センバツ 第４日目

北照（北海道） 0−3 光星学院（青森）
神宮大会優勝校が順当勝ちも打線にはさほど迫力を感じず。

地球環境（長野） 2−5 履正社（大阪）
履正社が３投手３イニングずつの継投に成功。この継投は誰か一人が不調だと成り立たないので意外と難しい。

宮崎西（宮崎） 0−8 愛工大名電（愛知）
投打がかみ合った名電が快勝。エース浜田はコントロール重視の投球で１４奪三振完封。宮崎西戸高の遅球の効力は一周りまで。

近江（滋賀） 7−2 高崎（群馬）
４回表までは互角もその後はずっと近江のペース。自力に、特に打力に差があった。

「聖剣の刀鍛冶12」三浦勇雄（ＭＦ文庫Ｊ）

聖剣の刀鍛冶12 (MF文庫J)

全市民の耳目を集めることとなったセシリーのプロポーズから数日、市民の移住計画と平行して騎士団による封印の再強化計画もまた開始されていた。ブレア火山の洞窟奥深くに広がる“氷の間”に幾本もの聖剣のレプリカが突き立てられる。その光景は、まるで墓標。――そしてこの計画が、新たな事態を引き起こすことに。一方、キャンベル家のメイド・フィオはセシリーのためにウエディングドレスを用意していた。かたやルークもまた、セシリーのためにリサとともに“ある刀”を打つ。やがてくる帝国との最終決戦を前に、一条の光がこぼれ射す、最新巻!!

公開プロポーズに続き甘い新婚生活……になるはずもなく、戦争と対ヴァルバニルの準備が着々と進む１２巻。
状況が状況なのでイチャイチャシーンなんてものは当然ないが、それでもちょくちょく二人の惚気が入るので意外と幸せ感はある。そういえばさらっと子作り宣言してた人がいたような気もｗ
ストーリーの方はサブタイトルSacred Swordの示す通り、これまで苦労に苦労を重ねても報われてこなかった聖剣作りについに進展が。そして戦いじゃないこんな時でも彼らに試練を強いるのがこのシリーズ。
セシリーにも決断はあったし当然ルークにも試練があったのがだけど、今回の一番胸を打つのはリサ。
本人は「逃げ」や「諦め」なんて言葉を使っていたけど、そんな姿勢では絶対に越えられない試練を成し遂げる姿に本物の「強さ」を感じる、そんなエピソードだった。
さあ準備は整った。整ってしまったというべきか。
このシリーズのことだから苛烈で絶望的な戦いになることは間違いないはず。続きが楽しみだけど怖い。