JavaOne Tokyo Day-2

http://jp.sun.com/company/events/javaone/2005/

今日も15:00でいったん帰社、1時間だけ打合せしてまた会場へ。無理して帰社しなくても良かったみたい。
以下、相変わらず備忘録メモです。(^^;)

JGKN200: 基調講演

今日の基調講演では Open 化についていろいろな視点から語られた。
差別化できない部分は Open Source でいいんじゃない?
JEDI (Java Education and Development Initiative) の取り組み。
デファクトスタンダードではなくオープンスタンダードで。
Java は PC を仮想化させた。JINI はネットワークを仮想化する。

ネットワーク上に Java の開発環境を公開したい。
JavaOne のコンテンツを持って全国行脚が始まる。

JTSJ201-01: Next Generation Dependency Injection

by id:higayasuo氏 (Seasar Foundation)

うっかりしてゆっくり昼食をとっていたら5分ほど遅刻。(^^;)
DI のサンプル(なぜか Spring)。
インタフェースを定義する意義など。
DI (っていうか Spring) の問題点 - XML地獄。
Seasar2 は次世代の DI - Less Configuration。
ポイントは2つ、

  • Convention over Configuration
  • Configuration by Exception

EJB3 は良くできているが...

Seasar 2.4 では設定内容をモニタリングできる。

Q) アノテーションコンポーネントの再利用の障害にならないか?
→ A) アノテーションの設定は XML で上書き可能。

JTSJ204-02: AJAX を活用したリッチクライアント構築

by 佐藤直生氏 (日本オラクル株式会社)

のはずだったんですが、残念ながら急遽中止とのことだったので次のセッションを受講。

JTSJ201-02: Using AOP techniques to inject enterprise quality of service into applications transparently at runtime

by Jonas Boner氏、Bob Griswold氏 (Terracotta, Inc.)

Java の Managed Runtime (Memory とか) は開発を容易にする方向で進化した。
だが、さらなる進化が必要。問題は I/O。

AOP で何ができるか?
Logging、Profiling、Transaction、Security → Clustering、Caching。

普通のデスクトップアプリがクラスタ化できる!!

実際のアプリケーションだとどんなときに使うのかなぁ?

丸山先生のお話をお聞きしたあとだったので、SOA につながる話があるのかなぁと少し期待したがそれは特になかった。

JBOF205-06: Java 国際化チーム同窓会 BOF

by 奥津正義氏、John O'Conner氏、Norbert Lindenberg氏、ほか

J2SE 1.4 以降の国際化対応の説明。
Java SE 6.0 の対応項目
  • Locale 依存の SPI が可能に
  • Nomalization API?
  • ResourceBundle の改良 - キャッシュとか
  • 和暦対応
  • IDN、IRI?
それ以降
  • コミュニティによる開発の方向へ
  • Made in USA の日本語化から、Made in Japan のグローバル化

JBOF205-07: Practical Interoperability Between J2EE and .NET with Document-Driven Web Services

by Sameer Tyagi氏

XSD <-- Abstract WSDL <-- Concrete WSDL と定義すると良い。

Document Based のバリエーション、

  • XML
  • String
  • Base64 or Raw Data
  • xsd:any
  • xsd:anyType
  • Attachment
  • URI

Document Based っていう場合、XML の解析はアプリケーションの責務?

JBOF208-08: Java Server Templates 「Maya」

by id:masataka_k氏 (Seasar Foundation)

傑享さん話がうまい! 聴いてて面白いし飽きさせない。こんな話し方ができたらなぁと思う。
で、話の内容は...
自己紹介 - Seasar Foundation と グルージェント。

Why?

JSP はデザインとロジックの分離ができていない!
本当は Tapestry が使いたい...
でも、View と Control が一体化、Struts や自社製F/Wは無視できない。

Who?

「デザイン重要!」のB2C向けウェブサイトの開発者。

What?

MVC でいうと View。StrutsJSF などと組合せ可能。
テンプレートは純粋な HTML。.maya で Injection。
式言語は JavaScript が使用可能。
複数言語対応や Struts の Tiles のようなことも可能。
Designer + Scripter + Developer のような役割分担。

Next?

MayaFaces。
Gusuku - SourceForge みたいなアプリケーションを Seasar ファミリーで作る。
本を書くよ。

When?

もうすぐ 1.0 が出る!!
カッコいいサイトを構築中。
未踏の報告会やるよ。

飲み会

Maya の BOF の終了後、飲みに行くとのことなのでついていったら、Ja-Jakarta の飲み会だったみたい。ほとんど貢献してないのにすみません(^^;)。何となく Sersar & PofEAA 読書会の知り合いで固まってしまって、他の方とはあまりお話できませんでしたが、また徐々に知り合い増やしていこうと思います。よろしくお願いします。m(_ _)m
あわせて、自分自身もう少しコミュニティに貢献していきたいですね。まぁ無理しない程度に(^^;)


PHPRuby ほど柔軟じゃない。ちゃんと設計しないと... だから DI が必要。(via id:kunitさん)
C++ で DI Container 作るのは難しい。Class.forName() できないし、Class.newInstance() もできない。動的な AOP も無理。
C++ DIコンテナ(id:aufheben:20050930) は XML の設定をソースコードで書いたような感じ。話しそびれたけれど、Less Configuration はコード生成で対応できるかも。(with id:higayasuoさん)
id:nowokayさんとはまた挨拶のみ。ANTLRJavaCC/JJTree のレポート書かなきゃ。