久留米へ

土曜の11時、車に毛布、スーツ、着替え、革靴を積み込む。
右ポケットに財布が、左ポケットに携帯をあることを確認。
そして、運転用のそこの薄い靴を用意してデミオに乗り込む。
いざ久留米へ。
久留米に行くのは友達の結婚式のためで、式は日曜の九時半からである。
今までの経験上、朝出発で高速を一切使わず久留米まで行くと14時間ぐらい時間がかかるというのがあり、11時に出発することにした。
久留米まで行くルートは大雑把に言うと、2つのルートがある。
一つ目は、国道2号線を延々と西へ突き進み、九州に上陸して国道3号線を南下するルート。
もう一つは、鳥取の米子まで北上し、そこから国道9号を西へ突き進み、山口市まで行き、そこから国道2号線〜国道3号線というルートである。
今回は行きは、米子コースを使った。
まず、姫路バイパス経由で龍野まで。
そこから、湯郷温泉で有名な美作町を通過して院庄ICまで行きますた。
そこで、中国道経由で米子自動車道へ。
この米子自動車道を通るのは初めてなんだけれど、めちゃ景色がいい。
蒜山や大山の大パノラマを見ることが出来る。
これだけキレイな景色を見たのは、大分の九重山以来。
その景色に後ろ髪をひかれながら、米子へ上陸。
米子では山陰道という高速を使った。高速はあまり使わないとモットーだったんだけれど、値段が安かった。多分米子〜宍道までの区間は、1000円もしなかったと思う。
宍道山陰道が終点でそこから、9号線をひたすら西へ。
途中、多伎と言うところに風車が目印の道の駅がある。
そこに着いたときは夕暮れで、めちゃめちゃ景色が良かったんで、一枚写真を撮ってしまった。
そしてまた西へ。
恐らく浜田まで来たところで、ガソリンを入れた。細かくは憶えてないが、この時点で燃費が18,7kだった。
そしてさらに西へ。
益田から、日本海に別れを告げて山口へ向けて南西へ。
津和野を抜けて、山口市内へ。
益田から山口までの9号線はくるまが少なく、平均速度80キロぐらいで快適ドライブ。すれ違う車も少なく、灯りもホトンド無い。
山口市内へ来ると、灯りが多くて妙にホッとした記憶がある。
そして、山口の隣小郡へ。
小郡は結構都会で、東横インみたいなホテルもある。
そして、本州最西端下関へ。
とりあえず、そこで給油。
益田から山口の9号線のペースが良かったのか過去最高の20、1kを記録。
びっくり。
久しぶりに関門橋が見たかったので、下関ICから高速へ。
下関ICから乗って最初のサービスエリアの壇ノ浦でしばし休憩。そういえば、壇ノ浦サービスエリアに入るときに、一匹の狸を跳ねそうになった。

ここは対岸の門司港が一望できて、夜景が素晴らしい。ちなみにこの時点で22時。
風邪をひいていて、体力もそろそろやばかった。このまま、高速を降りて久留米を目指すのも、明日に堪えるので、大宰府まで行くことにした。
しかし、夜の高速ほどつまらない道は無い。
すれ違う車はないし、車も少ない。ペースは一定で、真ん中の白い線が眠気を誘う。
大宰府までの道は、眠気と暇との戦いだった。
窓を開け、のど飴を一気に三つ食べ、FMの音量を上げ、そして歌った。
無事、大宰府に着いたときには23時過ぎだった。
そこで、とある爺にメールをした。
「バイトちぅですかぁ〜」と打って送信。
それから久留米手前でマッハ氏から一通のメールが。
「検問してへんか?」
二通目は、
「四人殺害の犯人が逃げて逃走中、捕まえてくれ」・・・と。
夜は、筑後川の川原で車を停めて寝ようと思ってたけど、そのメールをやめて他を探すことに。
三通目のメールで
捕まったということを聞いて一安心。
その安心を感じた直後、ぴっ、ぴっ、ぴぴぃ〜と鳴り響き携帯電話の電池終了・・・。
ありえねぇ、、、と独り言。
そして24時頃に久留米に到着して、丸幸ラーメンセンターに車を駐車しラーメンに舌鼓をうつ。
そして、腹をおなか一杯にして毛布を被り就寝。
その時点で、風邪が酷くなり、顔が熱くてしかたなかった。鼻水は止まらないし、悲惨だった。朝七時半までに少なくとも、四回も目が覚めた。
明日に続きを。

今日の一句
2国にて 豚骨食べて 久留米を思ふ