2014防府北基地航空祭

山口県航空自衛隊防府北基地航空祭を見に行きました。 ブルーインパルスが来ないので、米軍三沢基地F-16戦闘機の曲技飛行がメインの呼び物です。


アフターバーナー全開で旋回するF-16

自衛隊F-2戦闘機も負けていません


防府基地の展示機

T-4初等練習機

T-7初等練習機

F-1支援戦闘機 F-86D T33などのゲートキーパーもありました

T-7練習機のフライトシュミレータに乗せてもらえました。

V-22 OSPLAY


V-22の危険性は増大Q:先程のテレビのニュースで、V-22 の開発に携わった米の専門家が V-22パイロットの僅かなミスが
重大事故に繋がり、以後危険性は増大すると発表したとのことでした。
開発に携わった技術者?であるので、我々よりははるかに事情を知っているのでしょうが、アメリカ政
府はこの件も含めて説明してほしいものです。
私の知っている範囲の危険性は飛行試験当初に頻繁に起きたものですが、Flight には次のような解
説がありました。
 ローターブレードは回転する翼ですが(プロペラも一緒)翼面に沿う循環(渦)は翼端から後方へ流れ
出します。普通は流れに乗って後方へ移動していきますが、ブレードの対気速度(ベクトル的に見て)
によっては回転面から大きく離れないことがあります。 こうなると何重にも重なった翼端渦によって
誘導されて回転面に流入する気速が非常に大きくなり、ブレードの迎角が非常に小さくなったり場合に
よっては負になります。 というわけで推力が極端に小さくなったり負になったりします。 ブレードで自
重を支えていたのがなくなりますから即墜落です。
確かこれに対して安全なコリドーをパイロットに指示する装置を開発したと聞いていますが、できなかっ
たのでしょうか?
いずれにしても水平速度が小さい時に起きるようですが。

N:この話はPS-1の時、STOL形態(PWR ON)で着水する場合、PROP回転面に降下に
よる空気流が下から上へ向かい、そのためPROPの左側と右側(上方から観て)にブレード
が後方から見て時計方向に回転していることから、右側にくるブレードの揚力(推力ですが)
と左側にくるブレードの揚力(推力ですが)に差が出て、上方から見てPROPは左向きモー
メントが発生(1Pモーメント)し、これにより、SDGのサポート部が亀裂が多発して部分的に
補強してその後亀裂問題は起こらなくなったという話に近いと思いました。
臨時的な対応であったがこの対策が踏襲された。P-2Jではこの1Pモーメントは問題になら
ない。何故なら、通常の着陸(PWR OFF)であり、同じT-64ENGでも違っていたわけです。
V-22の場合は、推力と揚力をローターで受け持つわけですから事態は複雑なのでしょう。
総合的な安全評価は、MAN&MACHINEであり、MACHINEの健全性で切り抜けようと
している日米政府は行き詰まる事になると思います。人間の僅かなミスが加わり安全が
確保出来ないシステムであれば、危険な航空機となるでしょう。
危険な飛行部分(ナセルのある角度の範囲)を完全自動化(パイロット操作できない)
をしてしまう方策で切り抜けられないでしょうか。
2012.07.14.2220i
V-22の事故調査干渉