世界ジュニア選手権


男子の羽生選手に続き、女子では村上選手が優勝とのことです。昨年のジュニアのグランプリシリーズファイナルと同じ結果。今年のジュニアは男子・女子とも日本勢がタイトル総なめです!

フィギュアスケート:ニューアイドル村上佳菜子“エレガント”に優勝


フィギュアスケートの世界ジュニア選手権は13日、オランダ・ハーグで女子フリーを行い、ショートプログラム(SP)2位の村上佳菜子(15)=グランプリ東海ク=がフリーでトップの106.47点をマークし、合計165.47点で初出場初優勝を果たした。日本女子の優勝は05年の浅田真央(19)=中京大=以来5年ぶり6人目。男子は羽生結弦(15)=宮城ク=が制しており、日本勢の男女アベック優勝は織田信成(22)=関大=と浅田の05年以来、5年ぶり2度目の快挙となった。


初出場の大舞台で、自己ベストを更新し、村上がジュニア世界一に輝いた。首位と0.80点差で迎えたフリー。「白鳥の湖」に乗って11個の要素をミスなく華麗に滑りきった。スケーターの資質を示す「スケーティング技術」は、出場者で唯一6点を超える6.50点。“女王”にふさわしい内容に「優勝できて、すごくうれしい。この大会に出ていること自体が不思議な気持ちだった」と、松浦亜弥似と評される端正な顔でほほえんだ。


浅田も師事した山田満知子コーチの指導で力を伸ばしてきた。153センチと小柄な15歳を「海外の関係者が“エレガント”と評価してくれて、うれしかった」と同コーチ。本人は「五輪出場より、早く満知子先生のような指導者になりたい」と“天然ぶり”で周囲を慌てさせる一面もあるが、資質には疑いがない。ルッツの踏み切りにクセがあり、この日も冒頭の3回転ルッツで減点されたが、関係者は「減点されても毎回チャレンジしている。逃げないから必ず克服できる」と精神面の強さも評価している。


大会前は中京大のリンクで浅田と一緒に練習する機会もあったという。銀メダリストが身近にいることで、刺激を受ける日々。4月からは浅田の母校、中京大中京高に進学する。「来季シニアでやるかは決めていない」と言うが、中京大には昨年、国際規格より一回り小さいリンクも完成し、さらに練習環境が整う。無邪気に「もっといい演技ができるようになりたい」という15歳は14年ソチ五輪で、浅田らとともに最強代表の一翼を担う可能性を秘めている。


◆村上 佳菜子(むらかみ・かなこ)1994年(平6)11月7日、愛知県名古屋市生まれの15歳。愛知・前津中3年。ジュニアクラスに初めて参戦した08〜09年シーズンに初出場のジュニアGPで優勝。08年の全日本選手権に出場し、最年少ながら7位に入り新人賞を受賞した。今季は出場した7大会のうち、6大会で優勝。昨年12月のジュニアGPファイナルを制し、全日本選手権でも5位と健闘した。153センチ。今春、中京大中京高に進学予定。(スポニチ


(2010年3月15日)



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