いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「……はいてませんでした」

蛙のうるさい季節がやってきてしまいますた(;´Д`)ハァ
この時期は蛙、夏〜秋は虫、冬は猪を脅すための銃声(のテープかな?)、幹線沿いや深夜までやってる店舗近くでない限り夜は街中より田舎の方が間違いなくうるさい><
昼間も冬以外はは耕運機やらなにやらでうるさいし、何かの祭の時は朝6時から花火上げてたりするし、田舎が静かだなんていうのは都会人だけの幻想なのです(´・ω・`)

藤堂家はカミガカリ〈2〉 (電撃文庫)

藤堂家はカミガカリ2」高遠豹介電撃文庫
藤堂家はカミガカリ 2 (2) (電撃文庫 た 21-2)

藤堂家で平穏に暮らし始めた神一郎と美琴の前に怪しい男が現れた。この男──外見がアフロ頭にサングラス、そしてダンスが得意という変なヤツ。しかもこの男が持つイルフィニの能力も変わったもので……。今回、それを使ってとんでもない事になってしまうのはなんと……藤堂家の春菜!? そんな藤堂家の騒動をよそに、ハテシナからは新たな刺客の2人組──ナンパ男とツンツン幼女も現れ、そこに吸血鬼のおバカ娘も加わりドタバタ騒ぎが始まっていく。そして──。
脱力系ほんわかストーリー第2弾。

十二単+銃+ょぅι゛ょという素晴らしい表紙なのに画像がない(´・ω・`)自前で用意してみた


この春菜はいいですな(*´Д`)
何このニヤニヤ小説。家族愛よりも普通に恋愛の話が濃くなってる。いい! 神一郎×春菜を筆頭に美琴×周慈も新キャラのケンジ×アオイもみんな初々しい。その純情さは読んでるこっちが赤面しそう。それにそれぞれ表現の仕方は違えど相手を思いやる気持ちがあるので、読んでいて心が温まる。
笑いどころも満載。前回コントのようだった戦闘はその度合いがアップしてる。落としどころのタイミングと言葉の選び方が絶妙。もの凄い脱力感と笑える会話、これだけ読んでいて楽しい戦闘シーンは他にない。また脇役数名は完全にネタ要因と化していて言動がいちいち面白い。
ただ、ストーリー展開があまり上手くないのも前と同じ。
唐突な面を含めての事件の流れと戦闘における敵味方の関係がビックリするほど1巻と同じ作り。ワンパターンは長寿の秘訣ではあるけど、もうちょっと繋ぎが上手いともっと面白くなると思うのだけど。
でもハートフルな話と戦闘は文句なしで面白いので次も期待。レッテまた出てこないかなw