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ショック太郎のマテリアル・ワールド

16/01/02 (Sat) Best Albums of 2015 (順不同)

[]Best Albums of 2015 (順不同)

1. Chassol / Big Sun

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2. Jaga Jazzist / Starfire

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3. Dungen / Allas Sak

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4. Meg Baird / Don't Weigh Down the Light

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5. Leon Bridges / Coming Home

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6. Hiatus Kaiyote / Choose Your Weapon

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7. Momus / Glyptothek

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8. The Pop Group / Citizen Zombie

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9. Sleater-Kinney / No Cities to Love

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10.Roman à Clef / Abandonware

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11.The Lilac Time / No Sad Songs

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12.Dutch Uncles / O Shudder

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13.Kidsaredead / The Other Side Of Town

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14. ウワノソラ '67 / Portrait in Rock'n' Roll

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15. 悠木碧 / イシュメル

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16. 結良まり / Rhythm with Seasons

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17. 北園みなみ / Never Let Me Go

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18. 未知瑠 / 空話集 〜アレゴリア・インフィニータ

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19. 佐野元春 / BLOOD MOON

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20. ライムスター / Bitter,Sweet&Beautiful

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15/12/30 (Wed) 2015.12.27 Ustream DJ Set

2015.12.27 Ustream DJ Set

DJ Set

1.岡本舞子「エデンの園 」

2.村田恵里「オペラグラスの中でだけ」

3.吉永敬子「子猫物語」

4.後藤恭子「ペガサスの少女」

5.飯島真理「1グラムの幸福」

6.菊池桃子「Yokohama City of Lights」

7.高見知佳「Moning Subway」

8.若林志穂「テレフォン・キッス」

9.河上幸恵「ハートのねじ」

10.田中久美「スリリング」

11.真璃子アリスの恋

15/12/10 (Thu) HONOKA「恋幻想(Love Fantasy)」

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太鼓の達人〜ホワイトVer.に収録されているHONOKAさんが歌うナムコオリジナルの新曲「恋幻想(Love Fantasy)」を制作しました。

「super star shooter」や「シューガクトラベラーズ」同様、今回も思いっきり叩いて聴いて遊んでくださいませ。


HONOKA「恋幻想(Love Fantasy)」

作詞/宮原芽映

作曲・編曲/無果汁団(屯美枝白子&ショック太郎)

15/11/23 (Mon) 菊池桃子 / オーシャン・サイド(1984)

bluemarble2015-11-23

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昔から「歌が上手いなぁ」と思うアイドルは岩崎良美河合奈保子あたり。子供ながらに当時から歌番組でその実力は認識していました。しかしアイドルという存在で初めて個人的に最も身近に感じたのは岡田有希子と菊池桃子でした。自分が10代だった80年代の頃は、とりわけロック音楽に夢中だったので正直「アイドルなんて」という気分だったのですが、この2人は当時から別格の存在でした。ただの可愛いだけでは終わらない、親しみやすさと神秘性が同居した不思議な存在というか。


岡田有希子は歌手としての実力も素晴らしかったのですが、菊池桃子の方は歌番組を観てもあまり声量がなく聴いていて正直危なっかしいものでした。そこを林哲司が作るマイルドな質感のサウンドに上手くマッチさせて、嫌みのないキャンディ・ボイスとして、その歌声を見事に個性に変えていったのが凄いと思います。シングルではアイドルっぽく少年ファンに、アルバムではオールマイティな大人のポップスファン向けに、とイメージを使い分けていたのも見事でした。


この「オーシャン・サイド」は彼女のファースト・アルバム。顔写真のアップがないアイドルのアルバムというのは当時の業界へのひとつの挑戦だったと思います。でも歌詞カードには大きく思いっきり可愛い顔写真が載っていて安心したファンもいたかも。全曲林哲司の作詞・作曲ですが、その後の2枚のアルバムも含め楽曲の統一感という意味では当時の松田聖子のアルバムすら超えてしまうほど見事に高品質なリゾート・ポップス・アルバムに仕上がっています。

15/11/12 (Thu) Pierre Barouh / Le Pollen(花粉)(1982)

bluemarble2015-11-12

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当時のYMOムーンライダーズやマライアのメンバーが作曲や演奏やアレンジに一挙に参加したピエール・バルーの1982年のアルバム。アレンジは清水信之や清水靖晃鈴木慶一などで、歌詞カードに載せられた演奏メンバークレジットを見ながら聴くと更に楽しいです。もちろんお馴染みのフランシス・レイの曲もあり。プロデュースは立川直樹


初めて聴いた10代の頃は「ニューウェーヴっぽいシャンソン?」ぐらいの気持ちで非常に地味な印象だったのを覚えています。しかしその後に映画や文学を通して少しずつフランスの文化に体が馴染んでいくのと同調するように、たまにレコード棚から引っ張り出して聴き返してみたくなるアルバムでもありました。どちらかというと「東京在住のフランス人が故郷フランスに郷愁を抱いている」という雰囲気のアルバム。


全曲良いのですが、高橋幸宏作曲の「愛を語らずに」が特に好きです。坂本龍一の手がけた優雅なストリングスにバルーの歌声が乗ると、まるで高橋幸宏がアルバム「サラヴァ」でやっていたことを本家の力を借りてもう一度再チャレンジしているかのよう。7分にも及ぶタイトル曲は高橋幸宏とバルーの会話をSEにしたユーモラスかつスリリングなもの。雨に濡れながらタバコを吸うジャケもサウンドにピッタリですね。

15/11/01 (Sun) Wigwam / Being (1974)

bluemarble2015-11-01

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「フィンランドのイエス」とか「フィンランドの10cc」とか言われることが多いウィグワム。確かに曲の展開は異常に凝っていますが、大げさに盛り上がる部分はありません。どこか飄々としたユーモアセンスで淡々と次々に曲が短い展開で進んでいくこの感じは、むしろキャラヴァンやハットフィールド&ザ・ノースあたりのカンタベリー系のサウンドに通じるところがあります。74年のこの4thアルバムはプログレという観点からみれば彼らの最高傑作かもしれません。


シンセを使ってはいるものの、基本的にはエレピや生ピアノやオルガンといったオーソドックスな鍵盤楽器を軸に展開するバンドサウンド。そこにフルートやオーボエといった、さらに柔らかい管楽器が加わり、独特のジャジーなハーモニーに深い彩りを与えてくれます。ボーカルは相当複雑なメロディを歌っているにも関わらず、どこか人懐っこい朴訥とした雰囲気。ポップな曲調からジャズロック的なオルガンソロに一瞬傾れ込む展開もたまりません。


アルバム後半は、CDのインデックス表示を見ないとどこで曲が変わったのかわからないというお約束のメドレー展開。正直にいえば全盛期のイエスのようにテンションが高くスケールが大きい感じでもなければ、10ccのように魔法のようなスタジオワークが聴けるわけでもありません。しかしサウンド全体を包み込む霧がかかったようなミステリアスで繊細な雰囲気に「これがフィンランドなのか〜」と行った事もないくせに勝手に想像を膨らましてしまうのがユーロ〜プログレ好きならではの聴き方の一興ということで。

15/10/31 (Sat) Pete Christlieb / Warne Marsh Quintet / Apogee (1978)

bluemarble2015-10-31

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ジャズのアルバムには、あえてテナー・サックス奏者が2人いるというダブル・テナー作品というのがあり、このピート・クリストリーブ&ウォーン・マーシュの「アポジー」もそんなアルバムのひとつ。このアルバムがロック・ファンにとって興味深いのはプロデュースをウォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲンが手がけているというところでしょう。ちなみにスティーリー・ダンの「ディーコン・ブルース」で印象的なサックス・ソロを吹いているのが、まさにこのアルバムのクリストリーブその人。


録音が1978年というから時期的にもまさに「彩(エイジャ)」直後。時代はまさにフュージョン全盛期でありながら、そのシーンに多大な影響を及ぼしたはずのダンの2人が、このようなピアノ・トリオをバックにしたオーソドックスなジャズ作品を制作するというのも、ちょっと彼ららしい反骨精神なのかも。しかし内容は非常にオーソドックスなハード・バップ・作品。ダブル・テナーという音がぶつかりやすい編成ながら、テーマやソロの振り分けなど構成も非常によく練られています。


レコーディング・エンジニアはダン作品でもおなじみの名手ロジャー・ニコルス。バンドが繰り出す音の生々しい音質の良さは保証されたようなもの。更にピートが敬愛し彼の先輩格にあたるベテランのマーシュとの共演ということもあり、世代や個性による独特のフレージングの違いの妙が同じテナーという楽器だからこそ浮き彫りになって実に面白いです。クールなマーシュとホットなクリストリーブ、という感じ。廉価盤で発売された日本盤CDにはLP未収録の3曲のボーナストラックが入っているのでオススメ。

15/10/30 (Fri) 銀色夏生 / バランス (1989)

bluemarble2015-10-30

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このアルバムは銀色夏生が作詞・作曲した楽曲をアルバムにするために雑誌でボーカルを募集し、選ばれた伊藤七美という全くの素人の少女の歌唱によって作られた作品です。セルフライナーで「彼女の歌声は私の神様でした」と語っていますが、確かに作品の主役は完全に女の子の歌声に尽きます。特に歌唱力があるわけでもなく弱々しい声なのですがピッチは正確。何の飾り気もないけどキュートで素直な歌声が素晴らしい。随所にA&M風味を混ぜるアルバムの編曲はウインク・サービスの長谷川智樹。


「アルバイトのつもりで歌ってください」と募集して夏休みの自由研究のように録音された全10曲は、この時代に量産された他のアイドルのアルバムとはまるで趣が違うものです。そもそも歌っている女の子の顔写真がCDにはない。にもかかわらず銀色夏生が女の子との出会いとアルバムの制作経緯を周密にライナーで語っているのです。聴き手は歌声から女の子の具体的なイメージを想像するしかない。この方法論はある意味でアイドルポップスの究極の形をいっていると思います。


アイドルはデビューすれば当然のように芸能という世界に揉まれ、いろんな意味で変わってきます。ところがこの伊藤七美という女の子は、その後に何か芸能界や歌の世界で活躍したという情報が一切入ってきません。自分の初恋の女性が理想のイメージのままでいたいがために都合良く脳内に記憶の断片が更新されながら蓄積されるように、聴き手は完璧な自分だけの究極のアイドル像をこの作品に投影してしまう。これは優れたイメージゲームです。実際1曲目の「瞬間の片思い」を超えるほど自分の胸を切なくさせるアイドルポップスは他にあるのだろうか、と。

15/10/27 (Tue) Craig Ruhnke / Just Like The Old Times (1982)

bluemarble2015-10-27

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「なんとなくクリスタル」ブーム以後、日本盤で量産された洋楽AORアルバムには国内独自のオリジナルジャケが多かったりします。いや洋楽だけじゃなく松岡直也のような国内アーティストさえ永井博のイラストで出し直されていましたから、そういう気分というか時代だったのでしょう。実際ロンバケ以降、ジャケに椰子の木のイラストあると必ずヒットするとか謎の噂さえ当時業界で囁かれていたとかなんとか。


今回紹介するクレイグ・ターキーも、オリジナル盤はハゲ頭(すみません)の地味な男性が椅子に座って微笑んでいる、今となっては味、しかし当時としては相当キツかったであろうジャケが、国内ではこのようなファンシーなイラストジャケで発売されていました。当時の日本盤LPはテイチク・レコード。テイチクまでAORやってたんですね。ちなみにセカンドも国内独自のイラストジャケで発売されています。


彼の音楽の特徴は...といっても正直これといった特徴もクセもありません。しかし妙にツボだけは心得ているという爽やかなソングライティングが実に魅力的です。歌声も決して声を張り上げたり技巧的ではなく、朴訥して淡々とした歌いっぷり。82年ならではの音質のクリアーさも良いし、カナダ出身ならではの肩肘張らないリラックスしたバンドサウンドも普遍的な味わいがあります。同じようなまったりした曲が続くのもAOR的シチュエーションに最適だったりしますね。

15/10/26 (Mon) 新居昭乃 / 懐かしい未来 (1986)

bluemarble2015-10-26

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アニメ関係で絶大な支持を得ている新居昭乃の第1作。90年代になるとウィスパーボイスな歌唱で内省的なサウンドが中心になるのですが、このアルバムは歌い方も素直で明るくまっすぐな感じ。曲調は多彩ですが全体的にはニューミュージックの発展系とも言うべきキラキラした打ち込みアレンジが中心。


ご本人にとっては、あまり多くを語りたくないアルバムかもしれませんが、このアルバムは80年代の女性ポップスを代表する名作だと思います。アレンジがモロにピーター・ゲイブリエルだったりする曲はご愛嬌ですが、洋楽に追いつけ追い越せで切磋琢磨していた80年代日本のポップス職人の勢いを感じます。


本人による作曲能力の高さは1曲目の「Ring Ring 」を聴けば納得でしょう。この曲や「地図をゆく雲」も含め清水信之のツボを得たアレンジセンスはさすが。ひんやりとしたシンセと華麗なストリングスの音に身を委ねながら、ラグジュアリーな80年代ポップスの魔法がたっぷり堪能できる大推薦盤。