いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「鼻の穴に林檎ぐらいは痛かった」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151130-00000001-withnews-l21


どう読んでも「僻み乙」としか思えないのだが(^^;
そもそも実名登録(名目上)なFacebookならまだしも、ツイッターの発言を一々真に受ける必要なんてない。無責任な言葉の羅列なんだから。
だって吹奏楽を一生懸命やっている少女たちを描くアニメを児童ポルノとか言い出すキ○ガイがのうのうと発言できるところだよ?(痛いニュース(ノ∀`) : アニメ評論家「『響け!ユーフォニアム』は児童ポルノ。少女が口で咥え大きい楽器とまぐわってる」 - ライブドアブログ
……この人の妄想力はどうなっているんだ? この発想力を違うことに生かせばいいのに。

「百錬の覇王と聖約の戦乙女9」鷹山誠一(HJ文庫)

百錬の覇王と聖約の戦乙女9 (HJ文庫)
百錬の覇王と聖約の戦乙女9 (HJ文庫)

ついにユグドラシルに帰還。空城計により《雷》宗主ステインソールを退けた勇斗は、すぐさま次なる標的、《豹》の攻略に取り掛かる。「こんなところでちんたらしていられないから」と。日本から持ち込んだ新たな戦略とアイテムを引っ提げて、我らが《狼》の宗主が疾風怒涛の反撃を開始する!! さらに再会した勇斗と美月の関係にも重大な変化が!?


勇斗おまえもか。
なんだなんだ、最近は最後までいたしてしまうのが流行りなの? すげえなラノベ
その手の話は年齢を理由に誤魔化すかと思っていたのに。覚悟の決まった男は一味違った。そしてその後のどストレートな朝チュンは笑ったw


そんなところからも勇斗の覚悟の程が見て取れる9巻は第二部クライマックス。
最大の懸念事項であった幼馴染みを得て骨を埋めるつもりで帰ってきた男は、開始からフルスロットル。勝つためなら現代から持ってきた道具を惜しみなく使い、時には非情な決断も厭わない姿勢には、チートだズルだと連呼しながら勝ってきた男の子の姿はもうどこにもない。ここ数巻の勇斗不在の劣勢を一掃する圧倒的爽快感。まさに俺TUEEEの真骨頂。
惜しむべくは、相手が勇斗相手では完全に役不足な超小物兄貴だったこと。これがステインソール相手だったらもっと盛り上がったのに。
その代りなのか、どうやら現代人らしい《炎》の宗主と、リーファの政略結婚相手というラスボス級の敵が続々顔見せして、今後の展開に期待が膨らむ。いやホント、どちらがラスボスだろう?
そしてさらに、多くを望まないはずの勇斗を国取りへと駆り立てるユグドラシルの秘密が明かされたところで第二部完。強敵が増えてステインソールも温存されているし、ユグドラシルの行く末も気になる。これは第三部はもっと熱い展開になりそうだ。期待大。