イタリア・スイス建築巡礼-4日目(谷の向こう側へ)
朝。今日はとてもよい天気。Tさんは体調不良でダウンしていて、Y氏と2人で出かける。タクシーを呼んで今日は目の前のグラヴィナ渓谷の向こう側に行って、向こうからこのサッシを眺めてみることに。
橋などは架かっていないので、かなり遠回りしてマテーラの街の外まで出ないと谷の向こう側に行くことができない。途中にはいくつも洞窟教会や住居跡があって、運転手さんは親切にその都度、車を停めて案内してくれる。そして車が進むに連れて岩の向こうからサッシの街並が見えてくる。
そしてビューポイントに到着。この眺望。絶句。
私もY氏も崖っぷちからたくさん写真を撮った。岩でゴツゴツした大地には小さな花やオレガノが自生している。オレガノはすごくよい香りがした。
運転手さんはどんどん崖を下っていろいろ案内してくれる。崖にはさらに洞窟教会がたくさん。
ほぼトレッキングのようだったけど、十分に堪能した。谷のこっち側に戻ってきて、昨日に続きサッシを散策。昨日は行くことができなかった、サン・アントニオ修道院に行ったが閉まっていた。さらにサンタ・マリア・デ・アルメニス教会も閉まっていた。マテーラの教会の不定休っぷりは半端ない。仕方なく、昨日も来た新しい市街地の方に来ると、逆に昨日は閉まっていた、ブルガトリオ教会とサン・フランチェスコ・ダッシジ教会が開いていたので見学。
お腹がすいたのでランチ。カプレーゼとポルチーニ茸と黒トリュフのタリアテッレ。美味しい!
食事を終えて店の外に出るとなんと雨が降ってきた。昨日の教訓で今日は折り畳み傘を持っていたので、傘をさしてホテルに戻る。
夜になって、食事まで時間があったのでひとりで夜のサッシを探検。すばらしい夜景。
今夜はTさんの体調もイマイチということでホテルで食事することにした。ホテルにはレストランは無く、事前予約でシェフを手配して食事を作ってもらうサービスがある。お昼頃申し込んだらシェフの手配がつけばOK、つかなければNGということだったけど、OKだったみたい。21時にディナー開始。素朴だけどどれも素晴らしく美味しい。朝食のときにコーヒーなどをサーブしてくれるお姉さんがいて、その人が今夜もお世話をしてくれたのだけど、話しを聞けば、このお姉さんがシェフだった。一人で料理も作ってサーブもしてと大変そう。でもとても親切で料理も美味しくて、思い出深い食事になった。
お腹いっぱいで食事終了とともに就寝。