<ネタバレ大爆発につきご注意>電脳コイル「カンナとヤサコ」感想つづき
前回、「ここでカンナのメガネがでてくるか!」とどびっくりしたですよ。なんという構成力。ほんとに無駄がないアニメ。感心するのを通り越してからだが震える。Aロールでメガばあがフミエに、オバちゃんがヤサコに状況を説明するのを重ねる手法も、飽きさせずに巧い。
今回イントロでの、メガばあとオバちゃんの連携が気になる。メガばあ、旅行に行ってるとかいいつつ、なんか暗躍しているのかしら。
ハラケン捜索へ向かおうとしたオバちゃんに追いすがったヤサコ、必死に理由を述べる際に、オバちゃん、ヤサコにイマーゴの可能性を感じつつも「それだけ?」って見下すような表情とるじゃん? あの顔に萌えてしまった(^^)。野田順子になじられてえ〜。
しかしオバちゃんの立場もますます謎。四年前の大事件の引き金を引いた人物がなぜいま公権力の側に? オバちゃんのあまりの能力の高さに、司法取引めいたことがなされたのかしら。
カンナに未練タラタラのハラケンが悲しい&哀しい。よくわかる、というとフソンですけど。でもハラケンも「まだ」もどれないんだ、って言ってたしな。どうかヤサコと一緒に「こっち」でハッピーになれますように。なむなむ。カンナの代弁をしてあげるヤサコ、あれはもう淡い恋などではなく、ハラケンへの無償の愛だよね。泣ける。
冷静に考えると、ハラケンってもてもてじゃないか(そのうちひとりは実のオバちゃんであれ、だ)。なんだよちくしょう、悲しくなんかないやい。あーあもてたいッ。
Vフォー・ヴェンデッタ
ウォシャウスキー兄弟による脚本、ってことで「Vフォー・ヴェンデッタ」見る。うーん、お察しくだされ。スキン・ヘッドのナタリー・ポートマンをみたい方はぜひどうぞ。Vが最後まで顔を出さないのは凄いな、と思いましたが。
狩人の夜
チャールズ・ロートン監督「狩人の夜」。ロバート・ミッチャムとリリアン・ギッシュが出ています。レンタルされてないので、紀伊國屋書店のシネフィル・レーベルから出ているDVDを仕方なく買ったんですが、その直後になんと近所のレンタル店にビデオを発見(T_T)。「店長のお薦め」とありました。足元を調べないとダメね。DVDソフトには特典としてオリジナル予告編とか付いてるからべつにいいけどね、と自分を慰める。なんでもマルグリット・デュラスが大好きな映画だったらしいです。手の指に単語の刺青を入れるというキャラづくりは、本作がオリジナルなんでしょうかね。
ストーリーは、銀行から強奪された1万ドルを巡る、比較的シンプルなモノなのだけれど、いわゆるハリウッド映画の定型からは外れています。そして画面に緊張感がみなぎっていて、最後まで飽きさせません。いまならともかく、昔の白黒映画でこういう意欲的な内容というのは凄いです。
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心理探偵フィッツ「告白の罠」#1
ニフティ動画って便利。わたしプロバイダがニフティのせい? アカウントとパスワード登録するだけでドラマを見られてしまう。んで、傑作ドラマシリーズ「心理探偵フィッツ」の未見の回を。主人公フィッツ役のロビー・コルトレーンは映画「ハリー・ポッター」シリーズのレギュラーで、ほらなんだっけ、毛むくじゃらのひとです。
さいきん海外ドラマってーと『24』-TWENTY FOUR-を基準にしてしまう今日この頃ですが、それに比べると陰鬱。重い。暗い。テンポがゆっくり。でも英国ドラマは其所がよい(よいよいよい……←エコー&リバーブがかかる)。でもなー。前にも書いたけど、本物のプロファイラーが書いた「ザ・ジグソーマン」(超おもしろい犯罪ノンフィクション!)の後書きで、「こんなプロファイラーはいない」って批判されちゃってるんだよな。まあ現実とドラマはちがう、っちことで。
英国ドラマでも、「特捜班CI5」はめっぽうスピーディーですけどね。あーもーボックスセットパート2買うのどうしよう。これもニフティ動画でやってくれればいいんだけど。