いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「川が綺麗! 飯が旨い! 友がいる! おっぱいが柔らかい!」

ガガガ文庫の9月の新刊が目を引いたので一言二言。
○「疑心恋心」著:丸山英人
隙間女の人、最近見かけないと思ったらガガガで復活。電撃には干s(ゲフンゲフン
○「とある飛空士への誓約」著:犬村小六
とある飛空士シリーズはまだ続けるのか。嬉しようなそろそろ蛇足感が出てきたような複雑な気分。

「選ばれすぎしもの!」峰守ひろかず(電撃文庫)

選ばれすぎしもの! (電撃文庫)
選ばれすぎしもの! (電撃文庫 み 12-14)

春休みのある日。伝説の勇者に選ばれた僕を待っていたのは、お姫様にくノ一にアンドロイド、マッドサイエンティストに獣耳少女にガンマンという、異世界から来た6人の女の子たちだった!
それぞれの世界を救ってほしいというのは分かるんだけど、さすがに6つの世界は多すぎだろ!?
「勇者様、あなたのシフトが決定しました。今後はこの日程表に従って各世界を救ってもらいます。異議は認めません」「え〜!?」かくして幕を開けた僕の週6勇者ライフ。どうなる世界! それ以上にどうなる僕! 異世界ヒロインズ盛りだくさんでお届けする、こき使われ系ブレイブストーリー


ライトノベルらしいライトノベルと言えばいいのか、
流されやすい性格の主人公、勇者として異世界へ、ヒロインがいっぱい出てくるハーレムラブコメなどなど、昨今のライトノベルでよくありそうな要素を全部ぶち込んでみました。てな作品。
但し、世界の危機を救うのはおまけで、主人公とヒロインズのやり取りがメイン。というか戦闘シーンのあっさりさ加減はある意味コメディになってる気がw
作者としては今までにない主人公と世界観だったわけが、まあ流石というか案の定というか、主人公が変態紳士でなくても平穏な現代という世界観でなくても同じテイストになるんだな、と。このテイストが好きだからいいんだけど。
ただ今回は、ヒロインが多すぎたせいで掘り下げが全然出来ていないのでこれ!というキャラがいないのが弱点。
次が出ることは決まっているようなのでキャラの掘り下げに期待……と思ったらまだヒロイン増えるらしいですよ。



作風が好きだから買うけど3巻の壁は越えられないような気がするなあ(^^;