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哲学いろいろ

               第一部 第三の種類の誤謬について

もくじ→2005-05-13 - caguirofie050513

付録四 共同主観夢

38 註:共同主観夢の眠り または 共同観念夢として慣習化されてしまった眠り

使徒パウロの書簡のなかで 《ローマの共同主観者への手紙》は 罪のちからである律法〔大雑把に〕すなわち共同観念夢じたいに対する共同主観夢を 原理的に正面から取り上げている。それに対して その慣習化された型式を 《ガラテアの共同主観者への手紙》を初めとする諸書簡は 扱っている。現実に形態化した罪の問題である。むろん 同じ観想にもとづいての議論である。
これらの中から いくらかの節を引用して それに註解を付すというかたちで 表題のテーマに今 迫ってみたいと思う。ここでの 註解の特徴は 日本人である共同主観者にとっての問題という視点になる。おおかたの批判を仰ぎたい。
ガラテア人への手紙》2:15−6:16

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