一滴の

ひとりで 泣かないで。
そばに いさせて。
それが 見ず知らずの 人でも。

受け止める てのひらが
尊いものだと 
一瞬を 永遠に 
生きることもあると

そんなこと
わたしたちは すでに知っている。

こぼれおちる 一滴に
込められた 宇宙。
くるりと 廻りながら落ちて
大地をもっと 透明にする。

愛してると同じぐらい
憎らしいと叫ぶ。

二度と離れたくないと願いながら
いっそ消えてしまえと毒づく

腹から突き上げる その想いは 
遠い昔から続く 未来への記憶。

ただ 祈る

どうか しあわせに 
あなたが しあわせに
それ以外に 
わたしの しあわせは ない