不条理と母の着物


母が亡くなる前に、母の桐箪笥と
母の着物を引き取って、東村山から秩父へ移動した。
箪笥いっぱいに収納された着物類すべてを
本来は自分で全部何とかしたいが、そうもいかず
苦渋の思いが交差する中で、買い取り業者に
一部を託した。
箪笥丸ごとで5千円と言われる中ではましくらい・・
正直迷ったが、タンスの肥やしにして結局誰も活用しないよりは、着てくれる方が母にとっても良いと思うようにした。
おふくろさん、大切なものなのにごめんね。
かんべんして・・

思い通りに生きられぬ不条理の中で
行ってしまった着物の柄すべてを撮影し、きっと
私の絵の中に登場させて活かすぞ の決意を強くした。

[昨日の断片]180416