baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 久しぶりのツーリング.....の筈が

 今日は昨年の忘年会だか今年の新年会から約束していたツーリングの日である。生憎天気は良くないが、予報では昼間は雨は降らないと言う。仲間とは8時半に西湘バイパス国府津PAで待ち合わせた。僕は6時半に家を出発したのだが、天気が優れないせいか都内は車がガラガラである。瞬く間に第三京浜、横浜新道を駆け抜けて1号線に出た。湘南方面へ出掛けるのは数か月振りである。知らぬ間に1号線の原宿の下り線の立体交差が完成していて、予定よりも大分早く着きそうである。結局、国府津に着いたらまだ7時40分であった。
 皆もそれぞれ早目に着いて、さぁ国府津からどうしようかと相談の挙句、取り敢えず河津へ桜を見に行く事にして8時半に出発した。相変わらず霧が濃くて天気はぱっとしない。幸い風はないのだが、海沿いに南下する135号線の左手に見える海の波が思いの外荒い。それでも暫くは順調に走れたのだが、熱海を過ぎた辺りから道路が混み始め、伊東に入った頃には完全な渋滞に巻き込まれてしまった。他に逃げ道のない135号線だから為す術がない。その上、川奈の辺りから雨が降り出してしまった。天気予報は大嘘っぱちである。
 車は遅々として進まず、クラッチを握る左手が悲鳴を上げ始めたので、伊豆高原駅に避難して電車で行こうと言う事になった。駅前には駐車場もあると言う。駅前駐車場の親切なお兄さんが、隅の方に無料で止めさせてくれると言うのでお言葉に甘え、それぞれバイクを下りて駅に向かう。ところが、次の電車まで未だ40分もある。この分では往復に何時間掛るか分かったものではない。しかも僅か4駅だと言うのに電車賃が800円もする。天気はと言えば、未だ10時半過ぎだと言うのに雨は本降りになってきた。予報では静岡県も夕方までは雨は降らない筈だったのにと、つくづく恨めしい。ここで河津行きは諦めて、それでも折角ここまで来たのだから桜は見てから帰ろうと、伊豆高原の桜の里へ行く先を変更した。
 ここなら伊豆高原駅から眼と鼻の先である。ところが着いてみれば、桜と言うのは本当に本当の桜の事で、河津桜ではなかったのである。しからば当然の如く未だ花は咲いていない。道理で道中が空いている筈である。癪なので雨の中で証拠写真だけは撮って来た。

       (後ろに聳えているのは大室山)

     (殆どが未だ固い蕾に閉じこもって.....)

     (これは寒桜。流石にもう五分咲きぐらい)
 結局今日はここでU-ターンして、カフェ・ミモザで昼食を摂る事にした。もう道は逆向きでも随分と渋滞している。いい加減渋滞に厭気がしてきたのだが、幸いカフェはオープンしていて、甘くてフレッシュな地野菜のサラダ付きで頗る美味なカレーの昼食にありつけて、やっと人心地がついた。それに大盛りのデザートとコーヒーまで付いて、更に心づくしの緑茶とお茶受けまで頂いた。久しぶりにご亭主ご夫妻とひとしきり歓談してから、大サーヴィスにひたすら恐縮しつつ退散した。ご亭主丹精のイングリッシュ・ガーデンも大分それらしく整ってきて洒落てきた。帰りはどの道も大渋滞、こんなに天気が悪いのにみんな律儀なものだと感心しながら往きの3倍位の時間を掛けて帰宅した。総行程は僅かに306km。