ANOS6に向けて、ANOSシリーズと後期クイーン問題の関連をちょろっとだけ

おそらくですが、ANOS6もANOS4と同じように後期クイーン問題関連の話題を扱うと思うので、そこらへんを軽くまとめてみよう。


まず抑えておきたいのが、後期クイーン問題の構成要素は三つあって。*1


名探偵を利用した事件、名探偵の存在により事件がおこる(=名探偵の苦悩)=観測者問題?だっけ、猫のやつ
証言や証拠を疑いはじめたら切りがない(=フレーム問題)
そもそも真実なんてどこにあるんだ(=ゲーデル


これらをANOSシリーズに当てはめて考えると。
名探偵の苦悩は、主人公自体に物語の原因がある、ANOS1。
フレーム問題は、テキストの外に可能性を探らなければいけない、ANOS4。
不完全性定理は……なんだろう?


というわけで、ANOS4単体では後期クイーン問題の全てを語っているわけではない。


ANOS4はテキスト*2の外の可能性(続編?)を探る、想像する物語だったと思うんだけど*3
今回のANOS6でもさっそく『そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ3 ※この世界で2の発売予定はありません。』
『この世界での2の発売はありません。』とテキストの外に向けた文章が明示されています。


というあたりが、突っ込まれるんじゃないかなあ、と思っている。
(ああ別に関連でも何でもなかった

*1:自明のように語ってるけど、持論です。

*2:この場合はテキストというより、ゲーム。

*3:ここらへんの詳しい考察は、自分のANOS4考察