いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「断罪のイクシード ―白き魔女は放課後とともに―」海空りく(GA文庫)

断罪のイクシード -白き魔女は放課後とともに- (GA文庫)
断罪のイクシード −白き魔女は放課後とともに− (GA文庫)

巷を騒がせている連続殺人に巻き込まれ殺されかけた藤間大和は、転校生の東雲静馬に魔術で命を救われて、彼女の家で意識を取り戻す。
「って、なんでお前、裸!? せめて隠すとかしろよっ!?」
「どうしてこの私が、貴方に気を使わなければならないのよ。貴方こそ気を使って自分の眼を潰しなさい」
「おかしくないソレっ!?」
化け物によって起こされている連続殺人を止めるべく、この町に来たという静馬に大和は協力を申し出るが、返ってきたのは冷たい拒絶。
それでも大和は静馬を追いかけて超常の夜へ赴くのだが――
第2回GA文庫大賞優秀賞作品。


王道学園異能バトルもの。
バカで熱い主人公を筆頭に、奇抜さはないがしっかりキャラが立っているキャラクター達。シリアスとコミカルのバランスはいいし、熱さと優しさを兼ね備える後半のストーリーは素晴らしい。
と、出来はいいとは思うのだけど、、、
いまいち合わなかった。
設定があれやこれや詰め込みすぎで消化不良気味なのもあるが、一番の理由は笑いのセンスがズレていたことか。コミカルなシーンでの会話が、無理して笑わせようとしてるように感じてしまって楽しめなかった。
続きはどうしようかな。ストーリー的には主人公の過去や何かありそうな幼馴染みなど、面白くなりそうな要素がいくつも残っているが・・・。