2013年 小学生将棋名人戦・東京23区予選 前編

2/3日曜日、小学生将棋名人戦・東京23区予選。


長男は小5。この大会に出場できる最後のチャンス。
名人クラス参加者は小学生が約40名。
東京23区の代表の1枠を争う。


長男は予選を2連勝し、決勝T(トーナメント)進出した。


<決勝T>


決勝T進出者は合計で21名。
長男より明らかに格上と思われる子が4〜5名いたが、
そのほとんどはトーナメントの長男とは反対側の山に固まっていた。
これは、またとないチャンスであった。


【1回戦】
予選でも対局した小3・Y太くんと再び対局。
勝利はしたものの、長男の対局姿勢は良くない。
よそ見多く、集中できていない様子だった。


【2回戦】
これまた小3。強豪のりゅうちゃんだ。
遠くからりゅうちゃんパパと苦笑いしながら見守る。
最後、長男玉に詰みがあったようだが、
きわどく勝利○。ラッキーだ。
課題だった姿勢はだんだんと良くなってきた。


【準決勝】
準決勝の相手は知らない子ではあったが、
対局が始まるまでの間、その子は椅子に座り、
じっと静かに対局を待っていた。「強いな」と思った。
結果は勝利○。これで決勝進出


トーナメントの山に偏りがあったよはいえ、
きちっと勝ち進むのは大変。たいしたものだ。
私は遠目で見ているだけなのに、手に汗びっしょりだった。


決勝の相手はたっくんとRくんの勝った方。
どちらも恐ろしく強い。



これまで気持ちなだらかだった山の斜面も、
最後は断崖絶壁の猛吹雪となった。。

Road to special places : By Unhindered by Talent →link


つづく)

2013年 小学生将棋名人戦・東京23区予選 後編



【決勝】


決勝で三茶同門のたっくんと対局できたら、それこそ夢みたいな話だが、
残念ながらたっくんは準決勝で敗退。
NHKでその勇士を見たかったのは私だけではないだろう。。


さて、決勝の相手は小4・強豪Rくん。
今年の倉敷代表であり、2年前に小2で小学生名人戦の代表になっている。


決勝対局前にふとスマホを見ると、
三茶のss先生から「集中して悔いのないように!」
との激励メッセージが届いていた。
長男にしっかりと伝え、親子共々ひきしまった。


いよいよ決勝戦が始まった。


仕掛けのあたりで少し作戦失敗したようだが、なんとか必死についていく。
それなりに均衡をたもって終盤に入ったが、
最後は終盤力の違いを見せつけられて、負け。代表ならず。


しかし、対局姿勢は今までで抜群に良かった。
ここまで力を出し切り、よく戦ったと思う。


局後、大げさに悔しがる・悲しむ様子はない。もう高学年だもんな。
どちらかというとさっぱりしていた。


しかし、三茶の宮田利男先生に電話で負けの報告したとき、
「げんこつ一つな」と言われ、泣きそうになったそうだ。
もちろん、げんこつされるからではない。


厳しくも温かい指導者に恵まれ、長男は本当に幸せものだと思った。


おわり)