劇場版 戦国BASARA −The Last Party−



群雄割拠の戦国時代。織田信長亡き後、台頭した豊臣秀吉は日本をまとめるべく、武による統一をはかった。しかし伊達政宗によってその野望は頓挫することになった。そして再び混沌の時代が訪れようとしていた…

その混沌の中、台頭するのは2人の武将。
1人は、秀吉を崇める石田三成。秀吉を討った正宗に対する彼の憎しみは果てし無いものだった。
もう1人は、徳川家康。槍を捨て、拳一本で勝負するようになった家康は、”絆”による日本統一をはかろうと画策する。

そして男達の思いは、関が原でぶつかる!



観賞日

2011年6月10日





【63点】








一大ブームとなった歴女を増やしたとされるゲーム「戦国BASARA」。


そして当然、人気コンテンツであるが故にアニメ化された。
そしてさらに今回映画化されたわけだ。
(ちなみに今回の映画はゲームの「戦国BASARA3」を下敷きとしている)




評論といっても大した事を書けないのがこの映画。

今回は短めです。















で、気になる内容はというと

いつも通りのBASARAでした(笑

バカっぽいド派手なバトル演出と、やたらとカッコをつける武将達、そして戦国時代という時代背景をおかまいなしに繰り広げられる展開。


まあーツッコミどころはありまくりながらも強引に押し通せるパワー。
それこそがBASARA。
















今作は、
石田三成徳川家康といった関が原の大将と、伊達正宗・真田幸村といったいつものメインメンバーの絡みが中心。

というか、上映時間が短かったために結局は「そこしか」描けなかった。

ゲーム版で出てくる人物はもうちょいいるのに、そのあたりを上手く生かせなかった形だろう。





なんとなーく消化不良なかっこうだ。
また、元親のアニキなど前作までのキャラもなんだか薄い。

無理やり”出した”程度にしか過ぎない。







相変わらず伊達政宗の主人公感はマックスだ。

彼のファンの方は劇場に足を運ぶのも吉かもしれない。











ただラストの展開が気にくわない。

なぜ関が原を主戦場にして、三成と家康にスポットライトをあてようとしたにも関わらずこうなったのか。

ある意味次回作をつくれるような仕組みにしたかったのだろうが、
そこをはっきりさせなかったのが残念でならない。


ラストの酷さによって点が大きく下がったのもまた事実だ。









ただ、1期のオープニングを思わせるようなエンディングの踊りは必見。

BASARAスタッフはやはりやらかしてくれました(笑