初詣
1月2日
急に、休みを同僚に頼まれて交換。chosu-pampaが3日出勤、2日休みとなった。
初サキソフォン練習に付き合いその後、昼食時に正月の侘しいが心尽くしのおせちを家族揃って囲んだ。
きんとんは、故郷の友の送ってくれたさつまいもにchosuが、職場で安く買ってきた白あんを混ぜて、むき甘栗を芯にいれて茶きんしぼりの和菓子風にアレンジ。
なますも、たたきごぼうも煮しめも材料の野菜は皆、彼女の耕した畑で育てて送ってくれたもので作ったから、ふるさとの味だ。
田作りは、炒っている時にガスの火を止めずに、ナッツの袋を捜していて焦げてしまった。
何でも初めに準備してから、取り掛からないとだめだと反省。苦い味になったので、水あめと醬油をあとから足して、にが辛い味になってしまった。
ピーナツを入れるのは、故郷の隣のおばさんから教わったが、このところアーモンドやくるみなども混ぜている。
伊達巻は、やや焼きすぎてアルミにたくさんこげが着いてしまったので、やせた巻物となった。
寒天は、工夫した。柚子の皮と絞り汁も混ぜてオレンジジュースで作った、日の出寒天と淡雪寒天で雲を表した。だが、chosuは、「月の出」寒天と命名。なるほど、義母の送ってくれたりんごで、お月様に兎りんごにして添えてみた。
デザートのフルーツポンチは、義母が教えてくれたものだ。
毎年、水だけのもの、ワイン、牛乳入りの寒天を入れるが今年は、淡雪と柚子&みかん味も加わった。
一服後、街の氏神様へ夫婦で初詣に出かけた。chosuは相変わらず、誘っても行かない。
小さな神社の、短いささやかな参道には竹筒が並んでいた。蝋燭の明かりを灯した跡がある。大晦日に灯したのだろう。
うらぶれてひっそりとした氏神様。誰もお参りに来ていない。がらがらと鈴を鳴らし、10円玉をお賽銭に投げ入れた。
家族と知人友人、親戚一同と世界中の人々の平和と安寧を祈る。
おみくじを引くと「小吉」
夫婦で神社を背景に写真を撮ろうと腕を伸ばすが、なかなかうまく出来ない。セルフタイマーで写そうとしていたら、初老の紳士がやって来た。
快く私たちを写してくれた。
小吉がてきめんに効いたのだ。
小さな鳥居を遠くから見ると、左右に大きな大きなケヤキが聳え立っている全景が見えた。堂々と青空に向かって伸びている。まるで夫婦のように、寄り添ってこの神社を守ってきたようにも見える
道祖神の周りには、小さな灯篭の石が数個。だが皆屋根部分は下に転がったまま。関東大震災以後、そのままなのではないか、などと思った。
chosu-pampaが、独身の頃、故郷の父親からもらってきたシャコ葉サボテンが30年たっても元気で、今年も花開いた。
丁度元旦に合わせたかのように。無口な父で、息子に
大切なことは何も言わないが・・・。