Catfish in Black Bean Sauce / 日本未公開 (1999) 58本目
一番好きな俳優は誰ですか?と聞かれたら....
迷いなく答えられる、
ポール・ウィンフィールドですと。
え?デーモン・ウェイアンズじゃないんですか?と聞く方もいらっしゃるでしょう... もちろん一番好きな好きなコメディアンは?と聞かれたら、デーモン爺さんの名前を出すと思います。でも俳優は?と聞かれたら、断然にポール・ウィンフィールドです!!
「サウンダー」という映画でオスカーの主演男優賞にノミネートしているのですが、その映画で心の底から彼の演技に号泣したからです。「サウンダー」という映画が、映画は内容もだけど演技を見るのも楽しい事なんだなって気づかせてくれた作品です。映画人生を変えてくれました。あの映画を見て以来、ポール・ウィンフィールド作品にどれだけのお金を落としてきたか... その分だけの感動を与えてくれたので、お金なんて... 夫のお金だし(笑)
と、前置きがかなり長くなってしまいましたが、そのポール・ウィンフィールドが出演している作品です。
これが、またいいんだ〜〜〜!作品的には、インディペンデンスという事でチープ感があるのですが、ウィンフィールドとメアリー・アリスが一度出ると、雰囲気は一転します。重い内容なんだけど、ちょこちょこっとコメディの要素もあり面白いです。銀行で怒り出し、後でデモしてるのがコメディアンのジョージ・ウォレス。ラスベガス等でも活躍するベテラン。彼が本当に面白い。インディペンデンスなんだけど、俳優が豪華でしたね。ポール・ウィンフィールドとメアリー・アリスはベテラン中のベテランだし、ジョージ・ウォレス、サーナ・レイサン、「ラッシュ・アワー」のハン役の人等... メアリー・アリスが、これまた完璧じゃない母親をやらせると上手過ぎ!でも基本いい人だから、最後は泣かせてくれます。サーナ・レイサンはちょっとテンション低いかな?この映画自体にあまり乗る気じゃない感じが出ちゃってました。「ラッシュ・アワー」のハン役の人は、マイという役の夫なんだけど、何だかコミカルな役をさせられてました。キョトンとした顔が面白い。で、主役の人は誰?って感じでしたが、今回は主演・脚本・監督・製作とすべたやった人物です。初めてにしては、面白い作品だったと思います。
でも、やっぱりポール・ウィンフィールドなんだな!彼のお墓参りをするのが、当面の私の夢。私の宝物は、彼が送ってくれたサインポートレート。病気を患っていたのを知らずに書いたのだけど、震える手で書いてくれたサインです。
感想はこちら。
(4点/5点満点中:DVDにて鑑賞)
ルーツ30周年
ここ一ヶ月くらい、いつ書こうかなーと思ってたネタです。
先ほどエミー賞が行われたんですが、録画だけしていてまだ見てないんです。でも、チラっと見た時にビックリしたのが...
ジョン・エイモスにシシリー・タイソン、ルイ・ゴセット・ジュニア、ベン・バーレンに、レヴァー・バートン...
そうだ!今年は「ルーツ」30周年の年だから、エミー賞でお祝いして貰ってるのだー!と、ちょっと興奮。
そうなんです。今年はあの歴史を変えたと言っても言い過ぎじゃない位、テレビの歴史、黒人の歴史を変えてしまったテレビシリーズ「ルーツ」が放映されてから30周年になるのですね。
6・7年程前かな?「ルーツ」のDVDはボックスセットになって立派に発売されているのですが、今年になったまた30周年特別バージョンのDVDも発売です(アメリカの話ですけど)。私も欲しいので、クリスマスにねだろうと思ってます。実はまだ最終回まで全部見たことなかったのです。なぜか、レンタル店で1本だけ無かったです... 返せ!
アレックス・ヘイリーの本もまた新たに30周年記念バージョンが発売されました。
Roots-Thirtieth Anniversary Edition: The Saga of an American Family
- 作者: Perseus
- 出版社/メーカー: Da Capo Press
- 発売日: 2007/05/21
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
なぜかポール・ウィンフィールドは出てないのに、OJシンプソンは出ている不思議なキャスティングではあります...
Jena 6続報
今日9月20日は、大規模にJena 6のデモ行進が行われる。やっと昨日位から、CNNなどのニュース番組でもトップニュースとして扱われる事が多くなった。
今日も朝からCNNを見ていたら、なんとタイラー・ペリーの姿が... たまたま私がJena 6の記事をあげた時にタイラー・ペリーの作品にも触れたので、彼の写真のキャプションも「この方もルイジアナ出身」としたのですが、私の願いが通じたのか??(な訳ない)彼も今日のルイジアナでのデモに参加している。CNNのインタビューでも、やはり「ルイジアナ州出身なので、公正に裁かれる事を願う」みたいな事を話していた。モス・デフも、2週間位前かな?彼もJena 6の活動に声援を送る声明を発表して精力的に活動している。先日、デビット・ボウイも10,000ドルの寄付を発表した。
また、元ハーバード大教授で現在はプリンストン大学の教授であるドクター・コーネル・ウエストは、活動を支持する者は9月20日に黒い洋服を着るように呼びかけている。
昨日でしたか?捜査では、彼等6人の暴力行為は、学校内の木に縄がぶら下げられた事とは別との捜査結果が出たらしい。とても不思議な捜査結果じゃないですか??
U.S. attorney: Nooses, beating at Jena High not related - CNN.com
デモの話題よりも、こちら↑を大きく取り上げてもらいたい。
多くの人々が関心を持ってデモ等に参加するのはいいと思うのですが、大きなニュースになったとたんに別の方向に話が進んでいるようなのが気になります。この一連の出来事に、もちろん人種差別という問題を感じるのですが、それ以前に彼等6人が暴力を行ったのは事実。支援活動も、人種が絡んでくるのは仕方ない事だけど、そこだけを前面に出して6人を解放するというのは、やっぱりちょっと違うと思う。でも、確かに殺人目的として裁かれ、20年の禁固というのも、やっぱり違うと思うし、やっぱりあの縄の事件は関わっているように思える。
なので、私は「Free Jena 6(ジナ*16人を解放)」というよりも、「Fair justice for Jena 6(ジナ6に公正な裁きを)」というスローガンを応援したい。
これを教訓に是非もう一度非暴力の素晴らしさを、活動家や有名人の方々には語ってもらいたい。
だが、今のところはそれが皆無なのが悲しい。
*1:前はジェナと書いてましたが、CNNのリポーターはジナという発音でしたので訂正