いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「僕と彼女のゲーム戦争6」師走トオル(電撃文庫)

僕と彼女のゲーム戦争 (6) (電撃文庫)
僕と彼女のゲーム戦争 (6) (電撃文庫)

1泊2日のゲーム合宿である「学校対抗戦」に参加した現代遊戯部の面々。岸嶺以外はみんな女子という状況で、初日の個人戦の日程を終了する。その夜、岸嶺は持っていた写真を巡って、天道とぎくしゃくしてしまう。
そして合宿2日目。チーム戦でゲームをプレイをする中、天道は昨夜のことが気になりゲームプレイに精彩を欠いてしまう。いつもと様子の違う天道を気に掛ける杉鹿は、ゲーム中にチャットを用いて天道に話し掛け、状況を打開しようとするのだが……。


合宿2日目チーム戦編。
案の定やったことあるゲームは出てこなかった。残念。前回2作も出てしまったから仕方ない。
それでもチーム戦決勝のゲームだったシヴィライゼーションは面白かったし熱かった。ここで話が盛り上がる《魂転生》がなかったのが少々不満だが、いわゆる神視点だから無理か。
タイトルは聞いたことあったけど、ただの戦略シミュレーションじゃないのね。これはやってみたいかも(が、私はモンハンで忙しいw)
他の二つはドンパチ系のゲームで、興味が無いのであまり楽しめず。そればかりか岸峰の《魂転生》がフォントが変わっているだけでゲームに入り込んでいる感じが薄れているのが気になった。
さて、この作品のもう一つの顔であるラブコメの方は、
今回は低調。
折角前回のラストで爆弾が投じられたのに、天道は逃げ、杉鹿は軽いヤキモチ、鷹三津は不参加と味気ない。天道が自分の感覚のズレを自覚したところだけが辛うじて進展と言える程度。
そんなわけで、前巻が個人的神回だったこともあり、それに比べるとトーンダウンしただった。
次は夏……の前に短編集だそうで。『風来のシレン』があるのか、いいね。