いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「全然怒ってない。全然全く怒ってない。全然全く完全に怒ってない」

70マソ記念兼次期表題用の絵がほぼ完成。後は文字をどう合わせるかだけ。
さて、ラノサイ杯の投票作品を選ぶか。


昨晩「戦う司書〜」を読み始めたら前巻の最後で誰が生き残ってたか覚えていなかったorz
そして戻って読み返してたら最後まで読みきれなかった(ノ∀`)

天川天音の否定公式 (MF文庫J は 6-4)

「天川天音の否定公式」葉村哲MF文庫J
天川天音の否定公式 (MF文庫 J は 6-4)

「わたしはアレを狩りにきたの。あんたは一人で逃げて」。高校生の雪道はある日突然、完全無欠の転校生・天川天音に襲われた。逃げ惑う雪道を助けたのは……天川天音その人だった。大剣『風鳴き』を掲げ、そっくりの顔をもつ敵“ドッペルゲンガー”を撃退した天音は言った。敵は雪道についている。これからわたしが貴方を守る、と。二万と四つの『否定公式』――超常現象と呼ばれる、この世の理から外れる物理を人造する式。否定公式「かまいたち」を操る天音と雪道の出会いが、“あるはずのなかった”物語の扉を開く! 学園バトルアクション始動!!


正直、前作とのあまりの雰囲気の違いに面食らった。同じようなものは求めていないけど、流石にここまで何の面影もないとは思ってなかった。もうこれは「恐るべしMF文庫J」としか言いようが無い。一作目にどんなものを書いても、二作目にはこうなるのか・・・
そんなわけで「この広い世界にふたりぼっち」の葉村氏の二作目はよくある学園異能もの。
会話のノリや場面の魅せ方など、同レーベルの赤松中学作品と似たものを感じる。そしてさすがMF文庫J、猫被り暴力系ヒロインに無口委員長、根暗黒メイドと萌え成分は申し分ない。
個人的には無口委員長の瑛子が好み。しっかりしてる割に主人公への依存度の高さと嫉妬の仕方がいい。
内容的にも恋愛要素が多めの日常シーンも予想外の人が頑張る戦闘シーンの展開も良かったし、普通に面白かった。ただ前作のようなインパクトは皆無。
と言いつつ続きも買うでしょう。瑛子が可愛かったしねw