製品だったのね。
このメーカーは自社のブランド・ランクを4つに分け、グルメ志向の「平家」から業務用主体の「日光」まで上手に使い分けている。
その「こいしや」はレギュラークラスのブランドだが、こんな寄せ豆腐を食べてしまうと最上の「平家」はいったいどんなん?と期待にムネが膨らんでしまうボクなのだ。
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こいしや食品株式会社
http://www.koishiya.co.jp/index.htm
栃木県宇都宮市宮山田町2353-1
TEL:028-674-7800


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冷奴の後ろに写っているのは滋賀の名物「あかこん」なのね。

先日訪ねて来てくれた神戸の友人の土産だ。なんでも近江八幡あたりではコンニャクが赤いのは当たり前らしい。
派手好きな信長が命じてその慣習が生まれた…とメーカーのホームページには記されているが、唐辛子は調味のためだけで赤色の根源は酸化第二鉄だという。
フツーのコンニャクに比べてコシがあり味付けも大変結構、家族は大喜びで食べつくしてしまった。
製造元は鮒鮨をはじめ湖魚(もろこ・しじみ・えび・ごり・ふな・若あゆ ・わかさぎ)の飴煮や特産加工品のメーカーらしい。
う〜ん今度は鮒鮨にチャレンジしてみたい…田崎真也さんも赤ワインにとってもよく合うって言ってるコトだし。
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株式会社いのうえ
http://www.purty.com/kk-inoue/index.html
滋賀県大津市丸の内町4-41
TEL:077-522-7352 FAX:077-526-1977








今朝の富士山
何日ぶりだろう、この姿…


2008.06.25. 05:43 @Fujinomiya-City

(21)『イノシシカレー』


製品名もさることながらパッケージ・デザインもインパクトがあり店頭効果はチカラ強い。
道の駅などでよく目にするこの製品は以前から知ってはいたが、こんな特集を組まなければ決して買うことはないような気もする。
エセ田舎風土産などとコキおろされていて実際販売ルートは全国に渡り、販売者のシールは貼ってあっても製造元があらかじめ印刷されていないなどかなりな「あやしい系」である。
そしてなぜか「土佐良品市」という土佐・高知の特産品販売のホームページにも掲載されているのだ。
http://www.tosaichi.jp/SHOP/inc-316.html
一説では沖縄のメーカーが製造元であるとされているが真相はボクには判らないのね。
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ところが食べてみれば決してインチキではないコトがよくわかる。試しに「イノシシカレー」であるコトを告げずに家族に食べてもらったところ異口同音に「おいしい♪」の答えが返ってきた。
ヒトによっては「昨日の飛騨牛ビーフカレーよりサッパリしていてスキ」という意見もあり、あながちバカにできない実力を秘めているようだ。