直近で読んだ本である舞城王太郎『九十九十九』について感想などを話していく。 記念すべき初めてのブログの、初めての記事に取り上げるような本では絶対にないのだが、本当にたまたまこの本を読んだ時期とブログ開設時期が被っただけである。 まず読んだ感想を端的に言えば、「なんじゃこりゃ」といった感じから入って、早すぎる展開についていけなくなり、最終的に「もう、やりたい放題だろこれ」と苦笑いしつつ読了した。 始めに断っておくと私はこういうハチャメチャな話が大好きである。 というのも、いわゆる王道や古典ミステリーといったものに少し飽きが来ているからだ。もちろん、よくできたトリックやワクワクする設定などを楽しむ…