いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「眼鏡……結構似合ってた」

ネイマールェ…(´・ω・`)
別にブラジルを応援しているわけではないが、あんなプレーは許されない。
しかも100%悪意しかない飛び膝蹴りをしておきながら、わざわざ「ワザとじゃない」という声明を出すスニガとかいう人間のクズ。帰国前に撃たれて殺されても文句は言えないな。
今大会は気に入らなければ癇癪を起す三歳児みたいな選手が散見されて悲しい。荒れた試合を制御できない審判の無能さも目立つ。





練習試合で大学生と引き分けたJ1のチームが静岡にあるらしいですよ(* ̄ノ∀ ̄)
しかも4失点\(^o^)/オワットル

「陸と千星 〜世界を配る少年と別荘の少女」野村美月(ファミ通文庫)

陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女 (ファミ通文庫)
陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女 (ファミ通文庫)

両親の離婚話に立ちすくむ千星。明るく笑ってみせることで、壊れそうな家の空気を辛うじて保ってきた。けれど本当は、3人で一緒にいたいと、素直に泣ければよかったのだろうか……。新聞配達のアルバイトを続ける陸。母は家を空けたまま帰らず、生活のために必要だった。ただ絵を描いていたい、そんな願いも叶わない。それを恨んでも憎んでもいないけれど、今まで自分は笑ったことなどあったのだろうか――。そんなふたりが、出会う。切なく繊細な一夏の物語。


笑えない少年と泣けない少女のひと夏の恋の物語。
少年少女の淡い恋の物語は、期待通りに清らかで綺麗だった。でも、それ以上に悲しくなる話だった。
どちらも親に恵まれなかった千星と陸。自分の恋心に気付く前から相手の幸せを祈れる清廉さに心が洗われる反面、自分自信の幸せは一切願わないことが、14,5歳にして自分の幸せは諦めてしまっているかのようでひどく切ない。こんな二人だったから、恋模様は遅々として進まずヤキモキさせてくれたり、たった一度で一瞬の逢瀬が眩しいくらいに光輝いたのだろうけど。
ラストも最後まで「ありがとう」だった千星に、叶わないはずの約束が果たされた幸せというよりは、この先の心の支えを得たというような後ろ向きの感想しか出なかった。あそこで一つ自分の希望を口にしてくれれば、違った読後感になったのだろうか。
初恋の甘酸っぱさよりも、二人の親への憤りや二人の行く末の不安を強く抱く、そんな物語。


〜絵師あとがき〜
眼鏡新聞少女、最高でした!