本当のことだから

富山の地方紙、北日本新聞で「ずっと伝えたかった」という特集がありました。重度の意識障害者たちと支える方々の記録。その中に登場される養護学校の先生、山元加津子さんの本を読ませていただきました。

養護学校の先生として子ども達と付き合っている中で得られた気づきを綴ったもの。副題が「いつかいい日のための宇宙の秘密」と、やや神秘的な表現を使っておられるので読む前は抵抗があったのですが、全てを受け入れておられる姿に感動しました。

私たちは、自分と対象といった二元的な考えをしがち。見ている自分はいつも一緒と思っているのですが、自分が変われば、見るべき対象も違ってみえるんだなぁ〜と。

本にまとめる都合上、生徒さん達の奇跡をピックアップした形になっていますが、学ばなければいけないのは、山元加津子さんのような、自分中心で物事を考えない一元的な心なのだろう。

そんなことを感じました。