233件目 滝川地裁 〜店だけがいない街〜

僕の彼女を紹介します 僕の彼女は、日本の平和のために誤って罪を犯した人に判決を下しました。 その名前は、滝川地裁札幌地方裁判所滝川支部。 というわけで、僕の彼女を紹介します
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改め、 滝川地裁を紹介します。 裁判所のHPによると、滝川地裁へは「JR函館本線滝川駅から徒歩15分、中央バス「市立病院前」「滝川市役所前」から徒歩3分」とのこと。 というわけで、JR函館本線「滝川」駅からスタート。 全国の裁判所データベースを作成中。ご覧になっていただける方は「僕の彼女たちを紹介します」該当ページへ)からどうぞ。 気がついたら社会人歴10年目なんですよ。 ただ10年もやっていて、東京→大阪の異動はあったものの、基本的な仕事は変わらず10年やってきているんで、自分の仕事ってほかの人と比べてどうなんだろうと思うことがあるんですよ。 営業マンとして自分はどうなのか、行っている会議ってほかの部署の人たちはどういう風に進行して、それをどう活かすんだろうかとか。 会社の中では比較的、他所の部署と話したりしてそういう意見交換をすることもあるんだけど、じゃあそれはうちの会社だけの特徴かもしれないから、ほかの会社はどうなんだろうと思うと全然わかんないんだわ。 だから自分に活かすという意味で、ほかの人の意見ってのはもの凄く参考にしているし、人の物の考え方ってのは出来るだけ聞いてみたいなと思うんだよね。 いつになく、真面目っぽい話の始め方しちゃいました。 初めてお越しになった方、なんて真面目な人だと思うかもしれませんが、そのイメージをしっかりひっくり返してさしあげます。 稚内に始まり道北を回り続けた今回の旅ですが、この滝川が最後になります。それまでは旭川地方裁判所の管轄の裁判所を紹介してきましたが、この滝川に関しては札幌地方裁判所の管轄です。札幌管轄になったというだけで、少し都会感があるなぁと思う一方で、室蘭大先生該当ページへ)も札幌管轄だったことをこのときは忘れていた訳で...。 滝川駅です。「たきかわ」と濁らないのが正解というのは、こうして駅名標を見ないと気付かないものです。 札幌駅から特急で50分ほど、旭川駅からは特急で30分ほどとアクセスは比較的いい場所にあります。前回紹介した留萌へ行くために乗り換えする深川駅から2駅のところにあり、札幌、旭川、留萌といった都市の間にある中堅的な都市という役割なのでしょうか。 今年は降雪量が凄いとニュースで見ますが、どう考えても待合室は必須ですよね。 この上に書かれている文言の団体に触れていいか本当に悩むところです。奉仕が云々と書かれているので、まぁそれは結構なこったと思っていたのですが、 駅のバリアフリー化の推進には名を連ねないくらいの団体のようです。いろいろ調べたら、それはもう色んなものが出てきたのですが、触らぬ神になんとやらと言いますので、これについてはこの辺で。 駅から出ます。   残念ながら撮影日は駅前の工事中。完成図のようになると広々とした素敵な駅前になるご様子。そうしたらバスの運行などもあるでしょうから、今回するナビも使えなくなってしまうのかな...? そんな先のことより今の駅前だと思い、辺りを見渡したところ、 スマイルビルという中々大きなショッピング施設が。駅前は広々としていて高い建物の類は見えません、みたいなのがこのブログの常套句なのに、なかなかやるじゃないかとカメラを構えながら近付いたところ、何かにつまずき思わず転びそうに。なんだ?と思ったら、 床がごっそりやられています。よくよく周りを見ると、こんなデコボコがいたるところに見て取れます。こんな悪路をお婆ちゃんがよく持ってる椅子にもなるカートで歩いた日にゃ、工事現場のホッピングみたいなガガガっとやる奴を使ってるみたいなガクガクいわせながら歩いてる地獄絵図に早変わりです。 よく見ると、周りに人が全然いません。なんだ、悲しいけど閉店して放置された建物なのかなと思ったら、   一応営業はしてたんだけど、ガラッガラ。ドア押して開いたことに驚くくらいの人の気配の無さ。 いくつかやってるお店の人も僕を客だと思っていないのか、店員さん同士の雑談が止まらないご様子。この営業状態で店に2人置くなら、俺が大学生のときに1人でやってたスリーエフの夜勤に1人回してくれよと思ってしまう始末。 こりゃ相当やべぇ施設だなと思い、調べてみたら滝川市のホームページでこの建物の活性化についての会議資料を発見。 >> 滝川市ホームページへ << 会議資料は長いですけど、その隣の議論のポイントってのを見るのだけでもなかなかに楽しい。そのポイントを見てみると、どんな感じで話し合いが行われて、この辺りでこんな雰囲気になったんだろうなと思うと妄想癖が暴走して、年末の東京へ向かう新幹線の中は眠らずに過ごしてしまいそう。ってか冒頭の話だけど、市の会議資料でこんな感じってことは、俺らがやっている会議もあながち悪くないんじゃないかと超絶失礼なことを思ったり。 駅前を整備するのもいいけど、この建物も同時に整備しないと、初めて来た人はそのギャップに愕然としちゃうと思うけどなぁ。 もう一つ駅前にあったこのノッポビルも相当にヤバい雰囲気出しているし、こりゃ今回の旅の最後の最後にしてすげぇとこ来ちまった感がビンビンしています。オラわくわくしてきたぞ。 裁判所に向かいます。 今回はちゃんと徒歩とバスルートを紹介するんですが、滝川地裁の罠が発生します。ホームページ上では冒頭で紹介した通り、最寄りのバス停は「市立病院前」「滝川市役所前」とあるのですが、そこからさらに詳細ページに飛ぶと滝川市役所前」バス停か、「裁判所前」バス停と表記が変わっています。なんでこんな地味に嫌がらせすんの? 同じバス路線にある2つのバス停ですが、市立病院前バス停より、裁判所前バス停の方が近いので、今回は滝川市役所前」バス停「裁判所前」バス停、そして徒歩を紹介することにします。 駅を出て、に進みますと、 中央バスと書かれた建物がありますので、そこに向かいます。 近くで見てみるとまぁまぁ立派な建物で安心します。ここは廃墟ではないようですが、駅前が整ったら変わってしまうのでしょうか。 バス路線は意外と多くて探すのは結構大変です。そんな時に役に立つのが、NAVITIME!じゃなくて、この裁判傍聴.netでございます。実際問題、バスがよくわからない時、NAVITIMEはかなり使ってるんだけど、年末行く予定の地裁最寄りのバス停がNAVITIMEで引っかからずに絶望を感じながらこの記事を書いています。 青で囲った芦別行きが滝川市役所バス停に行くバス、赤で囲った市内循環東町先廻りと滝の川団地行きが裁判所前バス停に行くバスです。どちらも1時間2本ほどですが、裁判所前バス停だと本当に目の前に停まりますから、この赤い枠のバスを待つといいでしょう。 もし、この市役所行きのバスに乗らないと、大事な息子の裁判が見れないんです!と言うのであれば、そちらからの行き先も紹介するんでそれに乗ればいいですけど、そんな大事な息子の裁判ならもっと余裕を持って行動しましょう。 では、それぞれのバス停でお会いするとして、ここからは徒歩ルートを紹介します。 今回のルートは徒歩推奨だね。15分ほどという手軽さもさることながら、駅前ビルのようにアレな気持ちに浸れる道のりなんで。 徒歩陣もバスターミナルに着いたら、そのままバスターミナルが左にある状態で進んでいってください。 バスターミナルから道路挟んだところに、明らかに廃業しているレコード屋が。いつからやってないんだろう...。ってか俺が子どものときからレコード屋なんてものは近所になかったからなぁ、辛うじてレコード聞ける機械はあったような気もするけど。 この飲食店もなんとも形容しがたい雰囲気。右のお店は灯りがついていると店前にボードが掲げられていますが、左は恐らくもう...。 このラーメン屋もいい雰囲気出しているんですよね。街路樹の関係でこのアングルでしか撮れていませんが、2階が雀荘ってのがもの凄くポイント高いです。なんか昔のドラマとかに出てきそうな、タバコの煙モクモクの雀荘で打ち続けていて、お腹空いたから下の中華屋から出前をお願いするみたいな。僕の家の近所にあった誰も使っていないスポーツ用品店なんだけど、近くの小学校の上履きと体操服の取り扱いがあるから生きてると同じ理屈です。 まぁ勝手な妄想を繰り広げておりますが、ここは普通に地元の方に愛されているラーメン屋のようです。営業時間も19時半までとタバコもくもくの雀荘需要には応えられなさそうですし。まさか、閉店してからが裏の営業時間という可能性も...、そろそろ怒られそうですね。 これも凄い。こんだけ覆われてて「通常営業中」はねぇだろ。お店の人は慣れちゃってるのかもしれないけど、これに入るのは抵抗いるな。 名誉boketeのこれに近いものがあるな。いいから休んでろよ的な。 少し開けたところに来ました。今まで少し暗くなるものが多かったので、ちょっと開放的な気分になるのは分かります。僕がこれに混じって裸でいたら、歩く必要なく裁判所に行きますが。   このなんと言ったらいいかわからない交差点に曲がります。曲がって進んだ先からアレな雰囲気を十分に感じ取りながら進んでいくことにします。 もう閉店には驚きもしません。リサイクルショップが別のリサイクルショップの資源になっていと虚しなんて感想ももはや抱きません。 がっつり防音壁に囲まれていたって何も思いません。 ただ、この花屋には言いたいことありまくりです。というのも、僕だって闇雲にシャッターを切っている訳ではありません、撮影時に何かブログでいじろうと思ったから撮ったのでしょう。ですが、今この花屋さんを見て何も思い出せません。 となると思い当たるのはただ一つ、恐らくあの交差点を曲がって初めてちゃんと営業しているお店だったんでしょう。100〜200メートルは歩いたと思うのに。なので、僕がこの花屋さんに声をかけるとするならば、 営業頑張って!滝川の町はあなたにかかってる! ここもいつからやってないんだろう。上のメガネが落っこちてきて大事故になる前にどうにかしてほしいです。 ここも開いていました、薄皮たい焼き「たい夢」さんです。さっきの花屋さんと違い、応援のために買うこともできたのですが、駅を歩いて数分でこの町はあまり長居してはいけないのではないかと帰りの電車の予定を組んでしまったため早足で店を後にします。 初めて訪れた町をいたずらに陥れている訳でなく、本当にこんなシャッター通りなのです。どうなっとるんだ北海道は。
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という訳で今回のサブタイの元ネタは僕だけがいない街より。年明けにやる予定のアニメ総評もまとめなきゃ。32歳の年末は大変だ...。 ただ、このシャッター通り商店街を過ぎると、少し様相が変わってきます。 北洋銀行。さすがにここは稼働しているでしょう。 そして見えてきたデカい建物。今まで閉店してきたお店は、全てこの建物の中で再営業しているとかだったら救いようがあったのですが、もちろんそんな訳がなく、 これが目指すバス停の名前でもあります滝川市役所です。 何故かシーサーが置かれています。滝川市姉妹都市沖縄県名護市のようなのでその影響なのでしょうか。もう一つ栃木市姉妹都市のようなので、餃子の像も一緒にいかがでしょうか。 何故に國學院大學を応援?と思ったのですが、この滝川には昭和57年開設で國學院大學の短大があるとのこと。これは知らなかった。ってか大学があるなら、なおさら駅前は頑張らないと、学生はどこで時間を潰せばいいんだ。 そしてここに滝川市役所」バス停があります。このバス停で降りた方は市役所が左手にある向きで進んでいってください。 私の母親も通っているというカーブス。やっぱ私の母くらいの年齢になると、きちんと健康を意識してもらいたいものです。地方都市の年齢区分で考えたら、この辺りの方々そう思うことはより多いことでしょう。   わかりやすい目安がある訳でもないので申し訳ないのですが、「大町1-6」という信号が見えたら、に曲がってください。曲がった先もあまり目印となるようなものがないので見落とさないようお気を付けてください。そんなこともあって、バスの方は裁判所前バス停を利用推奨です。ちなみにここを曲がらず真っ直ぐ進むと、まぁまぁ栄えていたりもします。そういう町並みを紹介できないあたりが、この滝川らしさとして愛らしくも思えてきました。 天然温泉「日の出湯」さん。漢方薬もあるようです。この温泉を調べていたら、北海道の温泉を紹介しているブログにぶつかりました。本当に世の中とは広いものだと、大衆的なブログをやってしまっている僕は驚かされるばかりです。 右に見えてきたこの茶色い建物が裁判所です。ここの正面に回ります。 到着〜 所要時間は徒歩で15分滝川市役所バス停から5分弱、裁判所前バス停から…って、このバス停を紹介していませんでしたね。 まぁこんな位置関係だから紹介不要でしょう。近くに茶色い建物が見えたらそれが裁判所です。 地図で表すとこんな感じ。市役所前バス停を紹介するために、早めに右折して、最後分かりにくいところを曲がらなきゃいけなくなったけど、もう1本直進してから右折すると道としては楽かな。ただ、その道順でも何もなさは変わらないけど。 それにしてもこの裁判所の看板、どこかで似たものを見たことあるなぁと記憶をフル稼働していた思いついたのが、東京地裁の看板。それがこちら。 周りが黒ってだけでフォントも違うか...。しかもその時はガラケーで撮影してたから画像小さいし。撮影は2010年だとさ、時代を感じるね。 真面目に裁判所の前で、この看板に似たのはどこだろうと5分くらい悩んで普段使わない頭を使ったせいか、軽く小腹が空いたので何か食べようかなと思っていたところで、 コンビニのサンクスを発見。セコマじゃないあたりが、なんとも。でも仕方ないかと近づいてみると、 そりゃ経営統合で店名も統一するって方針は知ってるけどさ、サンクスって書いてある下に「ファミマのラーメン」って書かれたら、なんか萎えない? ラーメン激戦区で、まぁ例えば札幌でいいや、札幌でラーメン食べようかと思ってるのにさ、雰囲気いいなといざ入ろうとした店が「東京の人気店!札幌に上陸」とか書かれてたら、そりゃ入らないよね。 そんなこんな考えていたら、ラーメンを食べたくなってきた。ラーメンもの凄く好きって訳でもないんだけど、たまにすごく食べたくなるときがあるんだよね。 という訳で、滝川はすたこらさっさで、千歳へ。 ネットで調べて、千歳駅から7分くらい歩いたところにある   「春一家 インディアン水車店」にお邪魔して、「春一味噌ラーメン ねぎトッピング」を注文。インディアン水車店というトリッキーな名前だったのは今知った。 で、このラーメンなんですが … … … すげぇ美味かったwww 今まで食べた味噌ラーメンの中で一番好きかもしれない。ラーメン好きの人に言わせると、味噌ラーメンは味噌の要素が強すぎて、ラーメンとしての良さやこだわりが伝わりにくくて…etcとか言ったりするけど、うるせぇ!!美味いもんは美味いんじゃ。お薦めです! ふ〜最後にいいもの食べられていい気分で終われる。新千歳空港に着き、帰りの準備をしていたところ遠くの方からもの凄い歓声が。 なんだなんだ、SM○Pでも降り立ったのか。あ、でも今SM○Pが来てもそんな盛り上がらんか、じゃあSM○Pが解散前の殴り合いでもしてるんか?と思い、駆け寄ったところ ちょうどプロ野球パ・リーグクライマックスシリーズ日本ハムソフトバンクの第6戦の最中でした。野球が好きな方ならわかるでしょう、6戦は序盤ソフトバンクが大量リードするんだけど、中田翔がホームラン打って、そこから逆転する試合。大歓声は代打で出てきた岡という選手が同点タイムリーを打ったシーンでした。 ご存知の通り、ファイターズはそのままパ・リーグを制覇して、日本シリーズにも勝ち日本一を決めたのですが、あの時の歓声を聞く限りでは日本一の瞬間も相当のものだったんだろうなと思い、試合云々よりその熱量を感じれたことがいい経験だったなと思い、北海道を後にしました。 そんな訳で、駅前の利用者は少なくても頑張れ!!としか言いようがない滝川市の滝川地裁 お薦めです。 今回で一連の北海道旅行は終了です。残りの北海道の場所は年末の総括時にするとしても、難攻不落と思われていた北海道という城も少しずつ切り崩すことで、ゴールがようやく見えてきました。 僕としては単に裁判所を巡っているだけですが、最北端行って、去年は最東端行ってと気付いたらちょっとした北海道通になっているかもということにムフフしたり、通帳を見てげんなりしたりしている毎日です。 あと、今後北海道のキツめの町としての比喩は室蘭と滝川を並行して使っていくことが今、決定しました。