いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「その乳に惚れた。ただそれだけだ」

任天堂が只でくれた3DSバーチャルコンソールスーパーマリオブラザーズデラックス
くっっっそやりにくい。画面が狭いのは仕方ないにしても、上押すと画面が上に上がって足元が見えなくなるんだが。何この糞仕様(^^;
とてもアクションゲームをプレイする操作性じゃない。只なだけのことはある。





本日2冊

「魔王が多すぎる世の中に告げる! (1)」甘宇井白一(オーバーラップ文庫)

魔王が多すぎる世の中に告げる 1 (オーバーラップ文庫)
魔王が多すぎる世の中に告げる 1 (オーバーラップ文庫)

「最近の流行りは勇者と魔王の和解エンドだろ。何で俺が収拾つけなきゃならねえんだ…!」
合馬学園2年G組のクラス委員長、一叢英(ひとむらあきら)の毎日は忙しい。世界滅亡したがるクラスメイトをなだめ、クラスメイトが滅ぼした街に出向いて後処理、クラスメイトに殺されたりもする。
なぜなら彼はただの人間で、クラスメイトは全員魔王だったから!
ある日、G組に金髪の美少女・千歳カオリが転入してくる。彼女は背中に黒い翼を生やした――やっぱり魔王だった。
「魔王の転入生にはもう飽きてるんだよ畜生…!」
35人の魔王と1人の一般人による、勇者不在の魔王が多すぎる学校生活スタート!

OVER LAPキックオフ賞特別賞


よく死ぬ主人公だな、おい!
主人公以外みんな魔王、しかも誰もが魔王らしくトンデモ能力を持っているので、度を越して“なんでもあり”のドタバタコメディ。
また、その魔王たちを相手している主人公が非常にパワフルな為、熱血先生ならぬ熱血委員長が吼える青春学園ドラマでもある。過剰演出気味のところとか、いい意味での暑苦しさなど70〜80年代の青春ドラマの様な空気を感じる。
ただ、その過剰演出、わざとらしさがちょっと鼻につく時があるかな。
主人公が必要以上にイライラしていたり、最後のエピソードの敵がどうぞ攻略してくださいと言わんばかりの回りくどいことをしていたり。
楽しそうな雰囲気と勢いは良かった。もう少し理由付けや説明が上手いとなお良かったが、特別賞にそこまで求めるのは酷か。

「閃虹の機巧美神1」来栖宍(オーバーラップ文庫)

閃虹の機巧美神<ダブルイクス> 1 (オーバーラップ文庫)
閃虹の機巧美神<ダブルイクス> 1 (オーバーラップ文庫)

「わたしは女でダブルイクスに乗れる。あなたにはそれが出来ない。」
海上都市ユーテラスは人類とは異なる勢力、荒鬼(オルガス)と海竜(レヴィアス)による侵攻の危機に瀕していた。人類側も対抗手段として人型機動兵器「ダブルイクス」を制作していたが、操縦者は女性に限られ、しかもある条件をクリアする必要があった。開発者の息子であるティルは条件を満たすことが出来ず苦悩していたが、不思議な少女ビディに出会うことで、戦うための力を得るのだった。
B(バスト)・W(ウエスト)・H(ヒップ)の3タイプのダブルイクスが揃うとき、種族を超えた因縁が明かされる。特大のインパクトで送るメカバトル開始!

OVER LAPキックオフ賞特別賞


発想が完全にエロ親父のそれです。本当にありがとうございました。
女性型のロボットでおっぱいミサイルとかパンツバリアとか、酔った勢いで思い付いてしまうことはあっても、そのまま書いちゃう人はそうはいないだろう。これはそのまま賞まで行っちゃった稀有な例。
ロボットものでギャグ漫画のノリ、しかもギャグセンスがどこか古い。魔神英雄伝ワタル辺りが全盛期だった頃のアニメの空気があって、妙に懐かしい気分になった。どうにもオーバーラップ文庫の新人賞は昭和の香りがするものが多い審査員の
ストーリーは力を合わせて暴君を倒すオーソドックスなもの。
中盤はシリアス中におふざけが入ってどうかと思ったが、クライマックスはしっかりシリアスのまま通してくれたので、読後感は悪くない。
一発ネタ以上のものは無いけど、色物ロボットを「バカだなーw」って楽しめたのでこれはこれでありかと。
……って、どうして1とナンバリングされているんだろう。各々の敵討ちは済んでいて海底の和平も滞りなく進みそうと綺麗に終わってる。ネタ的にも続けるのは厳しいと思うが。