いろいろ間違ってる古典

まめまめしきものは、まさなかりなむ。ゆかしくし給ふなるものを奉らむ。

等と言ったのは更級日記だったか。

更級日記って何? って人はWikipediaの更級日記の項を参照のこと。引用文は筆者が伯母から源氏物語を与えられたときの伯母の言であり、「実用的なものなんてつまらないでしょう。面白そうなものをあげましょう」とかそんな意味だったはず。まぁ、なんつーか教養に焦がれる文学少女とキャプション振れば崇高そうにも見えるが、実際のところ姪に甘い伯母と高価なおもちゃを欲しがる小娘と考えると案外何処にでもありそうな感じだったり。

当世でリメイクしたら単なる腐女子日記になるんじゃなかろうかなーとも。

ああ、話が大幅に逸れた。こんなことなら夏炉冬扇でも喩えに出すんだった…。後者のキャプションで話を進めるつもりが変なキャプション振ってしまった所為で脱線もよいところ。ついでなので大幅脱線することにして、古典の話でも。

古典は文体が独特なので読むの面倒ですが*1、案外面白いものです。高尚そうに見えますし、実際高尚なものとして扱われているのですが何だかんだで現在に通じる物があったりおもしろかったりするもので。

という訳で、過去に読んだ中で内容の覚えのある古典の怪しいキャプションつき紹介。日本の古典に限りませんが。…うーん、有名どころしかないや…。

無駄に長いので気になる人だけ続きをどうぞ。

*1:てか、そもそも言語の壁問題があるわけですが

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もはや持病

つらつらと古典紹介*1をやり始めて、案外名前は出てくるけれど内容が思い出せないものが多かったことにげんなり。寧ろ読んだことのないものが沢山出てきてがっかりしてみたり。修練が足りません。読書量はもっと足りてません。

本当はすぐ下に載せてるあの記事は、

教養とか最近お座なりにされてるけれど大事だと思うんだ。でも実用性とか経済性とか延々言われてるのでそういうの主張する事に罪悪感があるなぁ といった事をだらだら言いながら、教養主義的エリートを絶滅させる勢いの現状の教育ってどうなのよ? 正直愛国心問題とかよりそっちの方が問題だろ。

てか、正直実学万歳な現状って教養系の私としてはきついなぁ…。

てな風に纏める筈が気づけば意味不明な本の紹介に。取り敢えず引用内に入れたのは改めて書き直すことにしましょう。

ま、あれで古典に興味を持つ奇特な人はそう居ないでしょうけれど、居たら幸いですね。古典って言うと高尚なイメージありますけど、実はそうでもなくて普通に今に通じるくだらない具合とかも含んでるんですよ ってことがなんとなく言いたくなったのです。割と唐突に。

正直、教養は偉くなる為に身に付けるものでもなんでもないのですが、身につけた結果えらくなったと勘違いして これだから凡人は… とか、 欧米に比べて日本は…なんて嘆かわしい… とか言い出すのってくだらないと思うのです*2。もう少し、教養でも哲学でも良いのですが、窓口広くならないかなぁ…と下らなく考えた結果があれなのですが。

教養系ってか、広く浅く役にも立たない知識の蓄積ってのがどうやら私の逃れ得ない病の一つのようです。

*1:続きを読む仕様にしたら、なぜかこの記事まで見えなくなってしまったのでこの記事を上に。

*2:まさに不平豚。文句いうならもっと建設的に言うべきだろ と思うので。