ものがたり(旧)

atsushieno.hatenablog.com に続く

MonoDroid is now open to everyone

MonoDroidネタが続きますが、ようやくクローズドプレビューから公開版になりました。現在公開されているものは、クローズドプレビューでの最新版と変わりません。
http://monodroid.net/

現在のところ、MonoDroidはかなりでかいので(共有ランタイムで20MBくらい、Helloアプリで12MBくらい)、正式にassembly linkerに対応したものが出るまでは(これは1.0に含まれるかどうか不明)、現役のスマートフォンで幅広く利用してもらうアプリケーションを作るのは厳しい、というのがわたしの理解です。手元のHTC Desireでは入っていたほとんどのアプリを消して何とかアプリケーションが1つだけ入るようになりましたが、これでは実用に耐えないので、ABC2011の展示が終わったら消す予定です。タブレット向けやビジネスツールなど一般ユーザーにでかすぎて使ってもらえないということがないような分野で利用してもらえると良いのだろうと思います。この点はディスク容量にゆとりがあるiOS環境の方がずっと良好ですね。

共有ランタイムを使用せず、アプリケーションにバンドルすることもできるのですが(まだ開発途上)、ApiDemoで20MBくらいにはなります。assembly linkerが走るようになれば、MonoTouchアプリケーションみたいに10MB以下に収まるようになるんじゃないかと思います(共有ランタイムではそれは実現できませんが)。

ちなみにMonoDroidはAndroid 2.1以降を対象としているので、その意味でもやはり現在出回っている1.6環境は切り捨てられてしまいます。

あとMonoDroid 1.0はどうやらWindows / VS2010版とMac / MonoDevelop版のみのリリースとなりそうです。ってまじか…。Linux版はどうやら開発チームでようやく慣れないのが着手している状態で、こりゃ間に合わないだろうなと思います。